セ、セイバーにキ、キスをされた・・・?!
戦いはセイバーの勝利に終わったが私はセイバーがやったことに混乱していた。
確かにそういったことによる魔力供給の知識はあるがセイバーに恥じらいはないの!?
私は念話でセイバーに抗議を行ったがセイバーは
(私にそういう事をされるのが光栄ではないのか?)
と反応していた。
王は人の心がわからない。
そんな嘆きが頭の中に浮かんだ。
なんとか平常心を装いガレオン船へとなんとか乗り移った私はライダーとシンジの聖杯戦争に敗北した末路を見た。
「あんなのはまぐれだ!腕が鈍っていたお前のミスだ!・・・それから僕の怠慢だ。」
消えつつあるライダーとシンジ、彼らを見ながらセイバーはつぶやいた。
「チャンプとは頂点に立つものですね。」
「僕は僕だ。」
そう言ってシンジはこれまでの間の独白をする。
「何も出来なかった。頭が変になるくらいの時間、この街を見てきた多くの無意、人間の無価値さ、それを僕は否定したかった。」
シンジは令呪が刻まれた手を空にある輪のようなものへ向けて
「でも覆す力も答えも勇気もなかった。」
シンジは手を下ろし
「だから残り続けたんだよ。だって僕たちがここで消えればそれこそ人間は無価値だったって反応をされるって、だからせめて。」
シンジは私達の方へと振り返ったがやがて下を向き
「どうしようもない臆病者達なのさ。生きてさえいれば、何か出来るかもしれないって希望が
独白の最中にセイバーが
「もういい。」
と遮った。
独白を途中で遮られたシンジはセイバーへと向いたがセイバーはさらに続けて言う。
「最期の時くらい市長としての部分ではなくただの間桐シンジとしてマスターと会話するがいい。ほら、マスターも自身の中にある恨みを言うがいい。」
いきなり私に話が周り私は
「いきなり会話が来ても困りますが、私には恨みはありません。そして何故か先程まであった恨みも今はないのです。おそらくもう憎んでいないようです。」
と混乱しながら伝えた。
シンジも私の態度に呆れて。
「なんだよ、それ。」
その振る舞いにライダーも
「シンジ。あんた友達が1人はいたみたいじゃないか。」
と言って微笑んで消えていった、その声を聞いたシンジは
「友達じゃないよ、あいつは。」
そう呟きながら消えていった。
戦いが終わり残骸とかした建物の一つに次の階層へと向かうためのラダーが降りてきた。
セイバーが私をラダーの所まで連れて行く最中、私は考えていた。
(シンジに登る理由はないが登ると言ったものの死者の私は頑張る事は出来るのかなぁ?)
セイバーは私の心境をわかるのか
「マスター、今は悩んでいいですよ。あなたの悩みは簡単にははらせません。理由を見つけるのを理由に登るといいでしょう。」
そう言ってくれた。
私達を乗せてラダーが動こうとした時
「ちょっと待ったー!私を忘れてないよね!」
とリンが叫びながらやって来るのを見てセイバーと私は忘れてたとちょっとだけ慌てた。