「戦車が欲しい……」
「早くそいつらを渡せ!さもなくばお前まで攻撃するぞ!」
「もうやってるでしょ!?」
1人ずつ的確に仕留めていくが何しろ数が多すぎて弾薬も最後のクリップを使い切ってしまった
「君達…逃げな。時間は稼いであげるから」
「え…えぇ?ど、どういう風の吹き回しだ!」
「恩は返すのが私の理念だからね。早く逃げて」
「…わかったよ。あ、ありがとう…」
リーダー格の子が言うとその直後にリーダー格の右腕のような子がこそっと話す
「いやボコされたんだから言う礼はないんじゃ…」
「あの空崎ヒナから逃げられるんだから頭下げても足りねぇだろ!」
「た…確かに…」
そそくさと退散する中、遮蔽物を持ち上げて投げつけて必死に悪足掻きをする
「狙うは大将格!」
「いつまで公務の妨害をし続けるつもりだ!!」
近くのゴミ箱の蓋を白髪の子に投げつけてkar98kのバレルを握りしめてその腹部に木製の銃床を振り下ろす。……が、敵の仲間が間に入りその攻撃は届くことはなかった
「お前を公務執行妨害で逮捕する」
(流石に……逃げただろう…な……)
腹部に尖った何かが突いてくる感覚と共に意識を手放した。私は目覚めて数時間後。もう一度深い眠りについた。しかし悔いは無かった。彼女達はドイツの人間。そう信じて意識を手放した
見たことがある天井で目覚めた。
「ここは…(2回目)」
「アーデルハイト。」
「そ…総統!?」
目が覚めるや目の前にヒトラー総統閣下がいた。相対する私の体は全身に包帯が巻かれ、点滴を刺された腕。恐らく元の世界に帰ってこれたのだろう。
「総統閣下、私はまだ戦えます!悪逆なるあのコミュニスト共を全員地獄に導いて御覧にいれます!」
「アーデルハイト、もう良い。私達はスターリンに負けた。今後の世界の主導権を握るのはあのソビエトだ。」
「総統閣下!弱気にならないでください!我々ドイツ国民最後の一人まで抗います!だから!」
「もう良い。ドイツ全土を廃墟にまでして得られる物は何も無い。優秀な我々アーリア人に勝ったソ連こそが今度の優れた人種だ。」
「総統閣下…何故…そのようなことを…!」
「ソンムやパッシェンデールを生き抜いただけでもう十分だ。アーデルハイト、君はまだ若い。学業に励んで、いつかその知識で我らがドイツに報いてくれ。」
総統が私の手を握り、そう話す。数秒を経て手を離して一歩下がると、まるで人形の様に動かなくなる。
「君はソビエトに殺されていないといけないんだ。」
「え?」
突然総統が訳の分からないことを言い出す。その言葉を皮切りに嫌な予感が全身を覆っていく
「君の生存はソ連の士気に悪影響を、ドイツの士気に良い影響を与える。故に生き延びられていては困るのだ」
「あなた…いや…お前は誰だ…総統の皮を被った獣め!その皮を剥がせ!うち殺してやる!」
「はぁ…好戦的な女は嫌いだ」
その言葉と共にヒトラーの後ろから英国面をした奴が現れ、ヒトラーの手を操り出す。
腰からモーゼルを取りだし隣に不意に現れた女性の頭に1発、その後自身の口に銃身を入れて発砲
「あ…あ….総統…?」
「
「イギリス野郎が…!」
「君がこちらの世界へ戻ってくることは無い。訳も分からない世界で過ごすんだな。」
英国野郎の顔面がスラブ人に、アメリカに、イタリア人に変わっていく
「そ…総統が…」
二回目に目覚めた時は夢の中です。
まあ夢の中での自殺時点でヒトラーは自殺しています。悪しからず