逆にそんなに会話しない姉弟。
仲良い人と一緒にいて自分のやりたいことに集中し過ぎて
逆に話さなくなっちゃうことってありますよねw
仲良すぎて逆に話さないw

1 / 1
----------------------------------------------------------------

■まえがき

いつも読んでいただき、ありがとうございます。

※ 奈落家のいつもの設定確認

・設定は戦国時代なのになぜか現代の要素が入る。
(今回はゲーセン。ラウンドワンをモデルに書いています)

・奈落家の服装は、原作通り。

・奈落さんと分身たち皆、生存していて
人見蔭刀に仕えて奈落と一緒に
人見城に一緒に住んでいる設定です。

・季節は特に記載が無ければ、
投稿された日と同じです。
(季節感はほとんど無いけど初夏の設定です。)

ストーリーのジャンル:シリアスのようでやっぱりコミカルw

ちなみに一応、さくらんぼのアイコンにストーリーを
合わせる感じで、スロットでチェリーをそろえたり、
さくらんぼの飴をなめるシーンがしれっと出て来ますw

では、このまま下へスクロールして本編どうぞ。

----------------------------------------------------------------


第1話

休日出勤の外での仕事の帰り、

ちょっとだけ時間の余裕のある中、

少しでも今ある自由を享受しようと

ゲームセンターに入る

父親である奈落の支配を受ける人見家の姉弟、

神無、神楽、白夜の三人。

 

だが、事前に連絡を入れた白夜によると

奈落は許可してくれているらしい。

支配しているくせに本当は優しい奈落。イイ。

 

 

出入口に面した暗い立体駐車場には

白・黒・銀・青などの色の車が多く、

それらは皆スタイリッシュで流線型の

カッコイイ車だった。

高級車もふつうにいる。

 

エントランスではワイルドな男性シンガーの

歌が流れていたが、

先に進みタッチして自動ドアを開いて

クレーンゲーム場に入ると

その曲は聞こえなくなる。

いろいろな音や音声が混じって

ラーラーラーラーと聞こえる。

ときどきメダルのジャラジャラ音が混じる。

 

一通り見回ってみると、

場所によっては昔のファミコンのピコピコ音や

音ゲーの方からは

ドクドクとしたビートを刻む音が聞こえる。

 

クレーンゲーム場は

暗めの色の硬いじゅうたんが敷かれ

消臭も兼ねているであろう無機質なにおいがするが、

"昔"のゲームセンターと違い、

薄暗いアングラな感じではなく

夜を白く真っ光にしたような明るさだ。

昼間なのに夜遊びをしているような

変な、でも心地良い興奮を覚える。

 

入ってすぐのクレーンでは水色と灰色の

ラフな格好のおにいさんが

箱のお菓子のタワーを崩してたくさんお菓子を取ろうと

プレイしているが、崩すどころか全然動かない

 

クレーンゲーム以外のコーナーでは

今時の最新のプレステを大音量でかけたような音楽と

超リアルで美麗な映像が流れている。

コミュ障っぽい未熟な若い子が隣で落ち着いてメダルゲームをしている。

上手く行っているようだ。

 

背の低いぽっちゃりとしたメガネをかけた短髪のおじさんが

ポップンをしている。動きは超機敏でめちゃくちゃ上手。

 

パチスロをしている若いヤンキー同士っぽいカップルの男性の方が

チェリーをそろえてメダルが出て来た。

 

中にいる他のお客さんたちは

皆チェーン店の一般に浸透した洋服屋で買った安価な

でもちょっとオシャレな服を着ている。

高くてもせいぜいユニクロかGUだろう。

上白、下黒の若めな色の組み合わせも多い。

 

途中100円でできる小さいカラフルなクマのぬいぐるみが

今にも落ちて来そうに並んでいるクレーンゲームの台があったが、

神楽はこれは確実に取れるなと判断し、

逆にその上であえて取らないのだった。

そうして取ったグッズで自由のための資産を減らし、

限られた自由を掃除や片づけの時間で削り、

なお空間まで圧迫してどうしようと言うのか。

神楽はそれがよくわかっていた。

(すでにさんざんいろいろ買って持っているので)

 

100円1プレイで丸いつかむところをつかんで

ポケカを取っている人もいた。ロケット団のやつ。いいな。

なのでやってみる。が、取れない。

他人と自分は違うことをよくわかっていない神楽。

だが、ぬいぐるみが取れてよけいな物を自室に増やすよりは

逆にカードが取れない方がマシな結果だろう。

 

その後、10円のクレーンゲームを100円分くらいプレイして

やっと小さいまん丸飴を3個取る神楽。

メロンにいちごにさくらんぼ味。

 

隣にいた小学生の小さい男の子は

キラキラした貝のチャームを10円だけで

一発で取っていた。地味に悔しい神楽。

小学生にもわかるくらいその場で悔しがってしまう。

その小学生はちょっと引いた表情と姿勢をして去って行った。

 

だが悔やんでいても仕方が無い。

それぞれいろいろ見たりプレイしていた三人は再び集まって

そこでさっき取った飴玉を神無と白夜の二人に配る神楽。

 

開けて食べる。

めちゃくちゃおいしい物を食べるのも良いが、

ちょっとしたお菓子を少しだけ食べるのも良いと

三人は舐めているそれぞれの飴玉の甘さを感じながら思った。

笑顔の姉弟たち。

 

そしてゲームセンターを出た三人は

夏の焼けない夕方の道を

小さくても自由を享受できたことをうれしく思い、

仲良く歩んでいくのでした。

 

おわり

 

最後まで読んでいただき、

ありがとうございました。

ほんとに終わりです。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。