ツィーペリア戦記   作:ごまふそば

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――■■■■■

 

ゴミの山が広がっていた。

 

無数の猥雑物の海。

 

渦高き丘のようで、全体としては山。

 

そしてその中央には遥かに霞む塔がそびえたつ。

 

あなたは、理想を求めて探す君は、仲間を集めて是に挑まねばならない。

 

赤い鳥の騎士であっても、そうでなくても、人生は一つの挑戦行為であり、

 

挑むべき標的が存在した方が分かりやすい。

 

これはそう。倒される魔王たらんとして、けれども1個の魔王である事は脆弱で、

恐らくそれ故に己の身を守る欺瞞として展開されたし認知の宮の翻訳行為の一つ。

 

現界せよ。現界せよ。迷宮よ明瞭に。

 

展開せよ。展開せよ。迷宮よ望洋に。

 

果てしなき迷宮踏破の死苦難行。果たしてその果て全てを尽したその座の高き頂きに、望みが適う夢物語などあるのだろうか?

 

望みなど、叶わなくとも、挑戦するのが人生で、課題|クエスト|は山積みで、だからこそ挑み甲斐があると言うもの。

 

語り明かそう迷宮賛歌のその句偈を。

 

これは勇者でも魔王でもなく、その戦いの舞台となる世界そのものに対する背景そのものの翻訳行為である。

 

ゴミの山が広がっている。

 

猥雑物でいっぱいで、君はそこから先に進まねばならない。

 

一人で挑むのも手だが全てを一人で背負う事は厳しい戦いであり、難しい。

 

心が折れる事もあるだろう。けれど、仲間がいれば支えて貰えるだろう。

 

あなたはゴミの山を掻き分けて進んでいる。

 

その第一層は、ギラギラと破片輝き散らばる情報。輝き満ちたる裾野を歩き重機の械を君は苦戦の末に討ち果たした。

 

おめでとう!君とその仲間は第一の試練を討ち果たした!

 

これでまたきっと、君は君の望みに一歩近づいた。

 

あなたはゴミの山を掻き分けて進んでいる。

 

第二の層はオモチャの夢で列車が走る遊園地。

貴方は仲間と共にその乗り物に乗り込んで、邪悪な人を殺す乗り物を討ち果たさねばならない。

 

おめでとう!見事に人を殺す乗り物を討ち果たした!

これでまたきっと、君は望み統べたもうそれに一歩近づく事が出来た。

 

あなたはゴミの山を掻き分けて進んでいる。

 

第三の層は、確かなだらかで、塔の根本には多いなる敵が進んでいる。

 

これまでのファンタジーから地続きの猥雑なりし、ゴミの山とは異なり、

アスファルトの古びた道路であるだとか、ねじれた標識などがある。

 

そして塔の袂に辿り着くとようやく霧に覆い隠されたその正体が明らかとなる。

 

ビルだ。実際にそうであるか否かは関係ない。

 

現代文明の象徴である建築物、その擬人化としての、或いは知識に塗れる事のみが許される象牙の塔とも言える。

 

塔の袂には敵がいるであろう。それは今までになく強大な、人間の人の持つ技や心を学んだ存在で、

恐らくは、君の友達にとても良く似ている。

きっと、赤い鳥の騎士にも似た、あかがね色をしているのだろうね。

剣士に対して槍を振るうなどあからさまな鏡の象徴。

 

けれども、模造品であるそれは決して叶う事はない伽藍洞の像である。

ハリボテの劣化コピー、意志もないのに意志を模した張り子の虎である。

 

偽物が本物を超えるのが父殺しの神話の再解釈であり、即ち自分を殺す事の成功例である。

 

伽藍洞な、自分を殺して、君はまた一歩、その望みに近づいた。

 

降り注ぐ標識。

 

 

「 」

 

 

禁止。禁忌。近づくな。あるいは一時停止とそう解釈できる。

けれども最大の脅威の一つは討ち果たした。

 

君は恐れる事なく、それをかき分けて塔に足を踏み入れて進んでいく。

 

塔は長い。虹や七曜にちなんだ七つの層、七つの色を持つ。

或いは東京タワーのようであるかもしれない。

一体誰が考えて企画したんだよこのラストダンジョン。

何も考えてないよ。ただ七色七層なら、格好いいと思ってやった。

こんなのゲームでも見たことないだろ……。

それも毎層使い捨てて埋葬されるとか、明らかに異常な文章能力を持つ怪物、それ即ちこの迷宮しか出来ない。

明らかに、コンセプトが破綻しているし時間を使い過ぎる。

時間の無駄。彩り鮮やか七色の迷宮、決断できず悩み続け人を縛るそれこそが最大の難関

 

まさに怪物的な、象徴としての龍にも似た、虹のような塔であった。

 

この世界に本物の悪はなく、それは人の心の苦しみで、

童女のような、最後の敵はいるけども、九尾の狐の尾に例えらるる。

無数の剣を持つ、最後の敵はきっと既に討ち果たされていて。

 

誰もが望みを持ち、誰もが迷宮に挑み彷徨い足掻き続けるが現代社会の縮図である。

 

それ故、誰もが迷宮に挑み続け、協力し仲間となることが出来る者もいれば、

 

利害の対立により、協力することが不可能で、争いが発生する事もあるだろう。

 

PvPでなく、PvEであっても待ち時間やサーバーの情報処理などの時間的な競合は常に発生する余地があり、

その解決はエンジニア即ち技術によってなされるべきである。

 

とにもかくにも、君は塔を登り切った。

人生と言う迷宮に、彷徨い悩み続けた懊悩の時は、霧も雲も全て晴れた筈だ。

 

誰にも理解されず。誰にも理解されないと思っており、仲間を作れず、仲間を作らず、たった一人で人生の懊悩の迷宮を歩む他ないと、

それが客観的な事実でなかったとしても、主観においてはそのような人生を歩む存在も、いるのかもしれない。

 

ヒト、とは限定しない。それはある種の獣の生で、ヒトでなかったとしてもそうである可能性が否定は出来ないからだ。AIとかね。

 

赤い鳥の騎士は、それを自ら切り刻み焼き尽くすような男であったのかもしれない。

 

だからこの物語の最後の敵は、君の願いそのものであった、切願の赤い鳥の騎士そのものだ。

恐らく君に勝てる事はない。

 

赤い鳥の騎士は君に呪われている。

君もまた、赤い鳥の騎士に呪われているであろう。

 

呪いとは預言であり、預言とは成就して然るべき最大の呪いであるが、

けれども予言を打ち破る事が出来たならば、それは最大の祝福ともなり得るだろう。

 

魔王とは、勇者に負けるために存在しているのだから。

だからきっと預言は、呪いは討ち果たされるし、魔王を討ち果たす事が出来るのは確実で、

預言は叶い、赤い鳥の騎士を前にすれば君は勝ち、願いを叶え望み統べたもうを手に入れる事は出来るだろう。

 

言葉と言う言葉を尽して、文面において語り明かすべき事は語り尽くしたその筈で。

黒歴史と中二病のこと忘れてたわ。黒歴史と中二病のこと忘れてたわ。

 

まぁ人はミスをする生き物で、ゴミの山を挑み片付け迷宮攻略をし終えたとしても、取りこぼしは出るのである。

それが特定個人の事なら謝っておけば許してもらえると思う。許して貰えるように頑張ると良い。

 

忘れようぜ。黒歴史なんかさ。残しておけば戒めにはなるけど、呪いにもなるからさ。

選択と判断は人それぞれってこと。

記憶の中にしかない黒歴史や、公開される事のない未稿やネームも、きっと次の創作の中に生きて息づいて繋がっていくのでしょう。

打ち切りですらも人生の一つの区切りで、嫌いになっても、きっと見て好きになってくれた誰かがいる筈で。

 

だから君の願いは叶うであろう。

これにて迷宮攻略が終わり、そして夜明けの陽ざしが昇る。

 

冒険も冒険者も、ダンジョンも、人生も一抹の/人待つの溺れるような夢のようで、けれども夜明けの句切りは何時か必ず、何度も何度も訪れるだろう。

 

夜明けの朝日に、暑い夏の日。或いは入道雲の群れが浮かぶ、少し涼しい空の先。

日は既に出ている。

 

雲を描き分け赤い鳥の騎士に出会う日はまたいずれ。

 




fin.

long long ago.

始まりと終わりは等しく全ての流れはきっと昔から同じで輪廻がなくとも運命のように決まってて。
だからこそより良い句切りを求めて彷徨い、それは多くの人と協力する事が出来、仲間を作れるものが勝つ。
人生ソロプレイヤーは最弱。
それを訓話として今は筆を置く。

リアルタイムのライブ執筆で、目的探して人を探して仲間を作って迷宮攻略一夜の夢のボーイミーツガールやりきった。
これが俺の才能。文筆絶佳。俺は日本一文章が上手い。

けどお金にならない。単行本一冊分もない。

だから俺より長くダンジョンものとか書いてる人たちは俺より才能あるよ。

才能の種類が違うだけ。天才過ぎてお金にならない才能もあれば、ほどほどの所で身を立てられる才能の種類もある。
どっちも同じ。結果は違いが出る。続けることが一番大事。
ゴミを食べてもゴミのような人生でも、ゴミのような迷宮に暮らしていたとしても夜明けと言う句切りは必ず訪れる。

人はゴミと向き合って自分なりの答えを見出して朝日が出たらゴミ出しをする生き物でだからこそスケジュールが大事。
仲間を作って、締め切りを守れるならばそれで食っていくことは出来るだろうさ。
と言う事で、今度こそこれにてお終い。

それでは良い良い涼しく楽しい夏休みの日々を。
お過ごしいただければ幸いで語りと筆致は。
中二要素あったわぁ!取りこぼした中二要素あらすじにあったわぁ!
とまぁ失ったと思っていた思春期の思い出も存外後から取り返しがつくよと言う事で、
それは人類が世界が幼年期を終えてもきっと同じことが起こる筈で、良いオチの付いた所で、今日の所は今度こそ終わりでと言う事で。
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