魔法で実体化させた荷物の中に入ってたグルードのシャツとジャージに着替え終えた後、他の2人がそうしてるみたいにブランケットを使って寝ようと思ったけど、何度も漁った後にそれを忘れたのに気づいて。ため息を吐きながらさっき座ってた石の足元を背もたれにする感じで体育座りする。
それから上瞼を降ろしながら、さっきそれぞれが座ってた場所の近くで寝ている2人の様子を見つめる。自然と口元が膝の上で重なり合ってるのの内側に隠れた。
その状態で近い側が床の上で寝ているのに対して、兵頭彩芽は今も岩の上に座ったままになってるみたいで、ブランケットが垂れ下がってる様子だけがある。
少しの間はただそっちの方を見てるだけにしてたけど、近い方がうつ伏せになったまま折り曲げた両腕を前に出してる姿を見てた時。ふとしたタイミングで目を大きく開きながら息を吸い込んじゃってて。それから背中を一気に後ろに落っことしそうになったのを何とか両手を床について抑える。
何度も呼吸を繰り返した後に視界を何度か整えられて、目元の渇きを整えさせる。強くため息を吐きながら薄っすらと天井を見つめる。それに対して、辺りでは眠る息の音だけが聞こえるだけ。強く唇を強く締め付けてから体を起き上がらせて揺らしながらまっすぐに進む。
最初はその動きのまま進むことになったせいで、その足取りが左右に揺れるけど、それも数秒間だけ。まっすぐに足を進められるようになったところでは肩を持ち上げながら両方の手を握り締めて兵頭彩芽の横にまで来た。
「ねぇ」
体を斜めに傾けながら、両方の手を組んでる状態でいるような姿勢でまた寝ようとしてる兵頭彩芽の姿を見るなり、数秒間開けた後に僕の方からまたわずかな声を出す僕。
だけど、それでも相手は全く反応しなくて、それに対してもう1回大きめにそっちに声を出しながら体を1回だけ揺らした。
そしたらすぐに兵頭彩芽が一瞬だけの声と一緒に体を起き上がらせて。その隙がほとんどないのに続いて、視線を左右に何回か動かした後に僕を見上げながら視線を合わせることになった。
「なんだよ」
いつもよりも低めの声を出した向こうに対して、こっちも数秒間言葉を出せずにわずかな声を出すだけにしてた。目を細くしてこっちの方を振り返るみたいな角度で見てる兵頭彩芽の様子を見てるだけにしてる僕もその姿をまっすぐに立って見つめる。
少しの間唇同士を押しつぶす感じにしながら顔を下に向けてたけど、喉の中が詰まりながら自分の素肌にもなる腕を振れながらいた。だけど、一瞬だけ鼻の下の所で唇を押し込みながら鼻から息を吸って声を出した。
「なんであんなこと言ったの」
なんとか話せたけど、それ出た声はいつ物僕のに比べて相当小さかったし、最初は何度か声が止まっちゃいそうになってた。だけど、それでも何とか話を続けた僕に対して、兵頭彩芽は一度ため息を付いて。ブランケットを手にすると、体の向きを変えながらそれを自分の体にかける。
それと共にふわっとそれが一瞬だけなったけど、それからすぐに相手の体を包んでそれ越しにその形が見えてるみたいになってた。だけど、それから先。その形から相手自身はもちろん布団の姿も変わらない。ただ肩を背もたれ代わりの岩に立てるような姿勢で背中をこっちに見せてるだけ。
「いいから寝ろ」
しばらくこっちがずっと同じ場所で立ってるだけにしてたからだと思うけど、兵頭彩芽はこっちの声に返事した時とほとんど変わらない声でまた一瞬で終わらせる。それからも僕はただそこで立ってることしかできなくて。口を小さく開けたまま鼻から息を1回だけ強く吸う。
それから、また僕の後ろの方で物音がしたけど、それに反応して考えるよりも先に振り返るけど、そっちにはただ1回だけ寝返りを打って体の向きをうつ伏せから仰向けに変えてるンウニュさんの姿があるくらいで。その様子はこっちからだとさっきと違って全体が見える。
だけど、その一方で、そっちの方を見てると、赤色の洞窟の岩肌も一緒に見ることになってた。それを一度瞬きしてからも見続けて、それからもう1回相手の方に視線を戻す。
「でも、ンウニュさんは僕らを……」
僕が今度はすらすら出した僕の声だけど、それに兵頭彩芽はまだ言葉が終わってないところで、一気に振り返るような勢いでブランケットの半分を開きながら僕の方に顔を向けて来た。
「言っておくが、私たちは薫子ですらなくて、その部下を狙ってるんだ」
眉間の所にしわを寄せながら、そこをこっちにほんのちょっとだけ前のめりにしながら、早口目に話すその声を出していると一緒に、毛布をめくった手を自分の足の上に置く。それで音がするわけでもない。
ただ、僕はそれに対して何とも言えずに小さくうなずきそうになりながらも、それの角度を戻す所で止めることになって。唇を上のに下のを押し付ける。一緒に喉が締め付けられる感覚を味わう。
相手の声が終わった後はそれが反響することもなくて、ただまた静かな時間だけが過ぎてた。僕が顔のパーツの一部に力を入れたって何も起きない。だけど、それでも、髪の毛を振るような動きで顔の向きを横に向けて。唇を強く紡ぐ。
「寝ろ」
兵頭彩芽はその声を出してる間、こっちに対して最初と同じで背中を向けてるだけで、それで動きがあるわけでもない。それもあって、僕はその姿を見てられずにすぐに来た道を戻ることになる。
その間、何度もため息を吐きながら体を前のめりにして進むことになるけど、その足音も、この洞窟は結構広いせいで音が反響してるなんてこともない。すぐに勢いよく岩の上に体を投げるけど、それでも何も起きなくて、僕の体が痛くなるだけ。片方の腕を頭の下に入れてるから、開いてる方の手で痛くなった方を撫でた。
youtubeでワンダがマルチバースのヒーローをみんな殺したシーンの動画を見ようと思ったけど、やっぱり圏外だからそもそも開けなくて。
それのせいで、体を横向きにしてる状態のまま、片方の手でスマホを操作しながらその下にもう片方の手首が乗せられてる感じになってるのを辞める。
体を回してあおむけにする。それも数秒だけにしてて、もう片方の反対側に体を回す。もも姉のラインを数回だけ上にスクロールしてから、それを胸元に当てて、自分のシャツを両方の手で抱くみたいに。
だけど、そんなことしても布と自分の体が擦れるだけで、それと一緒にグルードのプリントが僕の体を擦る。それだけで、折り曲げた足が自分の胴体に近づいてる。そのせいで、体を起こすと、そのまま肩を落っことした状態で左右に揺れながら進むことになる。
その足で1秒に1歩よりもちょっとだけ遅いくらいのペースで進めてンウニュさんの所に行くと、寝てるその姿を上から見つめてるのも数秒程。その横で両手を体と平行になる感じで重ね合わせながら寝ころぶ。それと一緒にさりげなくブランケットの中に入ると、膝を少しだけ曲げてそれを下の開いてるスペースに置いた。
「くっつくな」
その言葉と一緒にンウニュさんが自分の側にブランケットを引っ張って、そのせいで僕の体はまたそのすべてが外の空気と触れ合うことに。体を起き上がらせながら相手にお尻を向けるような体勢に。
猫背になりながら胡坐を掻くみたいになってる足の上に両方の腕を力なく乗っけることになった。
「ごめんなさい……」
読了ありがとうございます。