とても仲良しだったある研究員の姉妹の記憶

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ある研究員の姉妹の記憶

きょうはね、おねえちゃんとおでかけをするの。

れんごうこく?ていうところにいくんだって!

どんなところなのかなぁ、たのしみだなぁ

 

カゾルミアで多くの技術貢献をしてきた私は、平和での技術交流のため

妹と共に連合国へ移住をすることになった。

私たちの技術はどの国であっても最も優れているという自負はあるけれど

それでも他の分野で学べること多くあるだろう。

決して無駄にならぬよう、気を引き締めて挑まなければならない。

 

....それはそうと、一緒に来た妹が着いて早々外で遊びたいとおねだりをしてきた。

あまり遊んでいる時間はないのだけれど...仕方ないな。

 

 

れんごうこくについたよ!

なんだかとってもあかるくてきれいなところ。

まえのおうちはくらくてこわかったからうれしいなぁ。

 

連合国の技術はどうやら機械への分野に特化しているようだ。

自立行動をし、命令を遂行することができる機械、名づけるなら機械兵とでも言おうか。

ただどうやら、その機械兵を動かすための頭脳の開発に難航しているらしい。

私にもその開発の手伝いをしてほしいようだ。

カゾルミアの研究員である私が、隣国の兵器を作るための手伝いをしてもいいものなのだろうか。

ただ、共に研究をしている連合人によると、この技術が完成すれば多くの人命を助けることができるらしい。

確かに、機械兵は兵器としての運用だけでなく、使いようによっては多くの人を救うことができるのかもしれない。

それに、妹がこれから生きる未来に、私が作り出したものが残り続ける。

そんなのも、悪くないのかもしれない。

 

カゾルミアと連合国の平和の象徴として機械兵を作りだそう。

もう私に迷う理由はなかった。

 

 

なんだかおねえちゃんがしらないだれかとがおはなしてたの。

ほんとはだめだけどおはなししてたのをきいちゃった。

せんそう?っていうのがおこったんだって。

よくわかんないけどおねえちゃんがかなしそう。

はやくせんそうおわらないかなぁ。

 

 

とうとうカゾルミアと連合国の間で戦争が勃発した。

私の研究成果は連合国に全て回収され、一度捕虜として軟禁されるようだ。

機械兵の研究はまだ完成していない、研究の途中で人の脳を使って頭脳の代わりにする方法を思いついたけれど、あれではただ命令を聞き、誰かを殺すだけの人形しか作れないだろう。

あれではカゾルミアと連合の平和の象徴には程遠い.....軟禁が終わったらすぐに研究を再開しなくては。

 

....ただ、妹と遊べる時間が増えたのは、とてもいいことだと思う。

 

 

なんだかしらないひとがきておねえちゃんをつれていっちゃったの。

どこにいっちゃったのかな。

 

 

軟禁されしばらくたったある日、私は家に押し掛けてきた連合兵の手によって連行され

私が研究していた機械兵の技術がどう使われたのか伝えられた。

 

彼らは私たちの国の人たちを使い、機械兵を生産して戦場に送り出しているようだ。

 

機械兵は平和の象徴などではなく、ただの殺戮機械として生み出され、これからも私の国を脅かし続けるのだろう。

 

私は失敗した。

 

ーー妹は、泣いていないだろうか。

 

 

しらないひとがわたしはとてもわるいことをしたくに?にすんでたんだっておしえてくれたよ。

 

わたし、わるいこだったんだ。

 

でもしらないひとがいいこにしてあげるっていってくれたの。

わたしがいいこになったらおねえちゃんもにこにこだよね!

 

 

ーーいたい いたいよ おねえちゃん たすけ

 

 

 

どうして どうして

 

あぁ、わたしはただ

 

あなたにわらっていてほしくて

 

 

ーーなにもかもが 淡い夢だった

 


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