『最後の航海日誌(ログブック)―世界がひっくり返る日―』   作:ペンギンって可愛いですよね

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第九話:「虚の玉座を壊す者」

■ 聖地マリージョア、崩れる神の座

 

轟音とともに、天に届いていた玉座の塔が、ゆっくりと傾いた。

あらゆる“均衡”が崩れ始めている。

プルトンがワノ国に回収され、ラフテルからの真実が世界を変え、

今や“玉座の正当性”そのものが問いにさらされていた。

 

五老星は、誰一人として言葉を発せなかった。

イムがゆっくりと立ち上がり、玉座の階段を降りる。

 

「歴史が動いたようだな……だが、終わらせるのはこの私だ」

 

その足音だけが、世界の中心で鳴り響いていた。

 

 

■ 麦わらの一味、革命軍、そして“同志”たち

 

ルフィたちの船団は、ワノ国周辺の「最終戦域」に集結しつつあった。

空を舞う革命軍の旗。

赤髪海賊団の船。

魚人島からも、ノアを改修した巨船が援軍として現れる。

アラバスタからも、かつての仲間たちが駆けつけていた。

 

「すげぇな……世界中の奴らが、こっちに集まってきてる」

ウソップの目が潤んでいた。

 

「全部、ルフィが撒いた種だ」

サンジが煙をくゆらせる。

 

「いや……」

ロビンがそっと首を振る。

 

「これは、“歴史”そのものが呼び寄せた。ルフィという“意志”を、ね」

 

 

■ 革命軍陣営

 

ドラゴンは地図を睨みながら言う。

 

「イムが動く。つまり、いよいよ“虚の玉座”が実在すると認めたも同然だ」

 

サボが剣を手にする。

 

「奴が玉座に座ってるなら――俺たちは、それを引きずり下ろすだけだ」

 

 

■ 赤髪海賊団

 

シャンクスは愛剣グリフォンを腰に差し、背を向ける。

 

「ルフィが進む道の先に“世界の王”が立ってるってんなら、

俺は――ただそれを片っ端からなぎ倒すだけさ」

 

ベックマンが笑う。

 

「やっぱり、あいつがロジャーの夢を継ぐ男だったな」

 

 

■ 黒ひげ、最後の獲物を狙う

 

一方、混乱に乗じて“もう一つの意思”も動いていた。

 

「ゼハハハ! 結局、玉座に座ってる奴を引きずり下ろしたら……

次に座るのは、このオレ様よォ!!」

 

黒ひげティーチが、古代兵器の行方を追って迫ってくる。

 

「麦わら、お前の“自由”は、オレが喰らってやるよ!」

 

 

■ ルフィ、叫ぶ

 

波の向こうから迫る、光と闇の奔流。

その狭間で、ルフィは立ち上がる。

 

「みんな……!! おれたちはもう、逃げねぇ!!」

 

「オハラの声も! フレバンスの涙も! ワノ国の“祈り”も!!

全部つなげて、おれたちがこの“世界”をひっくり返す!!!」

 

その拳が天を貫いた瞬間――

世界が震えた。

 

 

■ クライマックス:戦場へ

 

「総員、突撃準備!!」

「世界政府艦隊、三方向から接近!」

「イム様が……動いている!? あの気配は人間じゃない!!」

 

ルフィたちが向かうのは、

ただの戦場ではない。

 

それは、“世界という構造そのもの”を壊す戦い。

玉座の在り方を、誰が決めるのかという――最終の問い。

 

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