時計塔に私とラニが近づきつつあった時に鐘の音が響いた。
私の顔に赤いものがかかり宙を舞った。
顔にかかったのは血でラニが撃たれた証でもある。
ラニは時計塔周辺の床に転がって負傷しているがまだ生きていた。
私はラニを助けようとしたがラニは警告をしてきた。
「駄目…私が…即死していないのは…貴女を…おびき寄せるため…いって。」
ラニは自分を見捨てていってと言っているが私はラニを見捨てられないラニを見捨てればラニは殺されて躊躇していてもラニは殺される。
そんな事を考えていたら恐らくは同じくそこで殺されてきたであろう人達の残留思念と思われるのが聞こえてきた。
『どのみち殺される。』『なら時計塔へ行って。』『ダンを倒すべきだろ。』『その為に来たんでしょ。』『それを確認してこの作戦をとった。』『セイバーに勝ち目の薄い戦いを強要しラニを犠牲にして。』『迷うな。』『時計塔へ行くの。』『それがこの場の正解だ。』
そんな事を言ってくるが私は一つの事に疑問が出た。
狙撃に鐘の音が出る事である。
優れた狙撃者が目立つような事をする?まるで
その事を考えて一つの条件に当てはまる事がでた。
即ち
ダン・ブラックモアは時計塔を狙撃出来る場所にいて鐘を撃ち鐘から跳ね返った銃弾でこちらを撃っている。
つまりダン・ブラックモアはこの周辺で時計塔を狙撃出来てなおかつ城を跳弾で狙える場所にいる。
私は
「動けますか?」
ラニは首を横に振る。
「戦えますか?」
ラニは首を縦に振った。
そして私はラニに頼み事をした。
(たく。しつこいセイバーがいたものだ。しかし遅いな。いつもならとっくに旦那がマスターを仕留めている頃合いだ。)
アーチャーがそんな事を考えていたら時計塔の方角から爆発音が響いた。
(あの嬢ちゃん、旦那の罠に気がついたのか?まさかな、セイバーにはとっくに毒が回っている。
そう考えてアーチャーは
「宝具を発動しますか。どのような矢であれ私が持つ守りは突破出来ません。防ぎきって切り裂いであげます。」
セイバーそう言いアーチャーは
「勘違いしてるようだな。こいつは矢というより起爆装置だ。撃ち抜く必要はねぇ。当たるだけで十分なのさ!」
そう言って木から降りながら宝具を発動した。
「
そして放たれる矢それに対してセイバーは剣で弾こうとした。
(無駄だ。剣に触れただけでも起爆する!)
アーチャーはそう思ったが矢は爆発を起こさず弾かれた。
アーチャーは驚愕したがセイバーはすぐに接近して来たセイバーによって切り裂かれた。
セイバーの聖剣の鞘。
所有者に様々な加護をもたらし防壁にもなる宝具。
セイバーは応用して使う事もできる。