私は警備の人に市長の所まで案内されることになった。
案内される最中も周りを見回していてセイバーに注意された。
(マスター、流石に不用心すぎます。これは確実に罠です、気をつけないといけません。)
(その時はセイバーがなんとかしてくれるんでしょ。)
(それでも限度はあります。)
そして私とセイバーは市長の所に着いた。
市長はホログラムだったがその姿はあの時の監獄の人形の1人だった。
『ようこそ新設海洋都市ケープへ、予選から上がってくるマスターはいないと思ってたよ。だってほら今時聖杯とか願いを叶えるとか時代遅れすぎでさ。いや、失礼。』
その振る舞いはまるで別の人がその人のような振る舞いをしているようだった。
セイバーは市長の態度にイラついていた。
『だからまあ、僕はあんた達の来訪を歓迎しよう。市長としてね。』
セイバーが疑問に思った事を話し始めた。
「すいません、この状況はどうなっているのでしょうか?サーヴァントたる私が召喚されている時点で聖杯戦争の最中でこの場所も聖杯戦争の戦場な筈ですが?」
『確かにここはSE.RA.PHの第一階層。だがそれは過去の話さ、現在はセラフの管理からすっかり解放された自由都市だ。』
「自由、ですか。」
『無益な戦闘をマスターは強制されず、マスターが自由に生きていける都市だ。』
シンジはモニターを展開しながら説明をしてくる。
『一定の法律があり、都市行政によって管理されている。』
セイバーが疑問を言った。
「聖杯戦争は?」
『ないよ、そんなもの。』
「サーヴァントを買い取ったのは?」
『争いの種を管理しているのさ。効率的だろ。』
シンジは私の方へむき自身の思想を告げる。
『あんたにもわかるだろ、サーヴァントは危険な電脳兵器だ。持っていても負荷にしかならず何の利益にもならない。』
その発言にセイバーは怒りを抱いているのに気づかず市長は告げる。
『人間に必要なのはサーヴァントじゃなくてAI、NPCだよ。時に労働者、時に伴侶、時に家族。』
シンジは悩んでいるように言う。
『マスターの人口比率は少ない。』
シンジは誇らしそうに告げる。
『だけど全マスターを快適に過ごさせるためにNPCは都市の顔として働いている。都市を稼働させているのさ。』
そしてシンジは私の前に何かを用意した。
『だからさ、あんたも都市行政にサーヴァントを譲渡して市民登録をするといい。永遠の幸福って奴を提供してあげるよ。』
セイバーは質問をする。
「サーヴァントはどうしますか?」
『当然無駄にはしないさ。令呪によって拘束、分解して都市運営のリソースとして有効活用する。』
その発言にセイバーは怒りに震えていたが私に向き告げる
「マスター、貴女がいいなら私は譲渡されます。サーヴァントには幸福がない都市なのは残念でしたがね。」
そう言っていたセイバーだったが私はこう宣言した。
「いえ、私は断ることにします。」
『はぁ。』
その事にシンジはイラついたがそれでも私は告げる。
「私はセイバーを捨てません。私は強制されるのはもう嫌なんです。」
シンジは私の振る舞いにこう言った。
『そうかなら仕方ない。』
そして何かを操作した。
『ファイアーウォール起動。』
そして周りを壁のようなので囲んだ。
『じゃ処理するよ。』
そう告げられてセイバーは旗を構えた。