矛盾輪廻   作:想夢

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 アルトリアとガウェインは共に最上級の英霊であり召喚された時点でほぼ勝利は決まるだろう。
 だがそれだけで聖杯戦争は勝てる訳ではない。


騎士王対太陽の騎士

 アルトリアとガウェインの戦いは互角だった。

 剣をぶつけるだけでなくガウェインは時に格闘を、アルトリアは様々な武器を扱い勝利を目指して争う。

 

 そしてマスターで有るハクノとレオの戦いはレオの方が優勢だった。

 これに関してはハクノはウィザードとしてはまだ未熟でレオはウィザードとしては高みにいる。

 ハクノは既にある程度の傷を承知でレオの攻撃を防ぎもしくは躱しアルトリアを支援してガウェインとレオに妨害を仕掛ける。

 レオはハクノからの妨害を防ぎガウェインへ支援とアルトリアとハクノへ妨害を仕掛ける。

 

 「これは中々の実力です。だけどウィザードとしてもマスターとしても未熟なのが純粋に惜しいですが。」

 

 レオはハクノのウィザードとマスターとしての実力に思わずそう呟いた。

 


 

 純粋に強い!

 これが優勝候補とされていたマスターにサーヴァント!

 

 私は既にレオに敗北を感じていたがそれでも諦めずに頑張っていた。

 相手が強いからって諦めたらそれはアルトリアのマスターとして失格だ。

 

 思考している事で思わず攻防が緩みレオの攻撃を喰らってしまった。

 アルトリアもガウェインの猛攻に耐えきれず少しふらついていた。

 

 「中々頑張りましたね、ですがここまでです。ではあなた方に敬意を示して、レオナルド・ヒスタリオ・ハーウェイが命じる。ガウェイン。」

 

 「はっ!」

 

 「ガラティーン最大出力。セイバーを焼き尽くせ。」

 

 レオがガウェインに宝具を命じた。

 

 「御意。王命の元地上一切を焼き払いましょう。」

 

 ガウェインはそう言って剣を上に放り投げた。

 

 「この剣は太陽の写し身。もう一振りの星の聖剣。」

 

 その剣は火の玉となりそこから光がガウェインの元へ飛んできた。

 光の剣と呼ぶべき代物をガウェインは掴み私とセイバーの元へと振り下ろした。

 

 「我が城よ!是はキャメロットに在らずとも、我にとってはキャメロットなのだから!辿り着く事なき夢想の城(イマージュ・キャメロット)!」

 

 セイバーの城が現れて光の剣を防ぐがそれでも威力に耐えきれず崩壊していく。

 

 「アルトリア!」

 


 

 「最下層まで落ちていきますか、残念ながら貴女達はここまでです。」

 

 レオは大地と共に崩壊していく城を見ながらそう呟いた。

 ガウェインの宝具は対軍宝具であるがアルトリアの城を切り裂いた。

 これはアルトリアの城がキャメロットそのものではない上に魔術で再現したものである事と完全に展開しきれていない事が原因である。

 もし生きていたとしてもアルトリアとハクノは七階層から落ちているだろう。

 

 そうレオが確信してガウェインが力を抜いた時、光が崩壊していく城の中から飛び出した。

 レオとガウェインが思わず見るとそこにはアルトリアが鞘を構えて立ちハクノがその後ろにいた。

 

 アルトリアは全て遠き理想郷(アヴァロン)を使う事でガウェインの宝具を防ぎきったのだ。

 そのままアルトリアは剣を構え剣から光が登った。

 

 「ガウェイン!」

 

 レオはそう叫びその手にある令呪を使い再度ガウェインに宝具を放たせる。

 光の剣が再度放たれる中アルトリアは光の剣を構えて振るった。

 

 「束ねるは星の息吹、輝ける命の奔流。約束された勝利の剣(エクスカリバー)!」

 

 二つの光の剣がぶつかり片方を打ち破った。




 約束された勝利の剣(エクスカリバー)
 ランク:A++
 種別:対城宝具

 アルトリアが持つ中で二つ有る最大級の宝具の一つ。
 剣が有名であるが故にアルトリアは基本的にこの剣を武具庫の中にしまい別の剣を扱っている。
 世界は救えても国は救えない剣とアルトリアはそんな皮肉をいう。
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