バーサーカーの突撃はセイバーによって防がれた。
「魔女め!アイリスフィールには触れさせない!」
バーサーカーは2本の剣を構えてセイバーへと切りかかってきた。
2本の剣による連撃を1本の剣で防ぐ事が出来ているのは流石のセイバーと言えるが片腕が傷ついているから反撃ができない。
その事にバーサーカーも気づいたか今度は岩から削り出して作り上げたかの如き斧剣を構えてセイバーへと切りかかってきた。
その斧剣は見た目通りの破壊力を発揮してセイバーを脅かした。
流石にバーサーカーには扱うのが難しいらしく両手で持ち振るう前後には隙があるが隙を埋めるように剣を宙に出してセイバーへと飛ばす事で牽制と隙をつからないようにしてバーサーカーはセイバーへと襲う。
流石に両腕が万全でなければ防ぐ事が難しい斧剣による猛攻によってセイバーは押され始めた。
そしてバーサーカーの牽制で隙を晒したセイバーにバーサーカーの斧剣による一撃が放たれようとした。
だがそれはランサーが横槍をしてきた事で防がれた。
「悪ふざけはそこまでにしたらどうだ?バーサーカー。そこのセイバーには俺との先約があってな。これ以上つまらんちゃちゃを出すようなら俺とて黙ってはおらんぞ。」
バーサーカーの斧剣はランサーの槍で簡単に切り裂かれておりバーサーカーは無手になっていた。
『何をしているランサー。セイバーを倒すなら今こそが好機であろう。』
ランサーのマスターはランサーがセイバーの味方をした事に不満を漏らしていた。
「セイバーはこのディルムッド・オディナが我が誇りにかけて討ち果たします。なんとなればあの狂犬も先に仕留めてごらんに入れましょう。故にどうか主よ!」
そうランサーが言っていたがランサーのマスターは令呪を使った。
バーサーカーを援護してセイバーを殺すようにと。
ランサーがセイバーに切り掛かりそしてランサーの背にバーサーカーの剣が突き刺さった。
そのまま次々と剣がランサーへと刺さり最後にバーサーカーが握り潰す動作と共に剣が爆発した。
爆炎が収まる頃にはそこにランサーの姿は居なかった。
ここに第4次聖杯戦争最初の脱落サーヴァントが決まった。
ランサーを討ち取った後バーサーカーは興奮も冷めてその場から去っていった。
その後もセイバーもライダーも去っていった事で第四次聖杯戦争最初の戦いはこれで終わった。
「おのれ小娘風情がぁー!」
そう言って消えていくキャスターを見ながら私は安堵の息を吐いた。
ただの殺人鬼がサーヴァントを呼び出したというのに驚きはしたが本職のキャスターではなかったのが幸いでした。
キャスターのマスターを先に仕留めて弱ったキャスターを叩けばそれで終わった。
「流石に過剰だったかな?72分の1とはいえこの英霊憑衣で行くのは?」
私は今身につけている英霊憑衣を見ながら思わずそう呟いた。
その指についている10個の指輪は綺麗に輝いた。
第四次聖杯戦争、残るサーヴァントは五騎。