英物語   作:紡縁永遠

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障害物競走

 「わあああ…人がすんごい…」

 「大人数に見られる中で最大のパフォーマンスを発揮できるか…!これもまたヒーローとしての素養を身につける一環なんだな」

 「めっちゃ持ち上げられてんな…なんか緊張すんな爆豪…!」

 「しねえよただただアガるわ…!」

 「元気いいなぁ…」

 

 『A.B組に続いて、普通科C・D・E組…!!サポート科F・G・H組も来たぞー!そして経営科…』

 「俺等って完全引き立て役だよなぁ…」

 「たるいよね〜」

 

 『それでは選手宣誓』

 「特に言うこともないので始めましょう」

 『も、もう少しないの?』

 「では次席に」

 「昨日言っただろ。せんせー、俺が1位になる」

 「「「「「「「「やると思った!」」」」」」」」

 

 『はぁ…それじゃあ早速第一種目行きましょう!いわゆる予選よ!!毎年ここで多くの者が涙を飲むは(ティアドリンク)!!さて運命の第一種目今年は…!コレ!!!』

 『計十一クラスでの総当たりレースよ!コースはこのスタジアムの外周、約4km!我が校は自由さが売り文句!ウフフフ…!コースさえ守れば何をしたって構わないわ!』

 『ただし、それはあくまでヒーロー科を除いたクラス。ヴィランとの戦闘をいち早く体験したヒーロー科の生徒には、他のクラスの生徒の為にハンデを付けさせて貰うわ!そのハンデは………ペアを組んでゴールすること!!ちなみにペアに関しては……アナタ達が自由に決めるのではなく、完全にランダムに決めます!』

 

 めんどくさいことしてくれるねぇ、まあ物間くんじゃなければ誰でもいいけどね。

 

 「それで、僕が組むのは幽霊ちゃんか」

 「よ、よろしく……」

 「急な動作に耐性はあるかい?」

 「少しは……」

 「なら問題はないね、たしか物を動かす個性だっけ?」

 「そう」

 「オーケー分かった、それじゃあ開始と同時に背中につかまってくれるかい?」

 

 ペアを組むこれだけじゃがハンデにはならんだろう。ただ何かあるな。まぁ飛べることが確定したわけで、大半はすっとばせるだろう。

 

 『スタート!!』

 

 「いくよ」

 「うん、」

 

 「最初のふるい」

 「行きますわよ」

 

 「まぁ凍らすよな足元を、無駄になるわけだけど委員長ちゃんは僕が飛べることを知っているはずだけどなぁ」

 

 『2キロ過ぎて最初の障害物だ!まずは手始め、第一関門!ロボ・インフェルノ!仮想ヴィランロボットがお相手だ!その数なんと小型ロボを五十体!巨大ロボを二十体の合計七十体だぁぁ!!』

 

 「前…」

 「ん?ああ、問題ないよあの程度なら 亡郷〈亡我郷-さまよえる魂-〉」

 

 「おいおい、チートだろありゃ、仮想敵の攻撃ごと、消しながら飛んでるぞ」

 『あれは、敵襲撃の時も使っていましたね。離れたところから数人抱えながらも安定飛行できるそうです、さらに〈桜〉では殲滅が得意と』

 『ン?じゃああの飛んでいるやつは何だ?』

 『本人は〈鬼〉と言っていましたが』

 『鬼?どこが?』

 『吸血鬼も鬼だろって、笑ってましたよ』

 

 実況は、プレゼントマイクと13号か、

 

 「なるほどねぇ…随分と枷が大きそうだ」

 「どうかした?」

 「いや、状況によって担任と戦うことになりそうだ」

 「え?」

 「まぁ最終局面だろうし、気楽に行こうか」

 

 『オイオイ第一関門チョロいってよ!!んじゃ第二はどうさ!?落ちればアウト!!それが嫌なら這いずりな!!』

 『ザ・フォーーーーール!!

 『普通に飛び越えられましたね』

 

 轟くん達は、なるほどねぇ…仮想敵を凍らせて、なおかつ自分達は氷の影響を最小限にする道具を作るか、案は…轟くんかな、ランダムはいいけどミスってるねこれは、

 

 「兄が見ているかもしれないのだ。だからこんな所で………かっこ悪い様は見せられん!!!」

 「…そ、そうだな」

 『カッコ悪リィィィーーーーーー!!!!』

 

 なるほど飯田くんは、B組の委員長ちゃんか、スピードがあればバランスはかで手に取れる上手の大きさで瞬時に補正可能か、組み合わせ時だね。

 

 『『さぁ、八キロのコースもいよいよ残り二キロを切った!最終関門が見えてきたぞ!!』』

 『ここでもう一つ、ヒーロー科に枷るハンデです』

 

 やっぱりあるのか、なんとなく予想はしてたけど、わからないねこれは、三つあるうちの二つは見えないようになっているな……降りたほうがよさそうだ。

 

 『三つのコースに分かれているが真ん中はヒーロー科以外の生徒専用コース!ヒーロー科の諸君は左右二つのコースを進まなきゃならない!』

 『それと、トップが独創すぎるから、障害物役の教師は2人だぜ!』

 

 「まったく、みんな元気いいなぁ」

 「そんなこと言っている場合なの?」

 「大丈夫」パキッ

 

 〈猫〉で伸ばした爪を折り、十本の刃を作る。ブラドキングは血液を操る個性だったね……もらいますか、

 

 「はい、もう少し大きいのも出せるけどどうする?」

 「いや、大丈夫」

 「分かったなら行こうか…」

 

 「さて古明地相手にどれだけ持つかね、」

 「やるしかないだろ…っ?!」

 

 何だ避けたのか、残念だ。けど、これを続ければ反射で攻撃が飛んでくるはずだ。

 

 「幽霊ちゃんも攻撃をしてくれるかい?ブラドキングに攻撃をさせたらこっちの勝ちだ」

 「分かった」

 

 さて、脚の方も爪を伸ばせば大きさは得られるけど、先生の目には見られないようにしたいから……投げ続ければいいか。

 

 「あのバカ、どんだけ投げるつもりだ」

 「やむを得ん個性使うぞ」

 「ああ」

 

 「んぐ……」

 「よく食べられるね……」

 「鬼だからね、ん〜名付けるならそうだね、血弓(けっきゅう)黒矢(こくや)

 

 『人選ミスだなこりゃ、黒い矢が霧散したかと思えば、ショータのこと覆ってるし、血で強化できるってことは、ヴラドも攻撃はできないと……チートだなぁ…』

 『言いたいこともいろいろあるが、さぁさぁ!雄英体育祭一年生!第一種目の障害物競走!!選手宣誓で己を見ろと言い切ったダークホース!!終止チートで完封した古明地出久と、それについてきた柳レイ子。今、スタジアムに帰ってきたぁ―――――――!!!』

 「〈蛇〉をを使わなくてよかったのはよかったかな…」

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