転生しても呪術師だった件   作:自給自足マン

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あらすじ

ヒナタと交戦

センヤが出張ってレインボー・デッド・エンドを喰らう(効いてない)

リムルも消滅(消滅してない)

ランガが影移動できないらしい

何がおこってやがる…?←イマココ


暴君、魔国に来訪す

─Side ファルムス─

 

「彼の国を放置すれば、我が国はその権威を失墜する」

 

「だが、事はそれだけでは済まぬ。もしそやつらが人類に敵対的な立場ならば、その国は新たなる魔王誕生の礎とならん」

 

ファルムス王国王立騎士団団長、フォルゲンがそう言い放つ。

 

それに対して、王宮魔術師長、ラーゼンも賛同。

 

……今現在行われている会議は、何を隠そう魔国連邦(テンペスト)()()()()()()()、と言うもの。

 

彼らの言葉に反対する者が出るはずはない会議…で、あるが。

 

「恐れ入りながら、申し上げます陛下」

 

「件の魔物の国は、既にドワルゴンやブルムンドとの国交を結んでいるとのこと。それに、魔物の国で被害に遭ったという報告もございません」

 

「非の無い新興国に侵攻すれば先の二国ばかりか、評議会からも問題視されるでしょう」

 

そう言った大臣の言葉に、フォルゲンが…、

 

「相手は人ならざる魔物だ。ドワルゴンやブルムンドが騙されていないと、どうして言い切れる?」

 

その言葉に言い淀んだ大臣に、横の大臣も、聖教会から公布が出てない以上、今はまだ見極める時期、と助け舟を出すが…、

 

「会議の直前、聖教会本部から連絡が入りました」

 

「魔国討つべし」

 

「それが神のご意思にほかなりません」

 

大司教であるレイヒムがそう言うと、周囲が静まり返り…、

 

「卿等の言い分は理解した」

 

そう、王が話し始める。

 

「だが、教会と魔物。どちらが信用に足るかなど、比ぶべくもない」

 

この場に集まる者全てが、王を注視する。

 

「余自らが先頭に立ち、忠実なる将兵の力をもって、神の威を示してくれようぞ」

 

 

 

 

 

 

「…ラーゼンよ、先遣隊の選抜は終わったか?」

 

「はっ。仰せの通り、例の()()も含めております」

 

その言葉を聞き、王は不敵な笑みを浮かべる。

 

「それで良い。奴らなら万に一つもあるまい」

 

「彼の国の富は全て、じきに我が物となろう」

 

 

 

 

 

 

─Side 魔国連邦(テンペスト)

 

センヤ達が、ヒナタの襲撃を受ける数日前。ここでも微かな異変が…。

 

「ほう?模擬戦とな?」

 

そう聞くハクロウに、ゴブタが微妙にキレのない挑発をする。

 

少しだけ笑みを浮かべ…、

 

「その意気やよし。久々に実戦に即した稽古を付けてやろう」

 

そう言われたゴブタが、頼む!と言った感じでミュウランを見やる。いや見たら気付かれるだろ。

 

(設置型の魔法陣は、既に配置済み。あとはそこに誘導出来れば起動させるだけだけど…)

 

「では、始めるとするかの」

 

タンッ、フォン!

 

「うっひょっほう!?」

 

ゴブタに一瞬で接近したハクロウは横一閃。それを間一髪で避けたゴブタ。

 

「…液状化」

 

ザボォ!

 

「…ほう」

 

魔法陣が発動し、液体の様になった地面に埋まるハクロウ。そのうちに一斉に…?

 

「あれ!?」

 

「あのジジイはどこに…」

 

そう疑問を放つゴブタの頭上に、一人の影が!

 

「ジジイじゃと?」

 

パキャアン!

 

脳天にいい音の鳴る一撃を喰らったゴブタは、いやんっす!と気の抜ける悲鳴を上げながら倒れていった。

 

「嘘だろ!?なんで普通に動けんだよ!!」

 

「瞬動法じゃ。教えたはずじゃがのう」

 

後ろを振り向いたヨウムは時すでに遅し、腹に突きを一撃喰らいその場に蹲った。

 

その直後、ハクロウの頭上からグルーシスが斬りかかる。

 

ガギィィン!…ぶわっ!

 

暗幕弾(ブライアント)…あのお嬢さんの魔法か)

 

「いい腕じゃ」

 

それらを聞き、ミュウランは一考。

 

(恐らく魔力感知持ち、ハクロウ殿は目に頼ってはいない。でも暗闇で瞳孔が開いている今なら…怯ませるくらいのことはできる)

 

閃光音響弾(フラッシュバン)

 

そう言うと、ハクロウとグルーシスの付近に強烈な光と音が現れる。

 

(一瞬でも隙が出来れば、チャンスは…)

 

「ぐおおおおおお!?目が、目がぁぁぁぁ!!」

 

「嘘でしょ!?ちょっとまさか…」

 

「何やってるのよこの馬鹿!!」

 

どうやらグルーシスは、事前に直視しないように教えたにもかかわらず、直視してしまったらしい。

 

獣人らしいと言うかなんと言うか、良くも悪くも野生が出ている。

 

ハクロウに続けるか、と聞かれたミュウランは、攻撃役がいなくなったのを理由に迷わず降参を選んだ。

 

「何かとっておきの大魔法があるのならば、試してみてもいいのじゃぞ?」

 

そう言われたミュウランは、そんな物はないと断り、それを聞いたハクロウはまあいい、と返す。

 

「ところで、ヨウムを看てやってくれんかの」

 

つい強めに打ってしまったから。と言って、狸寝入りをかますゴブタとグルーシスに向き合う。

 

 

 

 

…しばらくして、

 

「…気が付いた?」

 

ヨウムは現在、ミュウランに膝枕をしてもらっている。師匠にやられた甲斐がある。と冗談を言った。

 

「あなたは人間なんだから、無茶して死んだって知らないわよ?」

 

ヨウムは笑い、まるで自分が人間じゃないみたいな言い方だ、と言う。

 

少し顔を歪めるミュウラン。

 

「出来れば毎朝ここで目覚めたいもんだ」

 

その言葉で我に帰り、冗談を言えるなら早くどいて、とヨウムの頭を軽くはたく。

 

「寄宿舎に戻りましょう。明日はロンメル達と、魔法戦の勉強をする約束でしょ」

 

「あでで、わかったよ」

 

「…冗談じゃねえんだけどな」

 

ぼそっと放った言葉をしっかり聞いていたミュウランは…、

 

(…本当に、馬鹿なんだから)

 

……どうやら思い詰めているようで。

 

一部始終を遠くから見ていたグルーシスは…、

 

「…先を越された」

 

と言って、軽く舌打ちをかましていた。

 

 

 

 

 

 

─Side ???─

 

「ちょっと、旅行なんて久し振りなんですけどー」

 

「なんだっけ、てん…ぺすと?」

 

女…水谷希星(キララ・ミズタニ)の言葉に、細目の男…橘恭弥(キョウヤ・タチバナ)が返す。

 

魔国連邦(テンペスト)、スライムの興した国だって話」

 

その言葉に、ツンツン頭の男…田口省吾(ショウゴ・タグチ)が悪態をつく。

 

「けっ、スライムね…あんなクソ雑魚モンスターに軍を動かすとか、マジで言ってんのか?」

 

それにキョウヤが、万単位の魔物を従えてるなら十分脅威なんじゃないか、と返す。

 

「どうだか」

 

「あーあ、命令とかマジだるいんですけど。これウチらがやらなきゃダメなわけ?」

 

「僕らはラーゼン様に逆らえないからね」

 

ラーゼンとやらに敬称をつけるキョウヤに、二人は真面目すぎると言うが…。

 

「本人を前に、ポロッと素が出たらやばいだろ?」

 

そう言うが、キララは理解できないようで、いつか絶対殺す、と言い放つ。

 

「……さっきから黙ってるオッサンはどうなのよ」

 

そうキララが、()()()に話しかける。

 

「つーか、態度悪いオッサンと同じ部屋、とかチョーサイアク!クソ邪魔なんですけどー!!」

 

「そう言うなよ、これから任務を共にする仲間なんだから」

 

「…チッ、だとしてもこんなオッサンと一緒ってのが、な」

 

「……あ?俺か?」

 

眠たそうにしている…と言うか、現にさっきまでうたた寝していた男がそう返す。

 

「ちょっと、聞いてなかったの!?女の子の言葉聞いてないとか、オッサン絶対モテてなかったっしょ!」

 

そんな態度が気に入らなかったのか、キララは嘲るような言葉を向ける。

 

「…おい、クソガキ。言葉には気を付けろよ。俺はお前みたいなガキが趣味じゃねえってだけだ」

 

「…あ゛あ゛!?誰がクソガキだ「ちょっと、落ち着けって」…チッ」

 

一触即発の空気の中、御者が…、

 

「おいお前ら!降りろ着いたぞ。…自分達の仕事は分かってるな?」

 

キョウヤが、もちろんだと返した。

 

自分よりも弱い奴に従わないといけないとか、どんな罰ゲームだよ、とショウゴが言う。

 

「まあ、ほとんどの人がユニークスキルを持ってないからね。…そこの男の人みたいに」

 

「そうそう!ウチラと同じ召喚者なのに、スキルどころか、()()()()()()()()()とか、チョーウケる!」

 

「やめなって。…ただ、僕も少しだけ言いたいことがあるんだ。これから僕達四人はチームなんだ。もう少し協調性を「…だれが仲間だって?」…はあ?」

 

男の言葉に、キョウヤは少しだけ気分を害したようだ。

 

「僕達の使命を忘れたのかい?おじさん」

 

「俺はテメェらと違って、ご崇高な戦争の道具になるつもりはねえってこった。適当にやり過ごして、何処かに消える。お前らたぁ違ぇんだよ」

 

「…ちょっと、ウチラ三人いんだよ?それにスキルも無いくせに喧嘩売るとか、もしかして頭悪いの?」

 

「頭ワリィのはテメェだよバカ女。…じゃ、せいぜい逆鱗に触れて死んでくれ」

 

「ちょ!テメェ!!〝待ちやがれ〟!!」

 

そう叫ぶキララを背に、男は街までの道を横に抜けて行く。

 

「…は!?()()()()!?」

 

「…まさか、スキルが効かねーってのが、アイツのスキルなのか?」

 

ショウゴの呟きを聞いたキョウヤは、今までの男の不審な動きを思い返す。

 

ラーゼンに向かっての横柄な態度や、自分たちよりも自由に動けることや、今実際に見た、指令から逸脱した行動などなど…。

 

(スキルって言うよりも、しがらみを受け付けないみたいな感覚…?)

 

「…ま、逃げた奴の事を考えても仕方ないよ。僕達にもどうする事も出来ないし、とっとと…やることやろうか」

 

面倒臭くなったのか考えることをやめ、三人も街に向かっていった。




いやいやまさか、あいつが出てくる訳…ねえ?

所持スキル

解答者(コタエエタモノ)
解析鑑定、思考加速、並列演算、魔力感知など

適応者(コタエエルモノ)
事象適応、身体適応、精神適応、逐次耐性取得(複数取得不可)、統合分離、逆境覚醒、栄養生成、血液生成、超速再生、超才能など

呪具十種(トッキュウジュグ)
呪具召喚、武具呪具化、武芸百般

呪縛者(シバラレルモノ)
呪力保持、魂及び肉体保持、身体能力封印、魔法封印、一部スキル封印など

天賦之肉体(フィジカルギフテッド)
硬質皮膚、高密筋肉、硬質骨格、再生力、超感覚など

呪術師(ハラウモノ)
呪力魔素化、呪力強化、呪力放出、呪力感知、各種呪術、呪力収集、呪力特性付与、呪力魔素化、呪力精神干渉など

静寂者(シズカナルモノ)
呪力隠蔽、存在隠蔽、非認識時情報取得不可など

影操術(カゲソウジュツ)
影操作、影移動、呪力影化、魔素影化、影捕食など

御厨子(オロスモノ)
斬撃(解、捌)、業火(竈)、爆発特性

接触者(フレルモノ)
精神接触、精神防御、肉体貫通、防御貫通

赤血操術(ソメルモノ)
血液操作

重力操作

召喚呪法

─じゅじゅコラム─

「なあ、千夜」

「なんだよ秤」

「千夜の術式ってさ、超加速…できんじゃん?」

「?…ああ、そうだけど?」

「見えてる世界もスローに見えるんだよな?」

「ああ」

「なら目押しとかも余裕で「金ちゃん」…」

「パチスロとかやったこと無いから、分からないっすねぇ」

「なら今度ノリ打ち「金ちゃん!!」…綺羅羅」

「…できっけどさあ。そういうのあんまし好かんでしょうよ金次」

「…わかってんじゃねーかよ、千夜」

「分かってる勝負とか一番嫌いだよなーお前」

「ああ、勝つか負けるか分からないからこその勝負!!そこから生まれる熱!それが俺の愛するモンだ!!」

「なら千ちゃんに変なこと言わないの!」

幕間にする程長くないけど、じゅじゅコラムに載せると長くなっちゃう話、どうする?

  • 纏めて幕間
  • 長くていいからじゅじゅコラム
  • 知らんわカス(作者の好きにしていーよ♡)
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