「俺達はとっくに生きる意味を失っている。」
「そうか、死人だったな。心臓を抜かれた程度では死にきれまい。」
ユリウスはそう言って更に一撃を加えようとするがそこにセイバーが駆けつけてきた。
「マスター!」
私はその声に反応する事ができてユリウスを突き飛ばした。
「大丈夫ですかマスター!?」
それに関しては正直きついですね。
ぼろぼろな私にセイバーは怒りユリウスへと斬りかかるがユリウスは避けていきそこに壁を突き抜けて凛が吹き飛ばされてきた。
そしてその後にバーサーカーがやって来る。
「ごめん、あれ無理。」
凛はそう言ってきた。
そしてセイバーが相対しようとしたがいきなり血を吐いた。
何が起きたのかと思ったらユリウスが説明してきた。
「ふ、良く持ち堪えたな。俺のサーヴァントの宝具は初撃必殺。戦闘開始の一手目に放つ拳は確実に敵を抹殺する。」
つまりは私を庇った時に敗北が決まってしまったというのか。
「ここまでだ、報いをうけろ。」
ユリウスとバーサーカーが私達に追撃しようとしてきたがそれは屋根を突き破ってきた拳が止めた。
ユリウスとバーサーカーは一旦引いていき私はなんとかセイバーの元へと寄った。
私が足を引っ張ってしまってセイバーは負けてしまった。
そんな事を思いながら私は気を失った。
気づいたら私は全能と会っていた。
いつもの部屋ではなく学校の教室のような場所で制服を着て全能は待っていた。
『大丈夫かしら?いえ、大丈夫ではないわね。』
全能はそう言ってきたが私はそれどころではなかった。
『だからこそ真面目に話をします。貴女は諦めるのですか?』
それに関してはわからない、セイバーが無事なのか先に聞きたかった。
『セイバーは瀕死だけど無事よ。だけど貴女が諦めればセイバーも死ぬ。』
全能はそう言ってきた。
でも私はどうすれば良いのだろうか。
私は生者ではなく死者でしかもただの死者ではなく
無数の死が集まって出来ていて岸波白野という人物の姿や名前を借りているだけの何者でもない。
そんな私がここまで来たのはセイバーや全能に凛ラニといった人物が導いてくれたおかげだ。
『なるほどね。では考える時間を与えてあげましょう。』
全能はそう言ってくれたが私はどうすれば良いのでしょうか。
『そうだわ。せっかくだしセイバーの事を教えてあげるわ。』
そう言って全能はセイバーの記録を見せてきた。