シンジの罠から抜け出した私とセイバーは遠坂と呼ばれた女性と一緒になっていた。
「なるほど、つまり今の状況は聖杯戦争は既に終わっているが異常事態になっていて今の状態を終わらせるには聖杯戦争をする必要があると。」
セイバーは遠坂と聖杯戦争について話し合っていた。
その間私は自身について悩んでいた。
私はなんだろうか?
死者なのかそれとも生者なのか、私は本当に人なのだらうか?
人の形をしているだけの存在なのか?
そして私を構成しているのは憎しみだけなのだろうか?
シンジに殺される私の記憶を見たがそれは本当に私何だろうか?
婦警達に殺されかけた時もまるでここで死んでいった死者の思いが私を動かしたように感じて私は自身が信じられなかった。
私は自身で決めて聖杯戦争に参加したのではなく死者の念に引き摺られて参加したのではないか?
私が自身について悩んでいたらセイバーがやって来て私を包んだ。
「マスター、自身について悩んでいるようですね。ですが安心してください。そう悩める時点であなたは人形ではありません。おそらくネクロマンサーの資質があるのでしょう。死者に関する魔術がありますからそれを無意識に使ったのかもしれません。」
そうセイバーは言ってくれるが私はまともな生まれではないかもしれないという懸念でいっぱいだった。
「マスター、あなたはまともな生まれではないかもしれませんがそれでもあなたは生きています。本来なら生きてはいけない者だとしてもあなたはここにいます。望まれていなくても、祝福されなくても、最後が破滅でも私はあなたに仕え最後までいます。生きる意味を探すのを今の目標として頑張りましょう。」
そうセイバーが言ってくれて私は嬉しかった。
では私もセイバーが言ってくれるように頑張ろうマスターとしてセイバーを勝利へと導こう。
「話しは終わった?」
遠坂リンがそう言って来たので私は改めてリンの話を聞く事にした。
「今、上の階層に行く為には聖杯戦争としてサーヴァントを倒さないといけないの。」
「そしてサーヴァントを連れているのは間桐シンジのみと。」
「その通り、あなた達はシンジと戦わないといけないわ。」
「そしてあなたはシンジの所まで私達を導くと。」
「ええその通りね。」
「では改めて問います。マスター、あなたは聖杯戦争に挑みますか?」
セイバーはそう問い始めた、私はこう答えた。
「まだ私はわからないけど足を止めているのはできないです。だから私は聖杯戦争に挑みます。」
私の意思を聞きセイバーは誓った。
「では私も。マスター、あなたが歩みを止めない限り私もサーヴァントとしてこの剣に誓いあなたを導きましょう。」
そうセイバーは剣構え誓ったのだった。