二度目の城の扉を開きながら私は
「今回はあれを倒す為の何かを探すですね。」
そういった。
「それが良いでしょう。怪物は弱点をついて倒すもの。いきなり挑むのはただの馬鹿です。」
セイバーもその考えに賛成していた。
「状況から見て、あれがフロアマスターのサーヴァントで違いないわ。第3階層に残ったマスター達もあれが食べ尽くしたと考えるべきでしょうね。」
凛は敵の事を考えていた。
「ここで起きているのはループではないから気をつけていきましょう。なぜならループだったら一部の人を除いて同じ事を繰り返します。なので一周目とは違う事をやれている事はこれがループではないと言えます。ですがそれは相手も同じです。今度は積極的に襲ってくる可能性があります。」
セイバーはそう警告していた。
「ともあれあれがサーヴァントならマスターがいる筈よ。もう一度始めから、このエリアを調べましょう。」
そう言って私達は城の中に突入した。
城の中を探索している中で私は過去の記録のありすと出会っていた。
ありすは本が好きだった。
「ええそうよ。お□ちゃんが来るまでご本だけが友達だったの。ご本だけが私に優しかったの。」
そう言っていると本は一つの挿絵に入った。
童話らしく悲しい物語だった。
「子供の童話は悲しいお話ばっかりなのよ。ありすは気にしないわ。」
そう言ってありすはページを捲り直し栞をさしたページにまでページを戻した。
私が読み聞かせることもやった。
「お□ちゃんは何故上へ上がるの?」
ありすはそう質問して来た。
私はなんて答えたのだろう?
「鬼ごっこしましょう!お□ちゃんが鬼ね!」
そう言ってありすは駆けていった。
鬼ごっこに付き合おうとしてたら1人の声が響いた。
「いつまで黙っているつもり。あなたの対戦相手はあの子でしょう。どちらかがどちらかを殺さなければいけないのよ。」
そう彼女は告げて来た。
過去の記録を体験した後私はセイバー達と合流した。
「また過去の記録を体験してましたね。」
セイバーは私が過去の記録を見ていた事に気づいていた。
私が体験した事は恐らくはありすの対戦相手の記録だと思う。
ありすが勝ったのかそれともありすが負けたのかどちらにしろ私の構成として混ざっている可能性がある。
そんな事を考えていたら怪物がやって来てしまった。
「あれと戦っても無意味よ!マスターを探さないと!」
凛がそう言っていたが怪物は無数のハサミを飛ばして来た。
凛が防壁を張ったが怪物の猛攻に耐えられず破られた時、セイバーの声が響いた。
「選定の剣よ、力を!邪悪を断て!
セイバーの宝具で一本目の聖剣。
2本目とは性能が違うからこそセイバーは使い分けて使用する。