人員が足りなさ過ぎます。
そうだならば引っ張ってこよう。
「お金が…無い!」
にっこりとした笑顔で戦車に話しかける。詰んだ。
「戦車の塗装にペイントに砲弾に……あわわわわわわ」
と、言う訳でヴァルキューレ警察へ出向き、賞金首を教えてもらうことにした。
「この強盗団とかだな。犯罪者の引渡しでも報奨金は渡すぞ」
「$$$$$」
本来なら眩む必要も無い金に目が眩んだ。それは砲弾 塗装など国家予算で組まれていた物が必要になったから。……だから仕方ない。そう自分に言い聞かせて、戦車に乗り込む。
「行くぞ相棒!犯罪者ハントだ!!」
強盗編
「うーんハントとは言っても情報がないからなぁ…」
運転席のハッチを開けてから顔を出し、辺りを見回しながら捜索する。
聞き込みによるとD.U区が最も人口が多く、ブラックマーケットというところが犯罪しかない治安最悪の自治区のようだ。
行ったら近づかれて爆散させられる運命しか見えないから行きたくない。
「はぁ…都合よく「強盗だ!バァンバァン!」とか言って強盗犯出てきてくれないかなぁ…」
隣の銀行を横目にそう呟く。住まいがない以上、報奨金という手段に頼らざるを得ない。墜ちたものだなと思いながら市街を練り歩く。刹那、先程見ていた銀行から発砲音が響く。そして銀行のシャッターが閉まる。
「キタコレ!!」
近くの公衆電話に駆け込み、ヴァルキューレに電話を掛ける
『こちらヴァルキューレ警察学校です。事件ですか?事故ですか?』
「めっちゃ事件!銀行強盗です!暴れてもいいですか!?」
飛び跳ねながら話しかける。テストで満点を取った子供のように、戦車戦で大量の戦車を砕いた戦車兵達のように、童心に帰って喜ぶ
『え…?え、えぇ…まあ、はい。』
「おっけー助かるよ!!」
公衆電話ボックスから飛び出て少し戦車を前進させ、シャッターを垂直に狙える位置に戦車をつける。
それと同時に辺りから警察車両の音がする
「砲塔旋回急げ急げ!!」
1人でそう叫びながら必死に砲塔を旋回させていく。ゆっくりとゆっくりと砲塔が銀行のシャッター方へ向き、角度計が丁度180°から90°へ向く。
「徹甲弾よし!撃て!」
数十mmを貫徹する砲弾なのでシャッターなんて糸切りばさみで糸を切る如くこじ開ける。
「榴弾射撃!」
続けて戦車砲が唸る。
飛び出した砲弾はシャッター内部に寸分違わず侵入。内部で大爆発し、シャッターが吹き飛ぶと同時に戦車から縄を持って戦車長席から飛び出て銀行へ入り犯人を人質から聞きだして、気絶した犯人を捕縛。他にも気絶した民間人はいたが仕方ない犠牲だ。彼女達の献身()に感謝する。
戦車のエンジン部分に縛り付けてヴァルキューレ警察学校まで向かう
「金だ金ー!!!」
その後犯人達が何か言ってきていたが無視してヴァルキューレに突き出した。
「いちにーさんしーごー……6万…!これで塗装とペンキ買って久々の調整をするか……」
砲塔側面に自身の中隊を表す007
灰色の車体のエンジンに巨大な赤白黒の鉤十字を描き、砲弾を80発程購入。合計4万8000円
意外とかなり安くて驚いた。
「中国製じゃないよな…?まあいいやパンツァーフォー!!」
中国製は中国製で構わないが、できれば質の良い中国製を期待しながら、次は乗員を探す……乗員…仲間…前のヘルメット団でいいか()
次は仲間探しの旅に出ることにする。
勧誘(強制)編
「勘違いだってー!!」
トリニティ付近を戦車で進んでいるとそんな叫び声が聞こえてくる
「黙れヘルメット団!どうせお前達がやったんだろう!?」
「少し前に改心したんだよ!最近は日雇いとかで必死に貯めた金で買ったんだからやめてくれよ!」
「追われているみたい……金鶴か?()」
運転席ハッチを開けて声のする方向を見るとなんと運が良い。(無理矢理仲間にしようと考えている)前の子達だ
「あ!おーい!みんな元気してるかー?!」
再会できた喜びに歓喜しながら彼女達に手を振る。
「あ!前の人だ!」
「た、助けてください〜!!」
どうやら彼女達がまた何か騒動を起こしたようなので戦車をそちらの方に向けて走らせる
「はぁ…ティーガー戦車接近中。戦車火器を持っている子はいない?」
「い、いません!すぐに呼びます!」
「うーん…どうやら仲間みたい…」
トリニティ側の声も聞こえるが、説得は一旦後にして彼女達にもう一度説教を入れに行く。
「まーた何かやらかしたの?」
「ち、違うんですよ!皆で日雇いで貯めた金でやっとの思いで買おうとしたヘルメットを盗んだと勘違いされて追われてるんですよ!」
目に涙を浮かべそうになりながら私にそう話す。
そんな様子を見て1度運転席から飛び降り、色々質問する。
「レシート見せたら大丈夫なんじゃないの?」
「それが聞く耳持ってくれなくて……」
「はぁ…えぇ…?そんなことある?」
「なら試しに見ていてくださいよ〜」
そういうと戦車のそばまでリーダー格の子が走っていって叫ぶ。
その背中を他の3人と一緒に眺める。
「領収書見せるので許して貰えないですかー!?」
「犯罪の予防処置だ!そもそも新しいヘルメットを買う意味はあるか!?」
「バイトのヘルメット良くしようとしてるだけですよ!!」
「うるさい!早くこちらへ来い!」
「はぁ……どうやら駄目みたい。1度追った手前、引けなくなっているのがオチだろうな。そんな時は……お前ら。戦車の操り方は分かるか?」
「分かるわけないですよね!?」
4人皆で突っ込まれる。そんな時間的猶予はないのだけれども……
「履帯車と基本同じだぞ。」
「な…ならリーダーがわかるかも…」
3人がリーダーを見る。どうやら日雇いバイトでの成果が活かせるのかも。
「じゃあ君、運転席行って。ショベルカーの2~3倍の速度でるから気をつけてね。」
「え?え?」
「後誰か、機関銃撃てる子は?」
「私が……」
「行くよ」
「え…?」
有無を言わさずにリーダーの子を運転席へ、金髪の子を通信士兼機関銃手席へ無理矢理乗せて私は砲手を担当する。
「パンツァーフォー!」
「なんて!?」
「戦車前進!歩兵の2人は戦車の後ろから隠れながら撃て!抵抗して、砕いて、敵中突破と行くぞ!」
「「りょ、了解!!」」
その声と共に戦車砲を急旋回させて吠えさせる。
初撃でまずは5人を持っていく
「先輩!撃ってきました!!」
「不味い……対戦車砲もない今戦っても無駄な損失が……全員!横に避けて側面を何でもいいから撃って!」
「歩兵の2人!エンジンに飛び乗って!」
「わ、分かりました!」
それぞれが左右に避ける正義実現委員会が多い中、1人だけ近づいても避けない者がいた。
「前進止め!私が話してみるから、歩兵の2人は苦しいかもだが必死に戦ってくれ!」
「は、犯罪者を庇ってなんのつもり!?」
「3つ数えてやるからその間に進路から離れろ。さもなくば撃つぞ!
3…2………」
「フウカちゃん避けるっす!」
頭と腰辺りに羽を生やした子に糸目の子がそう叫ぶ。
フウカというらしいが…まあ知ったことじゃない。
「先輩…!」
「1……」
最後の1つを数えた時、最後の正義実現委員会の子が道端に避ける。
「パンツァーフォー!脱出だ!」
「了解!」
エンジンが煙を吹き上げながら正義実現委員会の包囲を突破する。
迅速にヴァルキューレ自治区まで避難し、彼女達と落ち着いて話すことにした。
「ヴァルキューレ自治区まで進むぞ。安心しろ。ヴァルキューレに突き出しはしない。トリニティの追手から逃れるだけだ」
飛ばした間の話は前置きや後書きで書くので許して
すいません。時系列バラバラ過ぎました。
変えたので許してください