異世界行き発明品   作:Roon

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個人的に好きなモノを詰め込んだ小説です。

雰囲気が軽かったり、ご都合主義もありますが、それも承知のうえで読んでいただけたら幸いです。


今回から他作品とのクロスがあります。







第1話:エンジニア部&特異現象捜査部

 

ウタハ「…とまあ。」

 

 

ウタハ「今は立ち止まってる所だね。」

 

 

"うーん…1回向こうを見てみるのは?"

 

 

"ロボットなりカメラなりを向かわせてみてさ。"

 

 

ウタハ「名案だね。じゃあ、ここにある偵察ロボットを向かわせてみようか。」

 

 

ヒビキ「いいね、部長。早速準備しよう。」

 

──────────────────────────────

 

 

ウタハ「まず、オペレーターは私。ロボットの操作はヒビキ。コトリは引き続き機械を調べて。コトリは何かあれば私を呼んでね。」

 

 

ヒビキ「了解。」

 

コトリ「了解しました!」

 

 

ヒビキ「じゃあ行くよ……発進!」

 

 

ヒビキが偵察ロボットを発進させる。

 

 

ヒビキ「…あれ?」

 

 

ウタハ「…ん?」

 

 

"何か問題があった?"

 

 

ヒビキ「えーっとね。通信が切れた。」

 

 

ウタハ「信号が消えたね……。」

 

 

"えぇ?それってどういう…"

 

 

ウタハ「そうか…人が直接行くしかないのかな?」

 

 

ヒビキ「部長。念の為にも、特異現象捜査部を呼ぼう。」

 

 

ウタハ「それがよさそうだね。今から相談してくるよ。」

 

 

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しばらく待っているとヒマリとエイミが部室へやってきた。

 

 

"やあ。ヒマリ、エイミ。"

 

 

ヒマリ「お久しぶりです。先生。」

 

 

エイミ「この間の当番ぶりかな?」

 

 

ヒマリ「それで、そのワープ装置というのは?」

 

 

ウタハ「あれだよ。」

 

 

ウタハはアーチを指で指し示した。

 

 

ウタハ「あの向こうに行くんだ。それに同行してほしくてね。」

 

 

エイミ「そうだったんだね。」

 

 

ウタハ「あれを作ったのは私だから。開発者としての責任を取りたいのもあるかな。」

 

 

その後、ヒマリたちは準備を始めた。

──────────────────────────────

 

 

ウタハ「じゃあ、行くよ。」

 

 

ヒマリ「私はここにいます。私では移動が困難な場合があるので。」

 

 

エイミ「了解。行こう。」

 

 

ヒマリ達はアーチをくぐり抜け、向こう側へ行ってしまった。

 

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(ここからエイミ目線)

 

 

装置のアーチを抜けた先には、レンガの地面に横たわった小型ロボットがあった。

 

ウタハ先輩曰く、ついさっき調査に使ったロボットらしい。

 

 

目線を上げてみると、大きなタワー?があった。

 

 

赤い四角のマークに「神羅」と書かれたロゴが入っている。

 

ウタハ「スマホは…モモトークだけが使えるね。」

 

 

ウタハ先輩が私にメッセージを送ってきた。

 

 

エイミ「本当だね。」

 

 

ウタハ「じゃあ、もう少し先に進んでみようか。」

 

 

ウタハ先輩はそう言って、私も着いてくるように促した。

 

 

進んでみると、ここは歓楽街らしかった。

 

 

少し治安が悪そう。そして大人が沢山いる。自分の知っているキヴォトスとかけ離れている所は、その大人が獣人やロボットではなく人間だということ。

 

 

私と先輩はそこを避けて、脇道を進んだ。

 

 

道を抜けた所で、緑色の光が出ている建物が近くに見えた。よくよく見ると似たようなものが大きな壁に沿ってある。

 

そして見えるうちの1つは壊れているみたいだった。

 

 

1番近いものには『八』と書いてある。番号?

 

 

とりあえず周りにいるのが人なのには変わりなさそうだったので、ウタハ先輩と話し合った結果、話してみることにした。

 

 

エイミ「あの…ここってどこですか?」

 

市民A「…。」

 

無視された。そして二度見された。なんで?

 

 

エイミ「すみません、ここは───」

 

市民B「…。」

 

また無視された。胸元を凝視された……そんなに服が気になる?

 

 

一方で、ウタハ先輩はうまくいったみたいだった。

 

 

 

ウタハ「すみません、ここはどこですか?」

 

 

市民C「どこって…八番街だが?」

 

 

ウタハ「八番街…?」

 

 

 

市民C「なんだ、移住でもしてきたのか?良い服を着てるもんだから、この辺りの学生かと思ったが。」

 

 

市民Cの妻「まあ、よく見たら近くの学校の制服じゃないわね?」

 

 

市民C「なんだ、ミレニアム…サイエンススクール?知らんな。最近出来た学校か?」

 

 

市民C「ミッドガルの学校については私の友人の管轄でね…今度聞いてみるか。」

 

 

ウタハ「あの壁と光っている塔みたいなものは…」

 

 

市民C「もう私じゃなくガイドブックにでも聞いたらどうだ?そこらの店に置いてあるだろう。」

 

 

ウタハ「ありがとうございました。」

 

 

ウタハ「エイミ、そっちは何か聞けたかな?」

 

ウタハ先輩が戻ってきた。

 

エイミ「…。」

 

 

ウタハ「ダメだったみたいだね。でもいい事を聞いたよ。ガイドブックに色々書いてあるみたいだから、それを探してみよう。」

 

 

ウタハ先輩と移動していると、足元に何かの紙が飛んできた。

 

 

エイミ「…ウタハ先輩。これ。」

 

 

ウタハ「なんだい?えっと…」

 

ウタハ「案内パンフレットだね。丁度いいし、見てみよう。」

 

 

書かれていたのは、この都市「ミッドガル」の説明だった。

魔晄炉から魔晄というエネルギーを吸い上げて発電していること、

 

 

今私たちがいる「プレート」の下には、スラム街があること。

 

そして、端っこの方に

『壱番魔晄炉爆発。伍番魔晄炉爆発。七番街プレート崩落。七番街スラムも消滅。』

 

と書かれていた。多分さっき見て壊れていたのが壱番魔晄炉だと思う。

 

 

ウタハ「…ここまで分かれば充分かな。そろそろ戻ろう。」

 

 

こうして、私たちはエンジニア部の部室に帰ってきた。

 

──────────────────────────────

 

ヒマリ「エイミ、ウタハ、無事ですか!?」

 

 

エイミ「うん。色々分かった。」

 

 

そうして、部長にミッドガルのことを説明した。

 




(補足)

ここで出てきた八番街は、オープニングや壱番魔晄炉爆発の後に出てきた辺りです。LOVELESSの看板があるあそこです。

時系列はストーリーのミッドガル脱出の前夜くらいです。

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