爆豪勝己に雄英高校ヒーロー科の入試を勧められ当日、倍率が300を超えるらしく、その人数も壮観だったが、それ以上に広い敷地に驚いた。そして、実技説明のために待機すると、ほぼ人により見えない中心を、吸血鬼もどきの影響でなんとか見える入ってきた教師、プレゼントマイクというプロのヒーローについて思い出せることを脳内で反芻しながら。待っていると、大きな声で、耳が痛くなるほどの、音量で、説明が開始された。
「今日は俺のライブへようこそ!エヴィバディセイヘイ!」
五月蝿い、入試説明をライブと言うヒーローに問題を感じるが、声量の問題で抜擢されたのであろうことに、気づいて、ため息が出る。
「こいつぁシヴィ―――!!!受験生のリスナー!実技試験の概要をサクッとプレゼンするぜ!!アーユーレディ!?」
入試の説明をするとは思えない、このよくわからないテンションだが、深夜ラジオでも、近隣に迷惑がかかるほどの声量配信だったので通常運転ということも再確認する。
「入試要項通り!リスナーにはこの後!30分間の『模擬市街地演習』を行ってもらうぜ!持ち込みは自由!プレゼン後は各自指定の演習会場に向かってくれよな!O.K?」
「演習場には”仮想敵”を
なるほど、機械か、手加減は要らないが有効なのが鬼と猫しかないこだが問題だ。それに、300倍の倍率の部類にしては、味気ない。何かあるのかと考えている自分に、性格がひねくれている自覚とソレをした、自身の個性と周りだったために、手遅れということだ。
「質問よろしいでしょうか?プリントには
厳粛で厳格、道からそれることを嫌うタイプ、そして、何かイレギュラーがあった時に、視野が狭くなりやすく、融通がきかなくなる性格でもある。
「オーケーオーケー。受験番号7111くん。ナイスなお便りサンキューな!四種目の敵は0P!そいつはいわば
「ありがとうございました!失礼いたしました!」
「俺からは以上だ!!最後にリスナーへ我が校の”校訓“をプレゼントしよう。かの英雄ナポレオン=ポナパルドは言った!真の英雄とは、人生の不幸を乗り越えていく者と!!更に向こうへ!”Pius Ultra!!”それではよい受験を!!」
終わった、説明会が終わった。そう、これからが本番なのだ、倍率300、ヒーロー科2クラス。推薦分を四席と仮定すると、一般での席は36。36×300=10,800、今年がどうかは分からないが、受けている人数はこんなものだろう。つまり (36 / 10,800) ×100 = 0.333…%合格者が点数順だとすると、会場が複数で周りの破壊するをみることができない、周りを気にせず破壊しまくるしか、確実に入ることはできないわけだ。鬼で挑むのがいいだろう。
『はいスタートー』
「……そういうことか」
軽めに発せられた、開始合図に遅れて駆ける*1。意地汚いが原理は分かる、この試験、ヒーローというのはこういうものなのだろうか。まずは一体、1ポイント、吸血鬼もどきとは言え、太陽に燃え続けた男であり怪異の王の眷属、夜に比べれば劣る出力ながら、人ならざる動きで、敵を破壊していく。
「思ったより多いなぁ」
「あら?何事?」
「それはもう、五年前に済ませたよ」
ようやくというべきか、口を出してきた亡霊姫、僕は反論した。火事は良くも悪くも、僕の猫の黒い部分に引っかかってしまったのだ。だが、今はもう、解決した。だからこの髪に白い髪が残っているのだ。白でもなく黒でもない、灰色の自分。懐かしながらも、着実にポイントを稼いでいった。あの0ポイントが出てくるまでは。
「おい!でたぞ!」
「なるほど、これが0ポイント」
「大きいわね〜」
「呑気なもんだね亡霊ちゃんは」
「潰されないからね〜妖刀
現在僕が使える妖刀は三振りある。うち二振りは個性を持っているか、怪異かのどちらかにしか有効ではなく、こういった場にはそぐわない。残る一振りは、蝶の形をした鍔で淡い、紫色の刀、斬り裂いた物の魂を送る刀であり、無機物のロボットに使うと機能が停止するという謎の副作用がある刀。崩壊することなく、ただ、電源が切れたようにその場で動かなくなるもの。
「一の奥義、鏡花水月」
下半身を地面にどっしりと構え、 腰のひねりを加え、掌底を繰り出す。 これを刀で再現するという、虚言を繰り出した死屍累生死郎に、実演で黙ることになり、生死流を叩き込まれた。3度刀を振るい。0ポイントを叩き切る。動きが止まり、近場にいた逃げ遅れた人は助かったようだった。
最後の方で0ポイントの相手をしていたので、ポイントの増加が止まってしまったが、止めれたのはよかった。何故かという理由は簡単だ。自己満というやつだ。