トム・リドルが唯一友達になった子、口数が多すぎる。   作:八重歯

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11 「……だめじゃないか、トム。迷子になるよ?

 

 

 フィンレイは屋敷の図書室に行き、今度リドルが来たら読ませてやろうと思う本を数冊見繕った。『近代魔法史』と『ホグワーツの歴史』それに『著名な魔法使い・魔女の輝かしい功績』という本だ。

 つい夕方から図書室の奥に篭りっぱなしになってしまい、もう夜も遅い。不思議と空腹は感じないしもう寝てしまおう。

 

 そんな事を考え本の表紙を撫でながら毛並みの長い赤色の絨毯の上を歩いていたが、ふと顔を上げる。

 フィンレイは壁に飾られた肖像画を見ていた。じっとそれを見つめるフィンレイの腕から、ばたばたと本が滑り落ち床に散らかった。

 

 

「……トム……」

 

 

 それはトム・リドルの肖像画だった。

 いつもの無表情で、それで、眠っているのか目は閉じている。美しいリドルの周りには銀色の薔薇と蛇が描かれ、蛇はリドルの体や顔の上を我が物顔で這っている。そんな、美しくそれでいてどこか悍ましい肖像画だった。

 

 しかし、フィンレイはそれを魔法画家に描かせたことはない。それどころか、昨日までここにこんな肖像画は無かった。この肖像画は、屋敷の一部として急にここに現れたのだ。

 

 その意味を、フィンレイは知っていた。

 フィンレイはきゅっと下唇を噛むと、その肖像画から目を逸らし踵を返す。途中で壁掛け時計を見た。時刻は夜の十時を過ぎたところだった。向かうのは、自身の研究室だ。

 

 強く扉を開け放つ。試験管や魔法薬が並ぶ棚を通り過ぎ、部屋の奥にある小さな金庫の前にしゃがみ込む。それは金庫だが、南京錠に鍵穴は無かった。

 

 

「ペル・パクトゥム・ウィンドルミア・アペリアトゥル」

 

 

 そう唱えながら杖先で南京錠を撫でる。途端にかちり、と音がして南京錠が外れた。フィンレイはすぐに扉を開き、中に入っている小さな円環の砂時計がついているネックレスを取り出した。それは手のひらに収まるほど小さなもので、砂時計の中の銀色の砂はゆっくりと落ちたり登ったりを繰り返している。

 

 

「父さん、ちょっと借りるからね。苦情はトムに言って」

 

 

 そう言い訳を呟き立ち上がり、足早に自室へ戻る。心臓が嫌に早く打っていたが、指先は酷く冷たかった。

 自室の扉を開ける。誰もいない。そうだろう。ベッドまで大股で近づき、腰掛ける。部屋にある置き時計の針は十時十五分を指していた。フィンレイは大きく息を吸い込み、長く細く吐いた。目を閉じ、握りしめた両手を額につける。

 

 

「僕が戻れるのは、五時間。だけど、多分、それじゃあ間に合わない……トムがいつも来るのは四時ごろ……六時間……」

 

 

 フィンレイは悩んだ。これを使用するのは、五時間が限度だと、昔は父に教わった事がある。一度父に付き添われて使用した時は三時間ほどで、特になんの問題もなかったが、言われていた時間よりも多くったとき、どんな副作用があるのかを父は明言しなかった。

 ただ「これ以上は危険だ」と言われただけだ。その時はまだ幼く、深く考える事なく納得していた。

 

 

「僕が忠告しなかったからだ。──そうだ、トムはマグルの世界に住んでいるんだ。……旧家の魔法使いの家の危険なんて、知るわけがない」

 

 

 魔法族の一般常識が、リドルにはごっそりと存在しない。

 古くから続く旧家や名家の家は大抵どこか呪われている。一族に対する呪いであったり、侵入者に対する呪いだったり。それは様々で、ただの美術品に見せかけて人を殺す力を持つものだってある。そんなものが当然のように飾られているのが純血魔法族の家であり、フィンレイの家──ウィンドルミア家にもまた、屋敷に特殊な魔法がかかっていた。

 

 

「成功したら、元通りになる。失敗したら、僕も消える。……大丈夫、世界にとってトムと僕がいなくなっても、きっと、なんの痛手もない、何も変わらない」

 

 

 フィンレイは自分自身を鼓舞するためにそう言うと、決意のこもった目を開き、そっと拳を解く。ネックレスを首にかけ、砂時計を六度回した。

 

 

 そう、フィンレイが使ったのは過去に戻る事ができる、逆転時計だった。

それは死の研修者であった父が、次元を越えるために作った副産物であり、魔法省が管理する前に一つ持ち帰っていたものだ。

 

 

 何も変わらない。そう、見えた。

 しかしフィンレイはすぐに自分に目眩まし術をかけると、ベッドの裏に行き身を隠す。

 

 じっと息を殺し、心を沈ませた。

 

 

 数分後、かちゃりと扉が開く音がした。こつ、こつ、と歩く音。それは数歩で止まりしばらく沈黙が落ちる。

 

 

「……出かけているのか」

 

 

 リドルの独り言が響く。フィンレイは目を震わせ、音を出さずに詰まっていた息を吐いた。

 

 

──よかった。間に合った。

 

 

 フィンレイは胸に安堵が広がっていくのを感じた。

 リドルは部屋の主がいない事に、珍しいと考えながら部屋を見回す。その時、机の上にある時計は四時二十分を刺していた。

 

 暫くリドルは部屋でじっとしていたが、すぐに踵を返し迷う事なく、躊躇わずに扉を開けて出ていってしまった。

 見失ってはいけない、とフィンレイもすぐに──それでいて見つからないように慎重にリドルの後を追った。

 

 逆転時計を使い、過去に行ったとしても過去を変えてはならない、と言われている。そこから全てが狂い、辻褄を合わせるために存在していたものが消えたり、未来が変わってしまうからだ。フィンレイはそれを知っていたが──知った上で、過去を変えようとしていた。

 

 

 リドルは、ウィンドルミア家の屋敷に囚われてしまったのだ。

 屋敷は、住人達の濃い魔力を何百年も受け続け、生き物と物の中間の存在になってしまった。明確な意思や思考を常に持つわけではないが、海底から浮かんでくる泡のように、たまに自我に似たものが現れ、時々悪さをしてしまう。──気に入った者を、帰さないのだ。

 他人がこうも足繁く通うことなど、今まで無かった。屋敷にとって、ウィンドルミア家の者でない魔力は新鮮で、価値のあるものだったのだろう。だから、リドルは気に入られ屋敷に飲み込まれ、屋敷の一部として飾られてしまった。

 

 

 リドルが真っ先に向かったのは厨房だった。フィンレイは少し時間を置いてから厨房に近づく。あまりすぐ入ると、リドルに怪しまれるだろう。しかし、厨房には何もないはず。もうハウスエルフは地下に控えているだろうし、面白いものはなにもない。──そう思ったが、ふと、鼻腔を甘い匂いがくすぐり、フィンレイは息を呑んですぐに厨房を覗き込んだ。

 

 動いていないはずのオーブンが動き、クッキーを吐き出していた。フィンレイは舌打ちしたい気持ちを堪え、杖を振る。リドルの意識をクッキーではなく、他のものに誘導するためだったが、壁際に並んでいるターナーとレードルをガチャガチャ動かしても、リドルは一瞥しただけでクッキーを摘み上げ、口の中に放り込んだ。

 

 

「甘すぎる」

 

 

 どうやらリドルの口には合わなかったようで、一つ食べただけで終わった。フィンレイは最悪は回避できたと微かに安堵したものの、まだ油断はできない。彼は屋敷が用意したクッキーを食べたのだ、何も起こらない方があり得ない。

 

 

 リドルは次に書斎へ向かい、フィンレイもその後を追った。書斎は朝に使ったからか少々荒れていて、フィンレイは片付けておけばよかったと内心で呟く。

 その時、リドルが突然振り返った。

 隠れる場所もなく、フィンレイはぴしりと固まる。──しかし、リドルは何の反応も返さずまた前を見た。

 

 大丈夫、目眩まし術はかかっている。トムでもなかなか見破れないはず。油断しなければ、大丈夫。 

 

 フィンレイはそう自分に言い聞かせた。

 

 

 

 ホールに出たリドルが次に開けた扉の先は食堂だった。

 フィンレイが心配していたようなリドルを歓迎する料理は並んでいないが、いつもは無い空の皿やカラトリーがずらりと用意されていた。

 

 リドルはそれらに興味はなかったようで、剥製の鹿を睨み上げると、無言で扉を閉め、別の部屋へ向かった。

 

 食堂の次にくるのは、きっと図書室だろう。あそこが一番近い。フィンレイはそう考え、リドルより先に図書室に行くと鍵を閉めた。図書室の奥には自分自身がいる。しかし、リドルを見てはいない。彼の性格を考えれば図書室で数時間は過ごしそうだし、それがなかったという事は、多分入れなかったのだろう。

 

 そう思ったが、リドルは一度鍵に阻まれ──二度目にあっさりと鍵を解除し、図書室に入った。

 

 その瞬間、屋敷がリドルの願いを叶えているのだと、フィンレイは気づいた。どうやらリドルはかなり屋敷に気に入られたらしい。

 

 フィンレイは図書室での様子を見ていたが、リドルは入り口近くで全体を見渡し、近くの棚から一冊の本を取り出しただけで読み耽ったりする事はなく、すぐに出ていってしまった。

 ふと、フィンレイは思う。トムは一体何をしているのだろうか?図書室を探しているわけではなかった?……もう、屋敷に操られている?

 

 

 

 図書室の次にリドルが入ったのは、研究室だった。研究室にはかなり危険なものが多く、フィンレイはリドルが反対方向を見ているうちにそっと危険な物が見えないように隠した。

 隠しそびれた物の中に、発狂させる言葉を吐く魔法薬があり、リドルがそれに耳を傾けた時はもうダメかと思ったが、リドルは本能的に危険を感じたのか内容を聞く前に身を引いていた。

 

  

 

 次の部屋は、薬草の匂いが立ち込める調合室だった。昨日から作っている薬が鍋の中で撹拌され続けている。薬は劇薬ではなく、一時的に五感を鈍くする薬だ。リドルが興味を持ったとしても問題はない。流石に、このヘドロのような濁った色の薬の味見はしないだろう。

 フィンレイはそっと杖を振り、素手で触れると爛れてしまう材料を隠した。「かちゃ」と音がなったが、リドルは一瞥しただけだった。

 

 

 

 フィンレイはリドルより先に調合室から出る。まだ他にもこの家には彼の気を引きそうな部屋はいくつかある。先回りするべきか、それとも見守るべきか──あたりを見回し、ふと、フィンレイは違和感に気付く。

 

 

 正面玄関の扉が開いている。

 

 

 ありえない。あんなに大きく、開け放つことはない。正面玄関は、いわば──屋敷の口だ。

 

 フィンレイは扉に向かって杖を振るった。扉がゆっくりと閉まる。ぎ、ぎぎ、と反抗するように蝶番が軋んだ。

 扉が閉まったのと、リドルが調合室から出てきたのはほぼ同時だっただろう。もしくは、わずかにリドルの方が早かったか。

 リドルは玄関の扉をじっと見つめる。行かないで、早く部屋に戻って欲しい。そのフィンレイの思いは届かず、リドルは何かに導かれるようにして正面玄関の扉を開けた。

 

 ぴし、と家鳴りが響く。窓ガラスが風もないのに震える。それは屋敷の喜びの声か。

 

 フィンレイは長い廊下の奥を無表情で見つめ、リドルの後を追った。

 

 

 

 リドルはすぐ見つけることができた。庭園を見つめ、突っ立っている。美しい庭園を見て感動しているのかと思ったが、その目はどこかぼんやりとここにはない何かを見ているようだった。

 フィンレイは木々の間に隠れる。何かを感じ取ったリドルが本の目と鼻の先まで近づき、フィンレイは息を殺して気配を消した。

 

 その時、フィンレイは『何か』を感じ取った。言葉にするのは難しく、言い表す事はできない。『何か』がこちらを──いや、トム・リドルを見ている。

 

 それは庭園全体をゆっくりと包み込んだ。じり、とリドルが半歩下がり屋敷の方に足を向ける。本能的に危険を察知し戻ろうとしているのだ。だがその先は屋敷の中であり、フィンレイは無駄な足掻きとわかっていたが左側に草花でアーチを作り、リドルを誘った。屋敷に入らせないために。

 

 しかしリドルは草花のアーチを見て何か異質な物を感じ取ってしまい、玄関へ足早に向かう事となった。

 

 フィンレイは珍しく焦燥感を滲ませて走り、リドルよりも早く玄関に入る。そこはいつもと同じようにフィンレイを受け入れ、玄関ホールの壁掛け時計が六時を告げる音を低く六度鳴らした。後四時間ほどある。屋敷の中に戻ったなら、次はどこに行くのだろうか。

 

 

 はた、と足を止め、フィンレイは振り返る。

 

 

「……チッ」

 

 

 そこに広がる光景を見て、無意識のうちにフィンレイは舌打ちをこぼし、壁に背を預けため息をついた。頭を壁につけ、そのままずるずるとしゃがみ込む。「はあぁ……」と大きなため息が口から溢れた。

 

 すぐそばにいたはずのリドルの姿が消えていた。

 あの一瞬、意識がリドルではなく『時間』へ向いてしまった。屋敷はその隙を見逃さず、玄関の入り口を他の扉に繋げリドルを分断させたのだろう。

 

 フィンレイは一度眼を閉じ、どうするべきか思案する。この屋敷は住人に牙を剥く事はない。排除するのは悪意のある他人だけだ。もし、今ここで暴れて屋敷を壊したとしても、それが住人の暴動なら屋敷は受け入れるだろう。

 

 飲み込んだトムを返して欲しい。そうフィンレイは願うが、その願いはうまく届かない事を知っていた。──屋敷に意思はないのだ。ただ好ましい膨大な魔力を、自分に取り込みたいだけで。

 

 眼を開け、止まっていた歩みを再開させた。

 向かったのはリドルの過去の未来、肖像画がかかっていた場所だ。時刻は午後六時過ぎ、自分は午後十時まで図書室に篭り一度も出て行く事はない。あの時に異変はなかったため、図書室にリドルは居ないだろう。

 

 肖像画や風景画が並ぶ廊下で足を止める。リドルの肖像画があった場所はまだ何もかけられていなかった。まだリドルは取り込まれていない。

 

 探そう。隠されてはいるが、この屋敷のどこかにいるはず。屋敷はウィンドルミア家の者には危害を加えない。

 

 フィンレイは目についた場所の扉を開け、中を調べ始めた。

 

 

──それから三時間半。リドルはどこにもいなかった。

 

 屋敷のどの扉も、廊下も、階段も──もう何度踏みしめただろう。指先は冷え、靴の裏は石に貼りつくようだった。

 

 おかしい。広く立派な屋敷とはいえ、これ程見つからないのは不自然だ。すれ違っている?屋敷が会わせないように、操っている?

 

 フィンレイは一度自室の前まで戻り、リドルが歩んだ道をなぞってみた。厨房、書斎、食堂、図書室、研究室、調合室。

 

 そして、玄関ホール。

 調合室の扉を閉めながら玄関を見る。

 何もいない。ただ、暗闇があるだけだ。

 

 もう夜の十時に近づいている、外が暗い事は当然だが、フィンレイは続く廊下を見て、眉を寄せた。

 

 灯りが消えている。この屋敷は、夜中でも明け方でも、いつでも灯りがついていたはず。玄関ホールだけが奇妙に薄暗い。何かを隠しているかのようで、フィンレイは黙ってその闇へと近づいた。

 

 何も見えない、けれど、ここに『居る』んだ。

 

 フィンレイにとって、その闇は怖い物でも、忌避すべき物でもなかった。当然だ、フィンレイはこの屋敷で生まれ、この屋敷で暮らしているのだ。フィンレイにとってこの屋敷は唯一の安全地帯であり、居場所だ。その闇は眠れない夜を優しく包み込んでくれるような、とろりとした重さを持っていた。

 

 

「……フィンレイ」

 

 

 微かな、縋り助けを乞うような。そんな呟きが聞こえた。吐息と共に吐き出された、空気を震わす言葉。その姿は見えなかった。ただ、闇があるだけだ。

 

──ああ、でも、姿が見えなくてよかったかもしれない。君は、そんな姿見られたくなかっただろう。

 

 

 逆転時計を使う時、姿を見せてはならない。影響を与えていると知られてはならない。それは過去へ行くにあたってのルールだ。

 

 だが、フィンレイはふっと柔らかく微笑み、目眩まし術を解くと、その闇へ向かって手を差し出した。

 

 

「……だめじゃないか、トム。迷子になるよ?」

 

 

 黒い闇がゆらりと動く。姿は見えないが、確かな質感がある何かが手を取った。

 温度がない、大丈夫。まだ形がある。取り込まれていない。名前に反応したんだ、ここにトム・リドルは存在する。

 

 

 壁掛け時計は午後十時の音を重く鳴らした。フィンレイは手を繋いだまま自室へ急ぐ。すれ違う肖像画達はもう眠っていて、フィンレイが闇を引き連れていることに気がつかなかった。

 

 世界を正して行くように、フィンレイは戻った。一度後ろを振り返ると、先ほどはなかった白い手が見えた。手に力を込めれば僅かに握り返される。少し、ぬるい手の温度が伝わった。

 

 ぽつ、ぽつ、と廊下の灯りが灯っていく。それはまるで、迷子が家に帰る道を照らすようだった。

それに伴い薄暗い闇の中に溶けていたリドルの輪郭が、はっきりと濃くなっていく。

 フィンレイは胸を撫で下ろし、自室の前に来た。手をすっと離す。それは最後、人差し指を絡めて名残惜しそうに離れた。

 

 リドルの正面に回ってみたが、視線が合わない。まだ、視界は屋敷に囚われているのだろう。フィンレイはそっと扉を開ける。リドルの瞼が微かに震え、目が扉を認識したのを確認し、フィンレイは部屋の中に入った。

 

 ちょうど、部屋の中にいた自分が、過去に戻っているところだった。

 入れ替わるようにしてベッドに座り、ほっと息を吐く。体が重い、時間旅行をした副作用だろうか。でも後少しだけ、耐えなければならない。

 

 フィンレイはいつものようにベッドの上で本を広げる。きぃ、と扉が大きく開かれる音がした。ぴくりとフィンレイは肩を震わせ、ゆっくりと顔を上げた。

 そこにはトム・リドルがいた。フィンレイは表情を緩め、ようやく肩にこもっていた力を抜くことができた。 

 息を吐いたとき、髪が頬にかかりフィンレイはいつものように耳にかけた。

 

 

「……トム?こんな夜中にどうしたの?」

 

 

 あとは、彼に知られないようにしなければならない。過去を変更した事は、絶対に秘密だ。

 

 

──でも、大変だったし忠告はしておこうかな。

 

 

 フィンレイはいつものように軽く笑った。

 

 

 

 

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