大魔女からの挑戦状
あなたは突然真っ白な空間に視界を奪われる。
天も地も、全てが白くそれ以外の色は一切ない。
現実離れした夢の様な景色が目の前に広がっている。
いや、『夢の様な』ではない。夢なのだ。
あなたは夢を見ている。
そんな夢の中は、何もなく、誰もいない。
そんなわけありません。よく目を凝らしてください。
ここに、ここにいますよ
こっちです。こっち!
ああ、やっと見てくださいましたね。
成る程、ココさんが言ってらしたのはあなた方ですか。体の無い今なら何となくわかる気がします。
私が見えますか?あなた達は久しぶりかもしれませんが、私にとっては初めましてです。
え?見えない?目を凝らしてみてください!
ほら、どうですか?ダメですか?...だめ?
そうですか......大魔女様も言ってましたがやっぱり私の残滓だと声ぐらいしか認識できない様ですね...うぅ。
え?私は誰かって?
初めまして、私は氷上メルルだった者です。
最後の時、お世話になりました。
大魔女様が、あなた方がまた見ていると気がつきましてご挨拶にと。
はい。
本当なら私も夢の牢屋敷に行きたかったのですが、どうやら『名無しの魔女』さんは死人は再現できないらしいのです。
え?大魔女様さまがいる?
失礼な事言わないでください。あれは大魔女様ではありません。あれは大魔女様から作られた進行役様です!大魔女様であって大魔女様ではありません!
それは結局大魔女様だろう?って?
違うんです!そうですけど違うんです!
うぅ。信じてくれなくてもいいです。
最後に大魔女様からの伝言をお伝えします。
「『魔女』は誰だと思いますか?」
「そして最後の裁判、最後の吊りで『魔女』を残さない様にするには、あなた達ならどうしました?」
との事です
それでは...私はこれで
え?それだけかって?
はい。それだけです。大魔女様を待たせていますので、改めて私はこれで...
あぁ!やめてください!
そんなに集中して見られては、離れる事ができません!
うぅ、体がないせいでしょうか。見られているとその場から動けません。
えっと...どうしましょう。
あ!そうです!大魔女様があなた方が引き止める様ならこれを言えと教えてくださいました。
では、今言いますね。
「基本ルール12はあなた達には効いていない。故にあなた達は『魔女』だと確信していなくても、『魔女』と本物との明確な違いがわかる」との事でした。
あと、どうやらエマさんとレイアさんも基本ルール12は効きが悪いらしいですね
では伝える事は伝えました。
皆さんの残りの活躍、わたしたちで見守りましょうね。