6層へと辿りいたがそこは霧に満ちていた。
まるで何もないように見える場所は殺風景だった。
「マスター、ここは何かおかしいです。注意してください。」
セイバーは警戒していた。
私とセイバーは霧の中を進んでいたら槍が飛んできた。
セイバーは防ぎ槍を飛ばしてきた存在を確認した。
槍を投げてきたのは凛だった。
まるでサーヴァントの様な雰囲気を感じる格好で凛は槍を構えて襲いかかった。
セイバーは凛と戦い私はセイバーを支援しようとした。
「マスター!後ろです!」
セイバーのその声に反応して前に後ろから進み降ってきた拳を私は躱した。
拳を振り下ろしてきたのはラニで何故か大きくなっていてやはりサーヴァントの様な雰囲気を漂わせていた。
凛とラニを同時に相手するのかと思ったらラニは凛を掴み握り潰した。
仲間割れをしたのかと思ったら無数の槍が飛んできてラニを貫き無数の凛が現れた。
どうやら無数の凛とラニがいるみたいで一旦逃げ出した私とセイバーを追う途中で凛の何人かは別個体のラニによって切り払われた。
一旦避難した後一体どうなっているのと思ったら霧が晴れてきた。
霧が晴れた後の6層目は1番異様な雰囲気を漂わせていた。
床の下は無数の凛とラニの残骸があり中央には白いドームがあった。
「訳がわかりません。」
セイバーは6層目を考察していたが無数の凛がやってきた事を確認してすぐに移動した。
「異常事態だらけの聖杯戦争ですが今回は特に異常ですね。凛とラニは元マスターと名乗っていましたが恐らくは6層までは上がってきたのだと思います。どちらかが確実にフロアマスターでしょうね。」
凛とラニは次々と現れては私達に襲いかかってくるがセイバーは時には避け時には蹴散らしながらそんな事を言ってきた。
「それはわかりますが何故沢山いて私達に襲いかかってくるの!そしてあの凛とラニは何故私達を助けてきたの!」
私はそんな悲鳴をあげながら逃げた。
一旦襲われないように隠密をして休む事にした。
「ドームの近くには凛とラニの残骸がありませんでした。もしかして中心には近づかないのかな?」
「だけどそれは罠かもしれません。凛とラニのどちらかがフロアマスターならどこかに本物がいるのでしょう。」
「恐らくは敵として出てくる凛とラニは兵士として生み出された存在なのかな?」
そんな私の考察をセイバーは
「それはあり得ますね。何らかの理由で凛とラニを再現した分身でしょうね。だけど争いあっている理由が不明ですが。」
あり得ると分析していた。
私とセイバーは分析をしていたらセイバーが何かに気づいた。
「どうやら真相を知っている人物がきたみたいですね。」
そんな事を言ったセイバーの視線を辿るとそこには凛がいた。