「何故・・・何故オレが生きている!?」*1
「え?俺が蘇生した。俺が誰か知ってるか?知ってるよな?」*2
「む・・・」とキャロルは少し空を見て。
「人類唯一の
「流石に!錬金術では無理に決まってんだろ。等価交換にしたって、記憶の焼却によるブーストをかけたって。正真正銘の魔法は再現不可能だよ。何故って?魔法はただしく法・・・世界のルールだから。記憶の焼却も魔術式で再現できる。万象黙示録は・・・霊脈由来のエネルギー変換・・・あぁ、同じことやらかしたやつ居たな。そう考えると万象黙示録ですら未完成*5だったのかよ」
「黙示録が・・・未完成・・・!?どう言うことだ」
「なんで物質に拘ってるん?せっかく錬金術には記憶の焼却とかいう概念系の技術があるんだからエネルギーは【人類史全て】を焼却してみせろよ。ソロモンは同じことが出来たぞ」*6
そう考えるとやっぱり神代文明周辺の人類って頭おかしくない?*7
「さて、話を戻そうか。俺が何故お前を蘇らせたか・・・だったな。割と答えは簡単だぞ。俺個人の考えが三割、周囲の人間関係が三割、誰にも関係のない理由が四割ってところだ」
「キサマ程の人間が自らの行動原理を他人に委ねると?」*8
「こうでもしないと軋轢が酷くてね・・・俺個人的には目の前で死なれるなら蘇生したいってのがある。流石に・・・もう二度と失いたくないからな。次、別に俺個人的にはお前を生かしておくくらいがちょうど良いってのもある。さてここで質問だが、表社会に於いて最も権力を持ってるのはどこだと思う?」
「それは国連だろう」*9
「んじゃその国連が命令出来ない人間個人って何人いると思う?」
「む・・・それは国連が認知している存在のみか?」
「流石にな。パヴァリアとか混ぜだしたら数えたくないし」*10
「なら・・・キサマ程度じゃないか?」*11
「残念。俺の他にもう一人いる。風鳴機関トップ風鳴訃堂がな。だからなのか、現在この日本は俺か、訃堂かの変な争いになりかけてる」*12
「それがどうした?」
「アイツは護国、つまりは国を護る事が出来るなら他の事は俺にぶん投げてきやがる。だがお前は少々やりすぎた。だから訃堂から殺せって言われてたんだよね。でも従うのって癪じゃん?*13だから蘇生させた。お前は確かに一度死んだから俺と訃堂間の決まりも守ったし。*14蘇っても殺せ、なんては言われてなくてね」
「では他人由来は?」
「響の奴が手を繋ぎたがっていた。現状数少ない原罪を背負ってない人類の願いだ。*15叶えたくなるのは神らしいだろ?」
「自らを神と呼称するのか、キサマは」
「そりゃあそうだろ。肉体は神の泥、構成因子は全生命の母たる大地母神ティアマトだぞ?*16その上で冥府にも干渉出来る存在*17が神でなくて何が神なんだよ。機神どもだけか?それとも天上のメッセンジャーか?この世界に於いてはカストディアンか?」
「・・・冥府にも干渉出来るのか」
「生憎だが、それで誰かを蘇らせるなんかはしないからな?デメリットがデカすぎる」
「そうか・・・最後だ。誰にも関係ないとは?」
「一つ、いつか訪れるだろう
いやぁ、恐らくではあるけど異聞帯を巻き込んだ戦争になりそうなんだよなぁ・・・VSマリスビリー・・・一度逃したのが痛い。あそこで仕留めきりたかった。*19
「そうか・・・しかしオレが降伏すると思ってるのか?」
「え、降伏しないの?万象黙示録は未完成で、チフォージュシャトーは変な方向に進化した結果求めていた機能は意味無くて。イザークの出した命題はエルフナインの方が答えに辿り着きそうなのに。いいか、キャロル。ここから先お前が逃亡したとして、そこからの全ては無意味だぞ?ある意味茶番にしかならない。それでも逃げるのか?」
「ならキサマはオレが逃亡しないような条件を出せるのか?」
「んー・・・あの答えはエルフナインと協力してもいいけど俺が答えを教えるのは違うし・・・そういやその肉体はホムンクルスだったな。なら俺の方が専門だろ。元々ホムンクルス単体で魔法にたどり着いてしまった一族の技術は全て覚えてるしな」
「つまりキサマはその技術を差し出せると」
「なんならパス繋ごうか?そしたら俺の世界にも来れるかもだし・・・」
「キサマの世界か・・・この世界と何が違う?」
「人類史の亡霊が生き残ってるよ!ヨーロッパだとそうだな・・・アーサー王とか、ジャンヌ・ダルクとか。神話だとオリオンとか。後はモンテ・クリスト伯とかも居るし。お前の知らない技術、知らない文明、知らない法則が大量にある。場合によっては本物の冥府や天国にも行けるだろうな。どうだ?楽しいだろう?」
「それは・・・確かに魅力的と言わざるを得ないな」
「だろ?なんならあのオートスコアラー達もお前の魂に紐付ければ持っていけるかもだし・・・その縁を用いれば他にも連れていける人がいるかも知れない」
「そうか・・・ならば降伏しようか。ただ万象黙示録の本来の答えを開示するのが条件だ。パパの命題はオレ自身で見つける」
「オーケー。受け入れた」
良かった。ここで逃げられたら流石に訃堂と戦争しながらになりかねなかった。そしたら流石にキャロルに構えなかっただろうし?
てことで魔法少女事変、完!あとは遊ぶだけ!パヴァリアへの準備は追々だろ・・・メリュジーヌのおいおいはいつくるんだろうか?もしくは俺がいない間に済ませたのだろうか?
なおオートスコアラー達はキャロル蘇生をまだ知らない。
注意:これ書いてるのはガルデニアの最中です。なので周年も知らないし恐らくあるであろうぐだぐだとかハロウィンとかは全く知りません。というかもっと正確に言うならG編は五月に描き終わってました。んでちょっとの間こっちを書いてなかったんですよね。オリジナルノベルの書き溜めしてたので。(お陰でこれ書いてるタイミングでは連載開始してないのに12月分まで突入してるし恐らく今月中に来年の3月とか4月に突入しそう)
・・・バビロニア、書き始めてると良いですね。未来にぶん投げます・・・
そういやまほよ今月ですね。楽しみです。