オイオイオイ、死んだわこの世界 作:あいうえお
チルタイム1日とってる間に何があったの…?
アクセス数とお気に入りの数増えすぎワロタ。
俺は早急に鉄の胃袋を持つ必要がある。
そんなことを思うほどに胃を痛める状況が起きていた。
「ライムの部屋って意外と広いねー」
「…………」
現在、外は夜の闇に覆われ、2人の絶望さんは我が家の俺の部屋に来ている。
どういうことかって?
俺が聞きたいね。
『あらあら、服が泥まみれじゃない。うーん、もう外も暗いしお家の人がいいなら2人とも泊まっていく?』
『(´・д・`)』
我が母君の提案のせいで唐突に始まった地獄。
2つの絶望、我が家に襲来。明日の朝、俺死体なってない?大丈夫?
てかなんで江ノ島家もOK出すの?
バカしかいねえな!自分の子供をあんまりよく知らないご家庭に預けるんじゃないよ!
あと、江ノ島盾子の人心掌握術がねぇ……もう怖いよね。
母親はもうあんなんだし、夕飯時に初対面の父親の心もがっちり掴んじゃった。ハートキャッチしちゃったよ。
何うちの親。チョロすぎて心配なるよ。ワタシ、シンパイナルアルヨ。
女子がうちに泊まると聞けばすごくワクワクドキドキするもんだろうけど、相手はあの絶望。別の意味でドキドキだね。俺の寝込みを襲ってきても不思議じゃない。文字通りの意味でね。包丁とか片手にね。別の意味で寝れなくなっちゃう。
「トランプとかある?」
「まああるけど」
「じゃあ遊ぼ遊ぼ。お姉ちゃんもそれでいいよね?」
「え?……まあ私はなんでも」
おいおい消極的だなあ。熱くなれよ!
「じゃあ、ババ抜き……する?」
「おっけー」
「………」
さあ!見せてやる!俺のババ抜きの実力をなぁ!
ちなこの後、5戦やって5戦とも負けた。
強すぎてワロエナイ。心読んでる?ニュータイプ?
──コンコン
一遊び終えチルタイム。
各々、部屋にある漫画やらゲームやらで時間潰していたら部屋のドアがノックされた。
ちなみに俺はトランプでイカサマの練習をしてた。次はズルしてでも勝つ。
「お風呂入れるから入っちゃいなさいよ」
「ういー」
「返事は"はい"」
夕飯前に外で水浴びして洗い流したとはいえやはり汗のベタつきも残ってる。
さっさと入って寝よう。子供は体力あると思ってる人は多いだろうけど実はすぐに疲れて眠くなるものなのだ。
本格的な眠気が襲ってくる前に入らないとね。
「そんなわけだから、ご姉妹さん方お先にどうぞ」
「うーん、夜も遅いし3人で入れば?」
「ゑ?」
何を言うとるかこの母親は。子供とはいえ男女が風呂とかダメでしょう。ほら、江ノ島からも何か言ってやって!
「確かに。ライム一緒に入ろっか」
「ゑ?」
ダメだ、この絶望さん頭おかしかったんだ。
致し方なし!残姉ちゃん!あんたが頼みだぜ!
「……まあ、私は別にどっちでもいいし」
「ゑ?」
たはー!そうだった!あんたたち2人ともイカれてるんだったね!
……あのー、あたしの意思はどこに行ったのかな?
「着替えとかもろもろ用意してるからチャチャッと入っちゃってね」
「はーい」
「分かりました」
──えぇーーーー
女の子とのお風呂とか羨ましいって?
ははは、絶望の擬人化2人とのご入浴ですぜ?死にます。
変な意味のドキドキだよ。俺、風呂に沈められるんかな。
──カッポーン
なんて音が聞こえてきそうな空間。
そこで裸のお付き合いをする3人の子供がいました。
「お姉ちゃん、背中流してあげよっか」
「じゃあお願い」
キャッキャウフフするご姉妹。傍から見たらほのぼのする光景。
……ん"ん"ん"ん"ん"!気まずいィ…!
浴槽に浸かり、極力2人を見ないような体勢で何も考えないように体を温める。
どうしてお風呂場でこんなに気を張りつめないといけないんですか?もっと気楽に入浴したいです。
「よいしょ」
「お邪魔します」
体を洗い終えた2人はそのまま俺のはいる浴槽へと入ってきた。
我が家の風呂場はかなり広い。浴槽もかなりでかいもの……だが、子供とはいえ3人ではいるとさすがに狭い。
肌と肌が密着しそうな距離。
え?興奮しないのかって?
相手は誰だと思ってるんですか?絶望のお二方ですよ?興奮しようものなら我が半身がグッパイ宣言なんだぜ。
あと普通に子供だし別に"うっひょー"なんて気持ちにならん。ロリコンじゃないんです。
「やっぱ狭いねー」
「いくら広くても流石に3人はぎゅうぎゅうだよ」
「……じゃあ私はもう先に上がってる」
そう言って立ち上がろうとする残姉ちゃん。
そんな彼女の肩を掴み、無理やり浴槽へと入らせる。
「……え?」
馬鹿野郎!いきなり俺の目の前で立とうとするなァ!
興奮しないとは言っても唐突に視界いっぱいにデデンと女体が映る俺のことを考えなさいよ!
なんかこう…!罪悪感というかなんというかの気持ちが湧き上がっちゃうでしょ!
倫理観なくてもいいからせめて最低限の羞恥心は持って!
あたし、もう心が持たない…!
「な、なに?」
そんなことを考えながら肩を掴む残姉と目が合う。
彼女も彼女で困惑気味だ。
何か言わねば。しかし、このまま本音を言うと危ない。主に俺の命が。俺を挟んだザン姉の対角線上にいる黒幕さんに殺されかねん。
……てか、なんで俺を挟んでお前ら入ってるんじゃ。バカかよ。
「……風呂は心の洗濯だ」
「………え?」
「そんなすぐ上がろうなんてお兄さん許しませんよ!最低でも100は数えなさい!」
「え、えぇ…?」(困惑)
初めて見る困惑顔。何だか新鮮ね。あんたずっと無表情だもん。
「そうだよお姉ちゃん。お姉ちゃん臭いんだからちゃんとお風呂入ってよ」
「く、臭い?わ、私が?」
……いや、あのこっちをチラッと見られても。何も返せん。俺はそこまで言ってないもん。
おう!お前臭いよな!なんて言ってみ?殺されるで?容赦なくボコボコやでこんなん。
「私って臭いのか…?」
「え?臭いよね?」
いや、振らないで。そんなん言われても困るって。
いや、いい匂いです。なんて言ってもただの変態だしかと言って臭いなんて言ったら即キルだし……あれ?これ詰みでは?
「…………」
「ねぇねぇどうなのライムー」
「な、なあ、私臭いか?臭いのか?」
「だあああああ!うるさーい!風呂くらい静かに入れぇ!ゆったりさせろよォ!!」
「ひゃー!」
「わっ!」
ザッパンと二人の顔に湯をかけ黙らせる。
全くほんとに………ふぅ、なんでこんなことしてんだろ俺(唐突な賢者モード)
そんなこんなでこの後、誰が1番先に出るかどうかの勝負をした。
ちなみに我慢しすぎてのぼせた。俺だけね?2人はケロッとしてた。
なんなんだろ。身体構造がもはや違うんじゃねえの?やってらんねーぜ。
江ノ島盾子
裸を見せることに抵抗は無い……訳じゃないが、主人公がチキンで変なことしてこない確信がある+からかい目的で一緒にお風呂に入った。初めてみた男の裸体に興味を持ったし、主人公の主人公を見た時は"ほう?"なんて声を漏らしていたりした。
戦刃むくろ
己の清潔感に無頓着だったが主人公に風呂の良さを語られこれから先お風呂にはちゃんと入ろうと決心した。妹に臭いと言われて主人公もそう思っているのか気になっている。少し気をつけようと思い始めた。汗臭い。
主人公
子供の姉妹二人を見ても特に反応はしなかったが、原作の頃の姿を思い出して少し危なかったりした。ただ、反応したらしたで息子との決別を意味することも理解していたため鋼の精神で心沈めせることが出来た。精神力のレベルが1上がった。