なんかケモ耳生えてるわ、女の子拾うわ、どうなってんだこの世界 作:妖妖夢
「アヤネそっちは?」
「こっちも違いますね」
「そうか」
今はアヤネと一緒にいろいろ調べている
朝早くからな、アヤネに今度お礼に何かしよう
え?バス登校の子をどうやって早朝から来させられるんだって?
そんなのささっと走って運ぶだけだ
ちなみに運び方は姫様抱っこだった…本人の希望だ
前の強盗の件もあって過去のアビトスについてだ
ヒナからもモモトークから言われた
今のアビトスにはカイザーが関係あるかもしないと
だから昔の分まで徹底的に調べつくす必要がある
他にもっと呼べばいいと思うが、残念ながらほかのみんなこうゆうのに慣れてないだろうし、
俺は…一応生徒会長だし
「?これは…アビトスの地籍図?」
「地籍図…アヤネ見せてくれ」
「は、はい」
シロウの近くまできてそれを見せる
それには土地の所有者の名前があった
本来ならそれぞれの土地に色んな人の名前があるはずだった
しかし地図にはほとんどにカイザーの所有になっている
「これは…どこもこれも所有者がカイザーコーポレーションになっています!」
「紫関ラーメンの土地もカイザーのところになっているな…」
前から撤去命令を大きな企業から言われてたらしいがまさかカイザーとは
「私たち学校も所有権になっていない…」
「なるほど…俺たちはまんまと操り人形にされていたんだな」
怒りが来る
シロウの神秘が湧き出る
窓ガラスが風も吹いてないのに揺れる
ここまでなったシロウをアヤネは初めて目の前で見た
いつも優しい人が起こると怖いのだとこの時わかった
今まで借金を利息を付けて期限内に返してきた
みんなと協力してやってきた返済は、ほぼ詐欺のようなことだった
借金をしてる身だがこれはちょっと話が違うな
他人はだましておいて自分は蜜を吸う
そういう奴が嫌いだよ鉄くずが
「…ひとまずみんなが来たら話そうか、アヤネは休憩しな」
…今は落ち着かないとだめだな
「は、はい。では少し空いてる場所で休んでいます」
「いや俺の膝でもいいからすぐに寝な」
「え」
あ
やばい、シロコがよくやらせてくるもんで癖で言ってしまった
これある意味セクハラで訴えられるのでは?
俺ヴァルキューレにお世話になるかもしれないからよろしくカンナ
「す、すまん何でもない」
「…シロコ先輩にやっているのですか?」
おっと?
「う、うんまぁたまにやれって言われてやっているけど…」
「じゃあお願いいたします」
真顔で言っているよこの子
絶対もう眠いじゃん
寝る場所探すのめんどくさくなったでしょ
そう考えてたらすでに俺の膝に頭置いているよ
「まて男の膝で寝るなんて普通彼氏とかにやらせるもんだぞ」
「じゃあ少しだけおやすみなさい先輩」
「えちょとま、寝るのはや」
まぁこちらがこんな朝早く呼んでいるんだ
きっと調べてる時も眠かったんだろうな
一年生に手伝わせるなんて先輩として失格だな
布団代わりとして自分の制服をアヤネの上にかける
これで少しは寒くはないと思う
それにしても先輩だからといっても我男ぞ
襲われてもいいのか後輩
こういうのはほんとに付き合う人とやるもんだろ
…もしかしてキヴォトスって誰でもこうゆうことやんの?
それにしてもアヤネに彼氏ができたらね~
今はいないと思うが将来アビトスが復興してきたらできるんじゃないかな
結構いい子だし
俺はアヤネのお父さんか?
まぁでも大丈夫だろうな
契約さえすればこのアビトス高校はなんとかなる
けどこれからの成長を見れなくなるのは悲しいけどな
…アヤネ、それにみんな俺がいなくても頑張っていけるさ
だって俺が信頼しているんだからな
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その後はみんなが来た
アヤネが起きたのはみんながちょうどそろった時だった
顔が今まで以上に赤かった
「えっと…ではいろいろ…調べたことを皆さんにも共有しましょう」
「アヤネちゃんまだ顔赤いよ」ニヤニヤ
「ん、ずるい」
「う、うぅ///」
もう嫁にいけないって顔をしているアヤネ
眠かったとはいえ尊敬する先輩の膝を使ってしかもそれをみんなに見られたことが恥ずかしかったのだろう
可愛いな
赤い顔をしている中でもアヤネは少しずつ説明した
今のアビトスの状況
土地の所有者
今のアビトスの大抵の土地の所有者はカイザーの物となっている
そして本来アビトス高校の所有となっているはずが昔のアビトス生徒会の先輩たちは借金の返金のためにより、売却、けどそこまでの金にはならず、意味はあまりなかったとも言える状態だった
「多分俺たちよりも前にいた先輩たちが砂による被害に焦っていたんだろうな、それでカイザーの罠を見つけられずに詐欺られたんだろうな」
多分俺がその先輩だったとしてもカイザーの操り人形になっているだろうな
自分たちの学校を守るためにやるしかなかったんだな
「つまり…はめられたんだねこれは」
先生がそう言う
正解だが最悪な事実である
事実ではあるが皆はそれに納得も何もない
「こんなの聞いてない!前の生徒会はなにをやっているの!?」
セリカは抑えられなかったのか怒りをあらわにする
アビトスの皆もほぼ同じ気持ちだ
カイザーによってこの学校は毎日がピンチだった
借金をしているとはいえ、利子による金だけでも奴らは得しかない
自分たちは奴らのいいようにされたのだ
「一旦落ち着きなセリカ」
「で、でもうぅ…」
急に撫でられたセリカが黙る
よくセリカを落ち着かせる方法としていつもシロウがやっていることだ
「昔は砂嵐のせいでどうしようとなかったんだ、彼女らだってこの学校を守りたかったんだよ」
「そうですけどこのままじゃ!」
「ならまずはとりあえずいってみようか」
「だね、ここで何もしてないよりは動いた方がいいもんね」
「ですね!」
「あ、その前に先生とホシノ先輩とユメ先輩ちょっとだけ話がある」
「どうしたのシロコちゃん?」
「何か悩み事?」
「それみたいなもん、だからちょっと違う教室で話したい」
「了解~」
シロコ俺は?
相談とかならお兄ちゃんでも聞くよ?