4階層が終わり私達は5階層へと向かっていた。
4階層は意外と簡単に終わったのだ。
全能も早く終わるのを予知していたみたいですぐに邂逅した。
『今回はせっかくだし何故私が貴女に干渉しているか理由を教えてあげる。』
そう言って全能は自身の事を教えて来た。
転生という特殊な体験をしているという事、全能としての力が強くて退屈になっていた事、転生の部分を応用して並行世界の自身を観測した事を。
『つまり貴女は並行世界の私が混ざっているの。といっても全能としての力はほぼ発揮出来ないけどね。』
全能はそう言って全能としての力を発揮する条件を教えて来た。
『まず膨大な情報に耐えれる魂と精神、扱う技術と才能、他にも色々と必要なの。貴女も頑張れば全能の力を行使できるわよ。』
そう言ってきたけど私は不可能かなと思う。
そう思いながら私は目が覚めた。
第5層は雨が降り注ぐ廃墟の都市だった。
凛はここにはフロアマスターが居ない事を教えて来た。
バーサーカーと呼ばれる英霊が彷徨いているがラダーの所まで行けば私達は6層へと行けるという。
だけどこのフロアには殺人鬼が彷徨いているという。
ユリウス・ベルキスク・ハーウェイと呼ばれた聖杯戦争の時も裏で多くのマスターを葬ってきたというそんなマスターが。
私とセイバーと凛はその殺人鬼とバーサーカーに警戒しながらラダーへと向かう事にした。
一旦雨宿りしながら待機して凛が単独で偵察に向かう事を行いをして進んでいたが私達はバーサーカーにあってしまった。
バーサーカーには気づかれていなかったので一旦引こうとしたがセイバーが何かに気づいた。
セイバーが気づいた方を見るとそこには
「懐かしい顔だ。待っていたぞ岸波白野!」
ユリウスはそう言いバーサーカーが襲いかかってきたがそれはセイバーによって防がれた。
ユリウスは笑いながらこちらへと向かってきて私に殴りかかってきた。
私は格闘はあまりわからないので防戦一方となってしまい吹き飛ばされた。
セイバーはバーサーカーを相手に手こずっていて来れそうになさそうだった。
「戻ってきたのか?」
ユリウスはそう言って殴りかかってきた。
おそらくは私の体や名前の元となった人物を知っているのだろう。
「帰ってきたのか?」
ユリウスはそう言ってこちらに襲ってくる。
私は避けるのと防御で手一杯だった。
「懲りない奴だ。ああそれでこそお前らしい。」
「だがどういう事だ。俺は怒りで死にそうだった。だが今は失望で死にそうだ!」
私は蹴り飛ばされた。
ダメージで私は血を吐いた。
「その様はなんだ。その顔はなんだ。どこまで無様を晒す岸浪。」
格闘戦はあまりやった事ないから私は
その時に恐らくはユリウスと戦った時の記憶が頭に浮かんだがすぐに無視した。
「俺もお前もゴースト以下のクズだ!何も生み出さず何も救わない。」
そしてユリウスは
「マスターの真似事など笑わせる!」
私と同じ