幾つか作品内容においても触れているため、読了後に読むこと推奨します
ゴブリンは絶滅の危機に晒され続けている。
【概要】
植物戦鬼(ゴブリンプラント)
Life初期から登場している最古参のテーマであり、何度も再録され続けているテーマである。
傾向としては軽量ウィニー及びオドクリーチャー展開の加速、専用トークンによる場の制圧。
ステータスの低さという制限があるものの、幾度にも出ている種族であるため効果が豊富であり、初心者~中級者向けのテーマでもある。
愛好家も多く、近年出た【生存(サバイバー)ゴブリン】たちによるテコ入れもあって定期的な強化が行われている。
低いステータスもオド加速による魔法の使いやすさ、バンプアップなどで不足を埋めることが出来るため幅広い活躍を見込める。
特に1コストでオド加速が可能な受粉ゴブリンはLifeゲームの象徴クリーチャーの一体でもある。
【設定】
植物戦鬼(ゴブリンプラント)とはLife初期から登場しているテーマである。
最初期ではない、初期からである。
というのもゴブリンには二種類しか存在していない。
ゴブリンか、ゴブリンプラントであるものかの二つだ。
ゴブリンと呼ばれる小型の亜人、あるいはクリーチャーはLife最初期にしか存在していない。
暴れ狂うゴブリン、ゴブリンの群れ、ゴブリンの工作者などの複数のカードが存在していた。
しかし、テーマとしては纏まっておらず無数にいるクリーチャーの中の数枚でしかなかった。
その理由が、ゴブリンというモチーフのマンネリである。
最初期のテスト版、プロトタイプとして作り出された合計88種類と土地を除く12枚の魔石たち。
そのオリジンブロックの後、ゴブリンたちは姿を消した。
デザインされたのはゴブリンプラント。
深緑、植物をテーマにしたゴブリンである。
彼らはゴブリンの形をしているが、その正体は菌類と植物の融合体。
ゴブリンの形をしているが菌類に近しい形であり、緑色の肌と爆発的な増殖速度からグリーンモンスター。
場の一面を緑色に塗りつぶすと呼ばれる脅威であり、複数のブロック、次元世界においても出現して襲いかかる脅威として扱われている。
次元世界において幾度にも現れるゴブリンプラントたち。
その始まりは、一つのゴブリンたちの集落。
その国、あるいは巣の群れは強大なゴブリンたちの世界であり、動物や人間、あらゆる種族を襲いかかる孕ませる邪悪な種族。
幾度にも立ち向かってもなお増え続ける永遠の宿敵。
邪悪なるものたちとして、宇宙を生み出した創造主かあるいはそれを妬んだ邪悪なるものたちの種子から生まれ落ちたと言われている。
そんな彼らの終わりの始まりは、彼らが奪い取った植物の種籾からだった。
なぶり殺し奪い取って、食い散らかした人の農業の種籾。その一種を食い散らした肉類によって消化しきれず、啜りとった血によって発芽。
一匹のゴブリンが腹を抑えて、死んだ。
それを誰も埋葬せず、間抜けさを笑いながら他の死体や残骸と共に放置した。
そこから芽生えた根っこが、草が、蔓が、他の死体に伸びて、根を生やした。
彼らがそれに気づいた時には手遅れだった。
増えていく、増えていく、根に、草はゴブリン共を次々と取り込んでいった、その足から、手から、あらゆる穴から根を伸ばして、脳まで支配した。
ゴブリンたちはそれを抑えようとした。
だが駆逐出来なかった。
彼らは襲い、奪うだけで草を育てることは齧って喰らうだけで、根を断ち切ることすらも知らなかったから。
彼らは火を使えなかった。ただ燃やして、火を付けるだけで、その原理なんて理解してなかったから。
燃やして得た灰から更に元気になる植物の脅威などわかっていなかった。
故に逃げた。
襲われ続け、祈る神も知らぬままに逃げて逃げて、襲われ続けている。
その増え続ける根を生やすものたちは進化し、学習した。
自らを増やすのにもっとも適した苗床は、ゴブリンであると。
それはゴブリンの苗床(ゴブリンプラント)である。
その形こそが一番最適だと、ゴブリンの形をした植物が、あるいはその身体を乗っ取ったものたちはこう呼ばれるようになった。
植物戦鬼(ゴブリン)と。
【カードストーリー】
ゴブリンプラントは多くの次元世界において姿を現している。
【ルミナス・ブロック】の舞台となっている次元世界<瓦礫のルミナス>にも登場しており、フレーバーテキストの一部や公式ストーリーにおいて言及されている程度だったが、【ヴァニシング・ブロック】においてついにストーリーに本格参戦。
一度は退けられて再侵攻を開始した【夜】、その影響で次元断裂が起こり、そこから現れた”生存者(サバイバー)”ゴブリンを追って本格的なゴブリンプラントの侵蝕が開始された。
【ヴァニシング・ブロック】2つ目のエキスパンション【トリフィドの緑雨】は膨大な数と共に流れ込むゴブリンプラントとそれすらも侵蝕せんと蝕んでくる【夜】、それに翻弄される生存者たちの戦いの物語となっている。
かつて死した英雄たちの死骸すらも取り込んで蘇らせる夜に対して、それすらも苗床にせんと伸びる植物の脅威によって世界は混沌に落ちた。
彼らがいるところに災いが来ると呼ばれるサバイバーゴブリンたちと、新たな脅威すらも利用せんと企む犯罪結社に、世界を護るために全てのゴブリンを根絶やしにせんと追跡する狩猟団。
瓦礫のルミナスは混沌に満ちることになる。
その猛威は【ヴァイニング・ブロック】最終エキスパンション【輪廻するルミナス】にて、知恵あるゴブリン”勝利なきガースィ”の犠牲によって終止符を打たれることになった。
20■■年に販売された大型ブロック【タウゾーン・ブロック】では宇宙に適応しており、ついにゴブリンプラントの本拠地であるグリーングリーンムーンが描かれた。
無限に沸き立つゴブリンたちとそれに元となる瘴気を栄養に増殖し付ける苗床にされた不可侵指定宙域”グリーン・インフェルノ”など、スタンダート環境において大幅なゴブリン強化が行われていた。
【デッキ構築】
低コスト、オド加速、トークンの生成と効果持ちのクリーチャーというデザインから幅広い愛好者がいるゴブリンプラント。
そのデッキもまた新しい版が出るごとに工夫、新しい試みを用いたデッキが作り出された。
トークン生成に特化した【ゴブリンパーク】、オド加速クリーチャーとそれを大量にサクリファイスギミックによってオドを量産する通称【ゴブエンジン】、変わり種としては呪言<報復する菌>を墓地とライフデッキから回収、スレイヤーを利用しての大型ビートダウンへの対抗ギミック【メカゴブリン】など(完全に相手デッキ依存な上にあまり強くないのだが、シナジーのあるカードと相手プレイヤーにクリーチャーを送りつけるカードなどを駆使して行うとする愛好家が一部存在する)バリエーションにとんでいる。
アンティーク環境及びレガシー環境においては<名義貸し>によるブレイバーとの併用【ゴブリンヒーロー】がアニメLifeガールズ放送時において考案された。
スタンダートの手に入れやすさと相まって使用者が多かったものの、アンティークにおいて<名義貸し>が制限指定されたため安定性が低下し、環境から撤退した。
それ以外にも幾つものシナジーのあるテーマ、カードとの組み合わせがあるもののゴブリンプラント自体の汎用性が高く、特化したカードがゴブリンサポート効果に縛られているため専用のデッキというタイプがなく、ヴァニシングブロックでのサバイバーゴブリンと組み合わせた【PFゴブリン】デッキ以外に純正のゴブリンデッキというものは定まっていない。
どこまでも初心者・中級者向けのカテゴリーと言えるテーマである。