領収書もある…品物も同じ。どうやら本当にあの子達の勘違いだったみたいだね」
「その…前といい今回といいありがとう…ございます」
「敬語なんていいよ。私ら、仲間でしょ?」
「え?」
座りながら彼女達に現在戦車の人手不足の件を話す。折角なら搭乗員になって欲しいと願ってのことだった
「ま…まぁ…更生のきっかけをくれたから…」
「報酬は少ないぞ?犯罪者をとっ捕まえてそれをヴァルキューレに引き渡して金を貰う。それを分配する形になるからな」
「まあ良くも悪くも固定給じゃない訳ですね」
「その通り。断るならここを立ち去ってくれ。世に尽くそうと思うなら、ここに残って名前を教えて欲しい」
そういうと、彼女達は立ち上がって戦車の方へ歩き出す。
「私は残ります。他のみんながどうするかは分からないけど、私は治安維持組織に憧れてた。こんな形で参加できるなら喜んで。私は奥ノ瀬トウカ。」
「非公式の治安維持組織…かっこいい!私もやりたーい!浜本ヨナタだよ!」
「橘レトです…よろしくお願いします」
「加藤ヨネハ。よろしく」
私含めた5人で戦車の操縦を担当することになったが、エルがまさかの歩兵。そしてリーダーの子ことトウカちゃんが無線もある程度できる万能な子。
「皆、これから一緒にキヴォトスの治安を維持しようね」
「更生してここに入ったのに犯罪で風紀委員会に追われたら笑えるのでやめてくださいね」
トウカが少し笑いながら話す。
確かに、更生したのに私が原因でもう一度風紀委員会に追われたら本末転倒すぎる。
「ま…善処するよ。」
「善処じゃなくて……まあ風紀委員会が来たら私が引き返させるよ」
「命令聞かなかったら撃つからな!」
「暴力的すぎない……?」
暗めだと思ってた(ただ真面目なだけ)レトが意外と突っ込んでくれて驚いたけど、同性の仲間っていいものだなと再認識した。前の車内はむさ苦しかった。今回はそんなことないと信じていたい。
(正直いい匂いしそうだなぁ…(変態犯罪者予備軍))
「早速犯罪者を狩りにいくか!無実の罪で正義実現委員会に無駄に追われてる溜まりに溜まった鬱憤を晴らしに行くぞー!」
「「「「了解!!」」」」
その日、銀行強盗は計4件起きた。しかし、犯人は皆警察に突き出され、その身なりはホームレスよりも酷く、吹き飛んだような、火傷のような外傷が多く見られ、襲われた銀行のシャッターは全て吹き飛んで色々なところに突き刺さっていたという。
(トウカは敬語でエルは結構気が強い…ヨネハは基本無口で、レトは真面目…)
「ヨネハ……夜中に歩くヨネハが言うんだよ。「ここよくお化けが出るんだヨネ」って」
辺りに絶望の寒風が吹き荒れる。
「私抜けようかな」
「入るとこ間違えたかも…」
「○ねよ」
「私達チハルさんより長くいるんですが…」
「ごめんごめんごめんって!!」
柴関ラーメンに行く前の話……
「犯罪者とはいえですね…や、やりすぎです。」
「お金ないんだから……許してよ」
「まあ…協力には感謝しますが…」
これは酷い。ヴァルキューレ警察署の前には気絶した強盗したヤンキーやヘルメット団がまるでマンションのゴミ置き場のように捨てられている。銃も折れていたり、民間人も何人か気絶させている暴れっぷりのせいで、ヴァルキューレ警察直々にお叱りを喰らっていた。
「あの…チハルさん…足痺れました…」
「あとちょっとで終わるから我慢しよ…!」
……そこから10分間、計30分程説教を喰らったあと、しっかり金を受け取って皆で戦車に乗り込みに行く。
「私の金でラーメン食べに行こうよ!皆のおかげで効率的に稼げたし!」
「こんなに効率よくお金を稼げるなんて…!」
「お金が…こんなに…3ヶ月分のお金を…たった1日で!」
皆でアビドスの柴関ラーメンを食べに行った。
戦場から一転、私は凄まじい青春を私自身の身で受け止めるのだった。
(戦うのは緊張があって楽しいけど、こんな平和な時はもっと楽しい……)
「あはは…」
「チハルさんどうかしました?」
「いや?ただ楽しくって」
「何それ…気持ち悪」
「ちょっと!!」
柴関ラーメンの犬の大将が微笑ましく眺める隣で箸を持って立ち上がり、私とヨネハは大きく対立した。が、どこか面白くて不思議とそこまで腹は立っていなかった
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後は鉄板を購入して上着に大量に取り付けてアルディーティみたいにした。塹壕突破戦のスペシャリストってかっこいいと思うだろう?