「マスター、敵がいます気をつけてください。」
セイバーがそう言って何かを私に投げて来た。
「それを身につけて、毒がきます!」
セイバーがそう言った時森が紫の霧のようなのに覆われて来て私は急いでセイバーが渡した物を身につけた。
「セイバーは大丈夫なの!」
「大丈夫です!毒対策は複数持っています。」
『おいおいマジかよ。これにも対応するのかよ。』
襲撃者はセイバーが次々と先読みをして来る事に戦慄していた。
「迂闊に動かないでくださいマスター!おそらく敵はアサシンかアーチャー!複数の罠が仕掛けられています!」
そう言われて私は動けなかった。
迂闊に動けば私が狙われるか罠に掛かりセイバーが不利になってしまう。
更に毒対策はしていても毒の霧の中に居続けるのは良くないのも相まって一刻を争う状況だった。
だけどそれは敵も同じだった。
透明化ができるがセイバーは直感と未来視を持っていて迂闊に離れていれば確実に逃走が出来るから近づかないといけないし、近づきすぎると今度はセイバーの攻撃を喰らってしまうという状況だった。
私はセイバーに守られながら少しづつ後退していたが偶然何かを踏んでしまった。
踏んだのを見るとそれは人の骨だった。
私はそれを見て死にまつわる恐怖が蘇ってしまい思わず走り出してしまった。
「マスター!」
セイバーが私の様子に気づくが遅く私は足を罠に掛かってしまい動けなくなってしまった。
セイバーが私のところに来て私に対する攻撃を防ごうとしたが何発かを防ぎきれずくらってしまった。
セイバーは鎧を纏っていたおかげで数本は当たらなかったが一本は鎧の隙間に入り矢が刺さっていた。
「ごめん、セイバー。」
「仕方ありません。マスターの様子に気づかなかった私の責任です。」
『運はこちらについていたか。まぁこれが戦闘ってもんだ。』
敵はそう言って無数の矢が飛んできたが私は思わず直感で自分が出来る事を行使した。
「セイバー!」
私が叫んだ瞬間手の甲の紋様の一画が消えて、セイバーに魔力が満ちてきた。
「風よ、吹き荒れろ!」
セイバーは風を剣に纏わせて振るい、振るわれた剣から暴風が巻き起こり矢と共に前方を薙ぎ払った。
暴風の余波で毒の霧は吹き飛びはしたが敵には当たっておらずセイバーは矢にも毒があったせいか剣を落としてしまった。
『それじゃ、チェックメイト。』
そう言って無数の矢が飛んできたがそれは突然迎撃されて爆発を起こした。
『なに!』
敵は思わず姿を現してしまいその隙をついて自身の宝具で解毒したセイバーが攻撃をしたがそれは躱し敵は逃げていった。
戦闘が終わった事に私は安堵してたら敵とは違う声が聞こえてきた。
「失礼、手助けが必要みたいでしたので。」
そう言って遠坂とは別の女性が現れた。
セイバー 宝具
風王結界
ランクC
種別対人宝具
複数の風の層を纏う事によって不可視の状態にする事が出来る風の結界である。
セイバーは魔術の心得があるため風を斬撃へと変えて飛ばす・風を防御に使うなどといった事が可能である。
卑怯ですがこれもまた戦術です、優れた騎士ならこんな卑怯なんかは効きません。