大変申し訳ございません。
本来、この話は前話に胸を叩いた際につけた盗聴器から黒服との"大人の戦い"を盗み聞いて先生のことを見直す。
的な展開を書いてました。
私はメモからこちらにコピペしています。
察しのいい方は気づいたでしょう。その通りです。
メモ消しました。
正確には、選択後他の文をペーストして戻せなくなりました。
ほんと申し訳ないです。この話は黒服との大人の戦いを終えた後、先生を認めたチハル のところから始まります。どうかお許しください。
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大人の戦いを終えた翌朝……
「先生、少しいいかい?」
『どうかした?』
デバイス越しに先生と会話する。
「シャーレのカフェで会いませんか。色々、話したいことがあります」
『いや、大丈夫だよ。こっちから向かうから、位置だけ送って。』
「いや、私が赴きますから、いいから待っていてください」
一方的に電話を切って、皆に秘密で電車に乗ってシャーレへと向かう。秘密なのは秘密の方がかっこいいと思ったからだ。特にそれ以外に理由は無い
「先生、今日はわざわざ時間を取ってくれて感謝する」
辺りに生徒がいる中、私服の生徒と向かい合う先生。恐らく注目の割合のうち9割方先生がいることについてだが、まあそんなことはどうでもいい。
"大丈夫だよ。それで、何か用?"
「先生、第七戦車中隊を本日を持って連邦捜査部シャーレの指揮下に入れることの許可を頂きたくて。」
"……え?"
「無論嫌なら辞退してくれても構いません。何せ信じられないからと連邦生徒会からの命令を断ってたくらいなので、拒否されることについて何も思っていません。」
"は、話が早すぎて追いつけないんだけど……"
先生が困惑したような表情でこちらを見つめる。
「……先生、私は1つ、あなたに謝らなければならないこともあります」
"ちょ、ちょっと待って。とりあえず、君達が私と一緒に戦ってくれるってことでいいんだね?"
「あぁ。それで__」
"ストップ!……よし、大体理解したよ。とりあえずありがとう。それで、謝りたいことって?"
「先生は昨日、『黒服』と名乗る人間と話していましたね?」
"なるほど、盗聴器のこと?"
「そう。あの件については本当に申し訳ないです。信じれないからといった理由だとしても、やっていい事とダメなことの区別をつけていませんでした。」
座りながら先生へ頭を下げる。すると先生はすぐに頭を上げてと言ってきた。
「ここまでの人間を疑ってたんです。……無知というのは、限りなく悪に近いね」
"いや…大丈夫だよ別に。聞かれて困るようなことは言っていないし。"
その後先生と談笑していると、先生と出会った直後頼んだコーヒーが本題に入る
「小鳥遊ホシノの位置は分かりますか?」
"うん、黒服に教えてもらった"
「私も大体の予測はついてる。カイザーハントとかいうふざけた様なことしたせいでね……」
"カイザーハント?"
「うん。カイザーPMCの基地や銀行を襲撃して戦車を奪ったりした作戦の総称です。」
"ほどほどにね…?"
先生が苦笑いを浮かべながら諭す。
もうこれ以上やるつもりは………多分無いので、頷く
「戦力に困らない限りもうやりませんよ」
"戦力に困ってもやらないでね!?私が助けになるから"
「あはは…ありがとうございます。」
先生にここからどうするのか聞いたところ、先生はゲヘナやトリニティに助けを求めるらしい。
「先生、私は周辺をクリアリングするよ。第七戦車小隊の絶対的な実力をとくとご覧あれ。」
"わかった。楽しみにしてるね"
コーヒーを飲み、先生に向かい合う。
「他になにか話すことはあったりしますか?」
"1つ疑問なんだけどいい?"
「どうぞ。幾らでも答えますよ」
"まず、第七戦車中隊の由来を教えて貰っても?"
いきなりか、と面食らったような表情を浮かべた後、チハルは口を開く
「先生、外の世界にはドイツ国ってありました?」
"うん。ナチス ドイツとも呼ばれるヒトラーが率いた国家だよね。"
「先生はそのヒトラーにどんなイメージを持っていますか?部下にはどんな感情を抱いていますか?」
この返答次第によってはチハルは答えようとしないだろう。
"うーん…ヒトラーはユダヤ人を迫害した悪い人…?って感じかな。部下は優秀な人が多いイメージだよ。ロンメルだとかマンシュタインとかモーデルとかハルトマンとかルーデルとか…って、あっ…ごめんね。話しすぎちゃった"
「大丈夫です。先生は歴史が好きですか?」
"うん。中学校で歴史の魅力に取り憑かれて大学では歴史を専攻していたからね"
ふふんと得意気に先生が話す。
「ならば先生、それらを踏まえた上で好きな国家はありますか?」
"それはやっぱり……ドイツかな…?武器も制服もかっこいいし……"
安直な気もするが、私もかっこいいと思ってる。厨二病心をくすぐるのは万国男子共通の好みだ。
「そうですか…ならば第七戦車中隊という部隊について知っていますか?」
" うん。中隊長の彼女の伝記は何度も読んでいたよ"
「それを見て…どう思いました?」
"うーん…典型的なナチ将校というか、忠誠心の高すぎる人だなぁと思っていたよ。一体どうして?"
ナチと言われると少しムッとするが、まあ未来ではそのように呼ばれていることからドイツは敗北したのだろう。敗者に拒否権は無い。
「ふふ…読者が目の前にいるとなると少し緊張しますね」
思わずチハルは微笑む。
"………え?"
先生は困惑とも、驚愕とも取れる表情をしながらチハルを見つめる。
「先生、安心してください。過去の罪が消える訳ではありませんが、この世界では人種差別はしませんよ。あなたの指示に従います。」
"………え?ど、どういうこと…?"
どうやら先生は理解が追いついていないようで困惑の表情を浮かべる。
「先生、どうか嫌わないでくださいね?」
"まあ、生徒だからね。"
さらに念押する。
もし先生に嫌われれば、我々に残るのは滅亡の道のみだ
「先生、シャーレの部室まで御案内いただけますか?」
"うん。着いてきて"
エレベーターのボタンを押して上の階へと上がる。先生がシャーレの部室を開けて私を招き入れると、そこは1面がガラス張りの壮大な景色を眺め下ろせる凄まじい光景になっていた。
「では、先生。改めて初めまして。ドイツ武装親衛隊所属 第1SS(以下略)アーデルハイト改めて、山本チハル。あなたの繁栄の為に最善を尽くします」
くるりと振り返ると一言も噛まずに言い切る。
"だよね。さっきの言葉からちょっと察しはついていたけど…改めてよろしく。私は気軽に先生とでも読んでね。…そういえばもう1つ"
「?」
先生が跪いて私の手を握り、甲に口付けをする振りをする。
"アーデルハイト、あなたに会えて光栄だよ"
「??????あ、あああありがありがありりりりありがありがとう……///」
いきなりそんなことを言われて動揺する。何とか隠した(と信じたい)が、なんの前触れもなく、恥ずかしげもなくそのような行動をされる心臓に悪い。そしてチハルはこのような経験に乏しすぎる。
総統と勲章授与式で対面する時でさえ顔を赤らめないように視線を総統の奥のハーケンクロイツに向けていたのに、美人にこんなことをされると流石に死を悟る。
「え、えとえと、あの……そそそういうのをするのは恋仲になななってからじゃ?てててか、ど、どどどどど同性愛って……普通男同士じゃないの…?
……いやはや、女性同士の同性愛……まあ成人本などでなら聞いたことはあるけど、実際に見たことは1度もない。私は部隊内恋愛は適度な範囲で認めてはいたが、皆可愛い()私には目も暮れず、♂ばかりだった。そういえば日本留学の時に聞いたが、田○浩二なる日本人が居て、ノモンハンで大活躍と聞いたような……まあ良いか。」
そう考えながら必死に邪な考えを頭から追い出そうとする。
"え?チハルってそういう…"
いきなり、先生がこちらをニヤニヤとした目つきで見てくる。
「あ……え…こ、声に出てた…?」
"うん"
先生が首を縦に振る。
終わった。どうやら私は先生の中で男性同士の同性愛が好きと思われたみたいだ。
「違う違う!祖国では男子の同性愛が流行ってたからなの!調べたら分かります!嘘じゃない本当!」
必死に弁明を始める。事実を述べているが、この顔でそんなことを言ったとしても説得力どころか相手の勘違いを更に深めるだけだ。
"ふふっ。チハルにも可愛いところあるんだね"
「いやっ…!私は誇り高き親衛隊だから!……だから……先生の身の安全はこの命で保証するよ。」
"なら命じゃなくてその心で仕えて欲しいな?"
「っ…///もう!」
意趣返しのつもりが凄まじいカウンターとなって飛んできて、私が一方的に赤面しながら距離を取る。恐らく鏡を見れば私の顔は今、酷いことになっているだろう。
「あ、後で皆を連れてまた会いに来てもいいですか?」
"ごめんね…今日はホシノを取り返しにいくから厳しいかも……"
「あ…そっか。分かった。なら必要な時に連絡して下さい。」
そういうとチハルは逃げるようにシャーレの扉から出ていった。
"伝記からも厳かな人だと思っていたけど……あの性格は満足に学校生活を送れなかったからなのかな"
先生の1人呟くその声は誰にも拾われることは無かった
今日は2作品出します。お許しください