メイフィールド   作:コンテナ店子@コミケ出ます

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そういえば、今年も夏コミに出ます。
オリジナルの女騎士とメイドさんの百合小説を出す予定です。
2日目の「g-41b」にいます。


第6話「これも、世界を守るためだ」

 もも姉が数秒後に声を出したのを聞いてる間。その音がどこにも反響してなくてただ桃姉の口からだけ溢れてるのを聞く。でも、その時も向こうはずっと自分の制服のお腹の辺りを握り締めてその周囲にしわを作ってるし、肘を体に押し付けながら僕の方を見てくれない。

 

 たまに鼻から息を短く強く吸う音がする。それ以外にどこか動いている場所なんかない。ただ何もない時間だけが過ぎて行ってた。ふとした時に僕の方から、何度も中途半端な範囲で口を開けたり閉じたりするのを何度か繰り返す後に目を斜め下に落とす。

 

「遠くって、どこ」

 

「まだ、私も知らされてない……」

 

「でっ、でも、終わったら一緒に暮らすって、約束は……」

 

 僕の言葉を何とか探し出す感じで1つ1つ出していくのに対して、もも姉はいつも以上に高い声を出していて。その間はこっちに頭を向ける感じで背中を折り曲げる。

 

 ただ肩を小さくしながらいる様子を見てたら、気づけばその向こう側にあるドアの見えてる範囲を大きく広がる。僕の頭よりも、もも姉の頭がいる場所の方が低くなってて、それで向こうが膝を内側に折り曲げてるのにこっちも気づいた。

 

「ごめんね、ごめんねメイちゃん。私……」

 

 さっきと同じような声と姿勢で話すその姿に対して、僕は手に力を入れてるのか入れてないのか、残り四つの指で親指を握ってるのかないのか自分でもわかっていない状態が続く。それから視線を横に向けながら声を出そうとして出なかった口をだんだんと閉じて行ってた。

 

 それに対して、もも姉は今もこっちを見てくれない。それのせいで、だんだん手に入ってなかったはずの力がいつの間にか加わっていくみたいで。一緒に顎を自分の体に近づける。さらに、眉も一緒に下げて、細くなった目で相手の様子を見てた。

 

 その後ろ側には今も頑丈なドアがある以外には、それの左右に伸びて行ってる壁があるだけ。それも全部色が一緒で。僕らの影以外で変わってることろなんかない。

 僕の後ろ側にある傘が付いたのしか灯りがないせいで、もも姉の体に僕の影が多くかかってて。それのせいでいつも見えてる黒髪の色も全然違うようにすらも見えた。

 

 一方で、僕の後ろ側には何も感じないというか、さっき座ってた机と椅子と灯りしかないだけの、だだっ広い空間が横にある横長の鏡に映ってるのが見える。でも、そっちを見ていられるの数秒だけだし、その間ですらも伏せがちな顔からちょっとだけ視線を見上げる感じに。

 

 一回だけ口を開けてまた少しの間声を出せないでいて、またもも姉の様子を見れずに下唇が震えるのを何とか押し込むために上の唇を使うことになった。

 

「じゃあ、いつ戻ってこれるの」

 

「それも、何も、わかんないの……」

 

「もうよいか。お前ももう中学生であろう。聞き分けよ。これも、世界を守るためだ」

 

 いきなり僕らとはドアを挟んで反対側のところで寄りかかってた女子が、ずっと下を見る感じで顔をただ下てたのに急にそれを辞めたら、両方の腕を組んだまま、僕らの方に語尾を強める感じで話に割って入ってきた。そのせいで、もも姉はそのままいるのに対して、こっちは視線を顔事相手に向けることに。

 

 上瞼を平たくするようなまま相手もこっちを見ているせいでお互いに見つめ合うことに。でも、向こうが今も態勢を一切崩さないまま一度ため息をするくらいだったから、すぐにこっちの方から視線を下に逸らす。

 

 そしたらもうもも姉と話し始めちゃってるみたいで。もも姉もそれに対して小さいけど確かに僕の方にまで聞こえる声で返事をする。

 それのせいで小さな声を出しながら顔を上げて手をそっちに向ける。でも、それにもも姉は気づいてくれてたけど、顔を一瞬だけこっちに向けるくらい。

 

 なのに、もうドアが開く大きな音がしてて。それのせいで僕は目を強く瞑りながら、制服の胸元を強く締め付ける。一緒に背中がほんのちょっとだけ丸まる。さらに、そうしてる右手をもう片方の手で包みながらいた。ただ、それだけじゃなくて。鼻を何度もすすって脇を強く締め付けた。

 

「メイちゃん!」

 

 その声が聞こえたのは、ドアがもうほとんど締まりきった時だった。もも姉の言葉が聞こえたと一緒に僕も口から息を吸いながら顔を持ち上げて、それと一緒に一回だけ目元に溜めてたのが溢れる。

 

 ドアを受け止めてる手だけだけが見えてる間ですら、両方の手だけを落としてそっちを見てる。口を開けてるのにそこから空気が入るのを感じられない間、ドアの向こうからさっきの女子がもも姉の名前を大きく聞こえてた。

 

 でも、そう思った次の瞬間、ドアがこじ開けられて、次の瞬間には、もうもも姉の体が僕の体を床の上に押し倒してた。少しの間だけ、目を大きく開けながら天井を眺めてたけど、相手の体の柔らかさが直接こっちに伝わってくるのだけを感じながら、最初はゆっくり背中に手を回す。

 

 でも、気づいたらまた両方の腕が交差する辺りで、急にぐっと力を入れながら目も強く、しわが出来るくらいで瞑る。それからまた1回鼻から強く息を吸った。

 僕の顔の横の所で、こっちの首元だったりに自分の髪の毛を乗っけてる状態のままいたもも姉の方からも、何度も激しい息を繰り返してるのだけを感じながらいたら、首で回してる腕に込める力が強まるのを感じる。

 

 僕も一緒にもも姉の肩に首を乗せる感じになって。相手の体に沿わせて抱きしめたまま肘をゆっくりと落とした。

 

「来てくれて、ありがと……」

 

 消えそうな、僕にしか聞こえない声で支えいてくれるもも姉の声を聞いた瞬間、気づけばこっちも、何度も顎を小さく引っ張ってはそれが自然に戻るのを繰り返すことに。もも姉の体は僕が体に力を入れれば入れるほどに強く受け止めてくれるみたいで、それに甘えて目いっぱいに押し込んだ。

 

「もも姉……」

 

 相手の言葉が消えてから少し、気持ちや顔の動きが少し落ち着くまでの時間をもらってから、その言葉に僕も答えた。言葉のお尻の方を大きく持ち上げるみたいな話し方をしたこっちに対して、向こうも何度も何度も僕の名前を小さくだけど確かに呼んでくれてる。

 

 それだけで、下の唇を上のに限界まで押し込みながらそれが途切れるタイミングで強く息を吐き出すみたいになっちゃってた。

 

「好き……」

 

「うん、うん……僕も……」

 

 その言葉が聞こえた途端、今度はこっちがもも姉のことを何度も呼ぶ。口から激しく息をしてる間以外、ずっと何度ももも姉のことを好きだってずっと伝え続けるだけ。1回上を見るみたいにさせてた顔も、相手の体へと預けるみたいに。

 

 そのまま息を鼻から一度吸いながら目を閉じる。でも、そうやった次の瞬間に周囲の冷たい空気が一気に入り込んできて。その瞬間にまた目を開けて体を起こしたら、もうもも姉が両脇に腕を通されながら大人の人に運ばれてて。僕と目線がぶつかり合う。

 

「もも姉!」

 

「メイちゃん!」

 

 もも姉に押し倒されたままだった体勢を起こして四つん這いみたいな感じになってから腕をそっちに伸ばす。でも、もうすでに相手も、その体を引っ張ってた人も、もうすでにほとんど見えなくなってて。唯一あったのはドアとサッシのわずかな隙間。

 

 でも、それですらも僕が立ち上がった時にはもう見えなくなってて。それのせいで小さく口から息を吐きながら目を細くする。唇を両方とも押し付ける感じにしながら上瞼を落っことす。それに続けて視線も下に向けてるけど、そこを安定させられずにずっと細かく動かし続ける。

 だけど、部屋の中で聞こえてる音は何もなくて。ただ僕が1人でそこに立ってるだけになってた。




読了ありがとうございます。
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