Nランク[のじゃロリ天使姫]に転生した! 作:何処にでもある
周年は勿論壊れですが、ヤケクソ石配布とキャラ実装のお祭りも楽しいですよね。
フレンドにそのレベルの激強が居ると頼もしいと思います。
██フ██? ██「███愚██
██歴───███████████
「取り敢えずサクラと「
「日記は…その顔は見たな? ならばサクラの中にある妾の要素については」
「俺は部屋の隅にある塵芥を気にする程潔癖ではない」
「妾の事はゴミ扱いか……」
「いや、存在価値ではなく不純物という意味合いだ。殆ど有ってないような物だろう? 俺は純度100%を求める気狂いではない」
「それは事実じゃが…しかし…うーん…」
「あの、私の意思は?」
この機に及んでまだ自分で決められると思っているのか?
そう言外にヤマトが睨むが、レナイアは全く察さずに異議を申し立てる。
心で負けた癖に図々しいと思うが……厄介なことに彼女の後ろには召喚した継承者達が居る。
無視したくても出来ない規模である以上、ヤマトは渋々と口を開いた。
「そんなもの必要か? お前は別にサクラに転生しなくてもローズやセンに産まれられるだろう」
「そんな…転生者は使い切りなんですよ! たった二つしかないのにどうやって生きていけって言うんですか!」
「そもそも今のお主に生きる意味なんぞあるのか? 自分の生きた古き世界が救いようの無い物と知ったばかりじゃろう」
「別の手段を見つければいいじゃないですか。滅ばなかったことにするのが無理なら可能な限り蘇生するだけです」
「それ、何億年前の話なんじゃろうなぁこれ……昔の話過ぎて眠らせるのが安牌な気がするのじゃ」
「流石にもう終わったと受け入れろ。それともなんだ、其処まで蘇らせたい理由があるのか?」
「そりゃああるよ!」
心底嫌だが、動機を聞かない事には始まらない。
ヤマトは指をピクつかせながら問い掛け……。
「私は救世主だから世界を救う。当たり前じゃない?」
「よし、其処に直れ。その腐り切った幼稚な夢を断ち切ってやる」
「ヤマト、どうどう……気持ちは分かるが抑えるのじゃ」
もう3ヶ月殺し合う決意を押し固め、それをルシファーに止められた。
厄介なことにこの異常者の実力と人質は本物だ。気安く殺すには何かと問題があった。
ルシファーは2人の距離を離すと、間に挟まって仲介役を務める事となった。とんだ役回りである。
「良いか? お互い距離はそのままじゃぞ……では話を戻すぞ? ヤマトは歴史の改変なく妹を取り戻したい。レナイアは長生きしたいから転生者がもっと欲しい。異論は?」
「「無い」」
「よし、良し…では質問じゃ。ヤマト、レナイアを殺さない意思はあるか?」
「ある。サクラが無事に戻るならば問題はない」
「ではレナイア、転生者の人格を戻すのは可能か?」
「無理。時間を戻してもコレが私の身体なのはもう変わらない。我異能者ぞ?」
「Quick Code 8:──」
「あー待て待て待て!!!」
余りにも呆気ない平和であり、交渉は決裂した。
それによって最も早く死ぬのは誰か? そう、間に居るルシファーである。
別にここで死んでもルシファーとしては問題ないが、流石にそれで箱庭が壊れるのは後ろめたさが勝る。両手を広げ必死に呼び止め……ヤマトとNo.1の亡国の騎士は何とか止まってくれた。
「待て、待て! ヤマト、こやつの言葉をあまり信じるでない! 自分の異能すら詳しくない奴じゃぞ! 無知の言葉を鵜呑みにして、有り得た筈の道を自ら閉ざすでない!」
「未来の救世主に対して不遜じゃない?」
「む……それもそうか」
「なんでそれで納得するの?」
日頃の行いと短い間でも分かった人となりとは不思議な物で、なんとかルシファーはヤマトの怒りを収める事が出来た。嫌な信頼も有ったものである。
「そうさな……先ずこやつの異能からじゃ。99人もおるなら誰か方法を知っとる奴がおるじゃろ」
「えぇ〜? 私これでも召喚中は全員の能力を扱えるんだよ? それで出来ないって言ってるんだから絶対の摂理に決まって──」
(スッ──)
複数人が手を挙げる。喋れなくても心はあると言うルシファーの言葉に偽りは無かったようだ。
「………出来るの?」
(複数人が頷いている)
「私が出来ないのに出来るって主張するの生意気じゃない?」
「レナイア、どうどう……部下が頼もしいのなら良いではないか。主君を名乗るならばそれ相応の度量も見せつけよ。偉大な救世主とはそういうものじゃ」
「良くやった! 大義である! 早速やれぇ!」
「ふーっ……ふぅ」
能力を扱えても頭の出来までは真似出来ないようだな? ヤマトはそう言いたくなったが、喉辺りのギリギリで食い止めた。
ルシファーの心労が溜まった顔を見て思い直したからだ。
(トントン)
「……ん? どうしたお主…ああ、伝える為の紙とペンじゃな」
その時である。継承者の1人…No.5の[黒の智者]がルシファーの肩を叩き、何かを伝えたそうにしているではないか。
ルシファーはやり方を書くのかと手持ちのペンと紙を渡すと、サラサラと何かを書いて──そのまま、レナイアに紙を叩きつけた。
「アバババババ!!───グエ」
「えっなにしとるんじゃ…死んどる……えっマジで何しとるんじゃ」
紙を当てられたレナイアは幾らか苦しむと、程なくして円盤が粉々になって事切れてしまった。
召喚物、まさかの反乱である。
「……おい待て。妾を担いで何をする気じゃ。レナイアの…サクラの死体に押し付けて何するつもりじゃ。服を剥がす前にマジで何の為か教えてからやるのじゃ!」
(トントン)
「……俺にも何かするのか?」
(フルフル)
「待て、今紙をって、お前、自分で持ってるのか……」
やーめーるーのーじゃー! と叫ぶルシファーを横目に、ヤマトはコチラに来たNo.5から一枚のメモ用紙を受け取る。
其処にはこんな事が書かれていた。
この能力は命令した事に関して従えさせる能力は有りますが、命令をしっかり吟味しないとご覧の通りになる危険性が有ります。今回の反乱はそのせいです。
世界を壊す力を宿したのが異能ですが、この能力は召喚に加え召喚物の維持にも世界の寿命を使用します。これは同時の異能対策組織が世間に公開出来ていたくらいの確固たる事実です。
その速度、1人1秒に付き100年。それを100人分ですから、今も毎秒単位で世界は一万年の寿命をすり減らし続けています。
その対抗策は複数あり、
持ち主を殺してこれ以上の被害を食い止める。
膨大な魂の持ち主を生贄に世界の寿命を延ばす。
持ち主をその魂に至るまで完膚なきまでにぶち殺す。
などが挙げられます。異能者は解脱させても戻って来るので破壊しかありません
「……お前が異能に関して詳しいのは理解した。だがサクラはどうなる?」
2枚目のメモ用紙が渡される。
前提知識を得た上で説明したかったようだ。
彼女が1:500秒換算の……莫大な魂の持ち主なのが功を奏しました。幸い日記を見る限り本人も人並みの寿命があれば充分そうですし、余りの約3那由多の年月は世界に還元させます。
妹様の人格に関しても問題ありません。
文字通り転生者の全てを記録し、その活動を継続させるのです。
例え過去に及んで存在が消えたとしても、全てが自動的に補完されるでしょう。
転生者最大の欠点と化していた失敗者も遂に消えましたから、態々分ける必要もありません。
ご迷惑をお掛けしましたが、これで全て解決です。
新世界在来のヤマト様におかれましては、今後とも自分の人生をお歩みください。
「──そんな訳がないだろう」
ヤマトがグシャリと紙を握り潰す。
だってそうだろう。
要は転生するからサクラと纏めて殺すと宣言しているだけではないか。
「転生者も異能者も、元は手前らの不始末だろうが。俺の世界が寓話の世界へ落ちたのも、元を辿ればその不始末の
失敗者を殺す。歓迎しよう、自分も危険思想の不死は殺したかった所だ。
ルシファーを生贄にする。歓迎しよう。元より一刻も共にしていない関係、Nルシには世話になったが、世界と天秤にするほどの価値は無い。
だが、妹は……サクラは違う。
一度は失敗者の能力で忘れ、力を求める道を選んでしまったが……それから解放された今、サクラを見捨てる選択は絶対に取ることはない。
「俺は兄だ。例え転生者であろうとも、妹を完璧に守り救う義務と意思がある。その障害として立ち塞がるならば──」
世界を見る。全てが糸で構築された世界だ。
異能による物だろうか。あちこちが破綻し、ほつれ、千切れ、普通ならば見えない糸までも露出してヤマトの視界に収まっている。
ヤマトはそれらに手を伸ばし──。
「俺はどんな
「──ん? なんか背中がぞくぞくするのじゃ」
「えぇ…わら…う"っう"ん…俺がヤマトになるのか…もう滅茶苦茶じゃのう?」
問題は、その
「エラッタ」のランダムなフレンドサポートは最も近い人物から選出されるものだ。
同じ世界に……どころか数メートルしか離れてない相手が最初の候補となり、選ばれるのは道理だった。
↙︎視点変更:EX → EX?
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《────》
「……あーなるほど。まぁそうじゃな。手元のメモを見る限り…俺がヤマトの中に居ると生贄にならんのか」
《────》
「あー…別に宵々と戦うつもりはあるまいよ。俺はそこまで気長では無いからのう」
さーて困った事になっちまったな。
さっきやられてたのが生贄儀式だったのも衝撃だったけど、その全裸の俺をヤマト目線で見ることになったのも衝撃体験だ。
どうももう戦うしか無さそうだけど……あぁ、なんか分かるな。手持ちが前世のデータだわ。
呼び方も何となく分かるし……ヤマトの奴、遂に
No.共とタイマンしてる辺りから覚醒の片鱗は有ったが……この局面に至るまで一体幾つの話を飛ばしたんだろうな。歴史の改変をされて寓話の修正をして行くのが本番なのに……一向にそこまで行かないんだが? なんで歴史の改変がされてないんだ……本当に誰のせいなんだろう。
《────》
「あ? 俺が誰か? そりゃあ別世界のヤマトじゃろうよ。それ以外誰に見える。
M「異世界友人目録」……要はフレンド機能だ。編成丸ごとの貸し借りでしかないんだが、コレの真骨頂は戦闘中でも使える点なんだよな。
実質戦闘に使えるキャラが2倍、合計40体の編成で構築出来る訳だ。なんてこったデッキ一つ完成しちまった。
ま、ガチでやるならアカウントが二ついるって訳。全く廃課金勢のキチガイ共はラスト一年間を良くやれてみせたもんだ。オフラインにデータが引き継がれるにしても限度があるよな。
「だもんでこうやって解放出来るのも其れこそ最後の最後……物語終盤、たった今な訳なのじゃがぁ…」
別に武力で倒す必要は無いんだよな。「エラッタ」の偉い所はチュートリアルを除けば戦闘0でもクリア出来る所だ。
何処までもストーリー重視。選択重視。RTA向きの早押しシステムな訳だ。
勿論完璧な終わり……サクラと世界の両方を救うなら戦闘は必須だ。そこはソシャゲだからな、世界の方なら戦闘無しで救える分マシだって俺は思う訳。
だぁけぇどぉ……。
「悪いのう、俺は戦闘にしか興味が無いんじゃ。鏖殺させてくれろ?」
俺は「エラッタ」の戦闘にしか興味が無かったタイプのプレイヤーだ。
死ぬ1年前のサ終を機にオフライン版は買わずにやめたが、それでも最初にNo.5と77の廃難易度を攻略したのは俺だし、後のチャレンジで全部フレンドを使わずに攻略してみせた。
「エラッタ」のストーリーはやり込まない分、
それを久々にやれるなら……本気で楽しんでみるとしようか。
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空を切って血を祓い、刀を鞘に納める。
「いやぁ…やっぱり実際に叩っ斬れるのは爽快じゃのう?」
何をしたか? ソロ戦用の編成で全員殺した。
悔しいだろうが……コレが6周年の終わりに実装されたインフレの力だ。最終的にソロが1番強いってずっと言われてるから然もありなん。
極まるとソロ編成を複数用意すれば事足りるようになるからな。全部斬れば敵が死ぬんだよ。
「で、転生者に成る前のサクラを蘇らせるのはどうやるんじゃったか……そこは俺の与り知らぬ事か」
コレに比べたらルシファーさんの身体はカスや。
そんな気分になるが……こんなに強くなった所で、歴史が改変される前なら無用の長物なんだよな。結局斬り殺しても人が減るばかりだし…まぁ厄介者は全員死んだしそれで良いだろう。
これ以上世界の寿命が減らない。先ずはそこを喜ぼう。
「さぁさぁ、後は野となれ
うーん…この結ばれた糸を斬れば良いか。
最弱じゃ無い身体は楽しかった。それで今回は終わりだ。
↙︎視点変更:EX? → EX
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「……別世界の俺強過ぎだろ」
「1人で全部斬り殺しておったぞ。一瞬で殺し切るとはやるのうお主。危険じゃからコレは封印したらどうじゃ?」
「いや、これは別世界の俺が……いや、そうだな。普段は封印する事にする」
「うむ、それなら妾も一安心じゃな……死してなお呼ばれとう無いからの」
「ん? 何か言ったか」
「言っとらんぞ? 死後の安寧に思い馳せただけじゃ」
「……そうか」
ヤマトは目の前に広がる惨状と死を覚悟したルシファーを見て、滅多に使うまいと誓った。
世の中に果てはなく、理解出来ない領域がある。ヤマトは一つ新たな知見を得る事となった。
LR「[無縁塚]錆び雨」
精霊歴───年、「不可逆の時代」の虚空、落下した先に存在する魔物。
忘れられた物語の終着地点に降り続け、今では赫い海となって落ちた物語に終わりを与えている。
古い世界の遺した呪いであり、同時に世界に終わりを迎えない為の機構として今も底で澱んでいる。
本来なら知名度も物語も無い為演目が開かれる事はないのだが、全生命体が死滅した最果ての未来にて、繰り上がりで演目に乗る事となった。コレはその未来から召喚されている。
性能としては編成1番の装備扱いになるキャラ。攻撃に「