「鉄哲!」
スピリチア・エレメントに弾かれた鉄哲くんを鎌切くんが起こす
「痛ってぇ…あれやっぱ烏丸しかダメなのか!」
「ふふふ 流石に他の人が通って変身できたら俺の立つ瀬がないよ」
面白いことを言うな鉄哲くん
「さて…行こうか」
本来俺は変身したライダーのスートのカードしか使えない、本編じゃレンゲルはスピニングダンスしてたけど俺はできない
でもとある方法を使えば変身したライダー以外のスートもレンゲルは使える
スペードの2と4 ダイヤの4 ハートの5 クラブの9のラウズカードを目の前に投げる
「おい何してんだ?」
「俺がわかるか!でも烏丸だ何しでかすかわかんねぇよ!」
そしてクラブの10のラウズカードを取りだしレンゲルラウザーにラウズする
〝REMOTE〟
ラウズしたリモートテイピアから青白い光が飛び出し目の前に投げた5枚のカードを貫く
スペードの2から右手が剣で左腕に斧の様なカッターを装備したトカゲの祖リザードアンデッド
スペードの4からは全身に棘が装備され赤い毛が目立つ猪の祖ボアアンデッド
右手にカッターとナイフの様な刃物を装備し左手が巨大な羽の啄木鳥の祖ペッカーアンデッド
右手が巻貝の様な槍を装備したマキガイの祖シェルアンデッド
触手を持ち烏賊の様な顔を持つ烏賊の祖スキッドアンデッドが封印を解除し現れる
「「なっなんだとぉぉぉぉ!?」」
「これで数的有利はとった……行け」
俺の合図で5体のアンデッドが鉄哲くん達に襲いかかる
「くそぉ!やんのか!」
鉄哲くんが体を硬化し殴りかかるがスキッドアンデッドがぬるりとした動きで躱す
「んなっ! ゴホォ!?」
驚いた鉄哲くんにボアアンデッドが突撃し突き飛ばす
「鉄哲!! クソ!」
鎌切くんにはリザードアンデッドとペッカーアンデッドが切りかかる
「切り刻んでやるぜ!」
個性を発動した鎌切くんの両腕から鋭利な刃が出現、迫る攻撃を受け止める
「オラァ!」
2体を何とか押し返すがそこにシェルアンデッドが小型手裏剣を投げつける
「ゲッ! うおわああああ!?」
足元に刺さった小型手裏剣が炸裂し鎌切くんが驚く中シェルアンデッド達が襲いかかる
オールマイト視点
これは…圧倒的としか言えないな、最初こそ塩崎少女と揉めて心配したが彼は一人で強い いや強すぎると言うべきか!
数の振りを1人で解決、更に2人を分断する思考の速さ…ホントに学生なのか?
「やべぇな烏丸…数の不利なんて関係ねぇじゃねえか」
「カードからモンスター?を召喚し戦わせる…うらめしいわね」
「まるで蜘蛛の指揮者…ケヒッ」
「私は茨が心配だけど…なんか揉めてたみたいだし」
拳藤少女が心配するのは無理もない、塩崎少女が映る画面では未だに放心状態と言うべきか彼女は悲しそうに顔を伏せている
「ん*1」
「のこ…やっぱり烏丸くん怒ってるのこ?」
待って今のわかるの小森少女?私全くわからないんだけど…
「むっ!烏丸氏も動きましたぞ!」
宍田少年の声に皆がまた画面に目を向ける、そこには杖を持った烏丸少年が鉄哲少年に迫り歩いている
「まるで余裕だね…圧巻だ」
物間少年の言葉通りだ…彼が役とはいえヴィランなのは恐ろしい
烏丸視点
「くそ…コイツ力強え!」
ボアアンデッドの突撃を何とか受け止める鉄哲くん、そこにスキッドアンデッドが職種を伸ばし足を掴む
「あっ!?」
そして思いっきり手を引き鉄哲くんが仰向けにひっくり返る
「いて!?クソ数で攻めやがって正々堂々と うお!?」
顔を上げ文句を言う鉄哲くんをレンゲルラウザーの突きで突き飛ばす
「…お前達は階段上で待機しろ」
後ろに立つボアアンデッドとスキッドアンデッドが頷き階段上に戻っていく
「終わりかヒーロー?」
「へっ!やっと体が温まった頃だぜ…うおりゃあああ!!」
瞬時に体を硬化し光を反射しながら右手を引き走ってくる
「俺拳!!」
技名通りシンプルな個性による右ストレートをバックステップで芯をずらし左手で受け止める
「なっ!?」
「ふん!」
そのまま押し返すように押し出しレンゲルラウザーを構え直し連続で突いていく
「おおおおおおお!!」
鉄哲くんは体を硬化し突きに耐えていく
「鉄哲!!」
気づいた鎌切くんがコッチに走ろうとしたがペッカーアンデッドが左手の羽で叩きシェルアンデッドが槍を叩きつけるように振り下ろすのを両手で防ぐ
「クソ!助けに行く余裕がねぇ!」
「鎌切!」
コチラはコチラで相方を心配するがその時に隙になる
レンゲルラウザーに取り出したカードをラウズする
〝SCREW〟
「あっ しまった!」
鉄哲くんが気づいた時には遅い、スクリューモールのカードをラウズした事により俺の右手は高速回転する
「はぁ!」
「クソ!」
高速回転を帯びたパンチで鉄哲くんを何度も殴りつけていく
「回転が入ったせいで…攻撃が重てぇ!!」
いくら硬化していてもやはり衝撃までは消せないのか?ならやりようはある
「はぁ…はぁ…やべ鉄分が…!」
鉄哲くんの体から鉄のような質感の肌色が人の色に戻りつつある
「時間制限があったのか…いや鉄分って言ってたからちょ像型か」
現に攻撃がドンドン通り始めた、恐らく体を硬化させるのには体内の鉄分を使用するとみた
「ふん!」
「どわあああああああ!!?」
半分解けていた硬化の上から少し腰を入れたパンチを叩きつければ鉄哲くんは吹き飛び壁に激突する
「鉄哲!!クソッタレが!」
鎌切くんがペッカーアンデッドを押しのけこっちに走ってくる
「今度は俺が相手だぜぇぇぇぇ!!」
「2人共勢いは良いけど無策に突っ込むのは良くないよ」
鎌切くんの攻撃を右手で持ったレンゲルラウザーで防ぎ左手でクラブの9をスキッドアンデッドに投げつける
「グギャ!」
カードが刺さったスキッドアンデッドが封印され手元に戻ってくる
「なっ!自分で味方を減らした!?」
〝SMOG〟
驚愕する鎌切くんを横目にレンゲルラウザーにスモッグスキッドをラウズしレンゲルラウザーから特殊煙幕スキッドスモッグが吹き出す
「うおっ!?」
スモッグに視界を塞がれた鎌切くんが怯んだ隙にカードを1枚取り出す
「どこだー!ちきしょおおおおお!!」
〝BLISSARD〟
腕の刃を振り回しめちゃくちゃに動き回る鎌切くんにむけてブリザードポーラーをラウズし鎌切くんに向けてレンゲルラウザー突き出しポーラーブリザードを発射する
「冷て!? しまっああ…」
スキッドスモッグが晴れたそこには氷漬けになった鎌切くんの姿があった
「……オールマイト終わりでいいですか?」
【ヒーローサイド2人共行動不能とみなしそこまで!!ヴィランチームWin!!】
オールマイトの放送を聞きフィンガースナップを鳴らすと氷漬けになっていた鎌切くんの氷の部分だけが音を立て砕ける
「大丈夫?」
手を差し出し尋ねる
「おう…悔しいけどな」
手を握り返した鎌切くんを起こし変身を解除する
「スペード以外もあるんだな」
「あぁ…そうだね言わば俺は後2つ変身を残している」
「何処の宇宙の帝王だよw」
気を失った鉄哲くんに鎌切くんと共に肩を貸し担ぎ降りてきた塩崎さんと共にビルを後にしたのだった