雰囲気が軽かったり、ご都合主義もありますが、それも承知のうえで読んでいただけたら幸いです。
今回から他作品とのクロスがあります。
ウタハ「…とまあ。」
ウタハ「今は立ち止まってる所だね。」
"うーん…1回向こうを見てみるのは?"
"ロボットなりカメラなりを向かわせてみてさ。"
ウタハ「名案だね。じゃあ、ここにある偵察ロボットを向かわせてみようか。」
ヒビキ「いいね、部長。早速準備しよう。」
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ウタハ「まず、オペレーターは私。ロボットの操作はヒビキ。コトリは引き続き機械を調べて。コトリは何かあれば私を呼んでね。」
ヒビキ「了解。」
コトリ「了解しました!」
ヒビキ「じゃあ行くよ……発進!」
ヒビキが偵察ロボットを発進させる。
ヒビキ「…あれ?」
ウタハ「…ん?」
"何か問題があった?"
ヒビキ「えーっとね。通信が切れた。」
ウタハ「信号が消えたね……。」
"えぇ?それってどういう…"
ウタハ「そうか…人が直接行くしかないのかな?」
ヒビキ「部長。念の為にも、特異現象捜査部を呼ぼう。」
ウタハ「それがよさそうだね。今から相談してくるよ。」
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しばらく待っているとヒマリとエイミが部室へやってきた。
"やあ。ヒマリ、エイミ。"
ヒマリ「お久しぶりです。先生。」
エイミ「この間の当番ぶりかな?」
ヒマリ「それで、そのワープ装置というのは?」
ウタハ「あれだよ。」
ウタハはアーチを指で指し示した。
ウタハ「あの向こうに行くんだ。それに同行してほしくてね。」
エイミ「そうだったんだね。」
ウタハ「あれを作ったのは私だから。開発者としての責任を取りたいのもあるかな。」
その後、ヒマリたちは準備を始めた。
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ウタハ「じゃあ、行くよ。」
ヒマリ「私はここにいます。私では移動が困難な場合があるので。」
エイミ「了解。行こう。」
ヒマリ達はアーチをくぐり抜け、向こう側へ行ってしまった。
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(ここからエイミ目線)
装置のアーチを抜けた先には、レンガの地面に横たわった小型ロボットがあった。
ウタハ先輩曰く、ついさっき調査に使ったロボットらしい。
目線を上げてみると、大きなタワー?があった。
赤い四角のマークに「神羅」と書かれたロゴが入っている。
ウタハ「スマホは…モモトークだけが使えるね。」
ウタハ先輩が私にメッセージを送ってきた。
エイミ「本当だね。」
ウタハ「じゃあ、もう少し先に進んでみようか。」
ウタハ先輩はそう言って、私も着いてくるように促した。
進んでみると、ここは歓楽街らしかった。
少し治安が悪そう。そして大人が沢山いる。自分の知っているキヴォトスとかけ離れている所は、その大人が獣人やロボットではなく人間だということ。
私と先輩はそこを避けて、脇道を進んだ。
道を抜けた所で、緑色の光が出ている建物が近くに見えた。よくよく見ると似たようなものが大きな壁に沿ってある。
そして見えるうちの1つは壊れているみたいだった。
1番近いものには『八』と書いてある。番号?
とりあえず周りにいるのが人なのには変わりなさそうだったので、ウタハ先輩と話し合った結果、話してみることにした。
エイミ「あの…ここってどこですか?」
市民A「…。」
無視された。そして二度見された。なんで?
エイミ「すみません、ここは───」
市民B「…。」
また無視された。胸元を凝視された……そんなに服が気になる?
一方で、ウタハ先輩はうまくいったみたいだった。
ウタハ「すみません、ここはどこですか?」
市民C「どこって…八番街だが?」
ウタハ「八番街…?」
市民C「なんだ、移住でもしてきたのか?良い服を着てるもんだから、この辺りの学生かと思ったが。」
市民Cの妻「まあ、よく見たら近くの学校の制服じゃないわね?」
市民C「なんだ、ミレニアム…サイエンススクール?知らんな。最近出来た学校か?」
市民C「ミッドガルの学校については私の友人の管轄でね…今度聞いてみるか。」
ウタハ「あの壁と光っている塔みたいなものは…」
市民C「もう私じゃなくガイドブックにでも聞いたらどうだ?そこらの店に置いてあるだろう。」
ウタハ「ありがとうございました。」
ウタハ「エイミ、そっちは何か聞けたかな?」
ウタハ先輩が戻ってきた。
エイミ「…。」
ウタハ「ダメだったみたいだね。でもいい事を聞いたよ。ガイドブックに色々書いてあるみたいだから、それを探してみよう。」
ウタハ先輩と移動していると、足元に何かの紙が飛んできた。
エイミ「…ウタハ先輩。これ。」
ウタハ「なんだい?えっと…」
ウタハ「案内パンフレットだね。丁度いいし、見てみよう。」
書かれていたのは、この都市「ミッドガル」の説明だった。
魔晄炉から魔晄というエネルギーを吸い上げて発電していること、
今私たちがいる「プレート」の下には、スラム街があること。
そして、端っこの方に
『壱番魔晄炉爆発。伍番魔晄炉爆発。七番街プレート崩落。七番街スラムも消滅。』
と書かれていた。多分さっき見て壊れていたのが壱番魔晄炉だと思う。
ウタハ「…ここまで分かれば充分かな。そろそろ戻ろう。」
こうして、私たちはエンジニア部の部室に帰ってきた。
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ヒマリ「エイミ、ウタハ、無事ですか!?」
エイミ「うん。色々分かった。」
そうして、部長にミッドガルのことを説明した。
(補足)
ここで出てきた八番街は、オープニングや壱番魔晄炉爆発の後に出てきた辺りです。LOVELESSの看板があるあそこです。
時系列はストーリーのミッドガル脱出の前夜くらいです。