白黒兄貴は最強を目指す!   作:インビジブルです男

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新作の創作意欲は湧いてくる癖に、1つの小説を完結まで持っていけないです男ことインビジブルラミィです。
オリジナル小説で挫折しちまったが為にまたまた二次創作を書いていきますよ!
それでは、第1話どうぞ。


第1話

...オラリオの朝は、いつも喧騒と活気に包まれている。

石畳を叩く馬車の音、露店の呼び込み、冒険者たちの笑い声、そして時々、誰かの怒鳴り声。

その中で、白に黒いメッシュが入った髪を靡かせ、黒いウエスタンハットを被った少年。

ダリル・クラネルが歩いていた。

腰の黒いホルスターには、彼の祖父から貰った、黒い神聖文字(ヒエログリフ)がシリンダーと銃身に刻まれた、白銀の12.7mm口径マグナム(RSH-12)が入れられていた。

幼い頃、彼自身が設計図を描き、そして祖父の知り合いの鍛冶師に作成してもらった物だ。

 

ダリル

「いやー、いい天気だねえ!あっ、そこのお姉さん、良かったら朝飯一緒に...」

 

ベチィン!

 

ダリル

「いって!?」

 

ダリルがナンパをしていると、相手の女性に思い切りビンタされる。

 

ダリル

「今日もダメか。やっぱり強くならねぇとモテねぇのかね。」

 

ダリルは肩を竦め、ビンタされた頬を少し擦ると、目の前のギルドの方向に歩いていく。

彼はまだファミリアに所属していない。

最強を目指しているというのに、冒険者よりも圧倒的に弱い。

ただ筋トレしていて、一般市民より強いだけの市民だ。

 

ダリルは1人、歩みを進めていると、ギルドに到着した。

頬のビンタの熱が残っているが、笑みは消えない。

ギザギザとした白い歯と、赤と黒のオッドアイが輝きを放つ。

 

ダリル

「さて、いいファミリアは無いかね...」

 

彼がギルドの掲示板に目をやると、多数のファミリアの団員募集が目に入るが、どれも彼の『理想』には程遠い。

だが、その中でも1枚だけ、ダリルの目を止めるものがあった。

 

白地に黒文字で簡潔に貼られた1枚。

 

【アストレア・ファミリア 団員募集/本日面談】

 

ダリル

「おっ、いいんじゃねぇの?」

 

ダリルは帽子のつばをグイッと上げ、軽口を叩きながら、紙に書かれていた所在地へ向かった。

 


 

ダリルは、オラリオの南部にあるアストレア・ファミリアのホーム、『星屑の庭』に到着した。

真っ白な壁と緑豊かな庭が特徴的で、外からでも整った雰囲気が漂う。

門の横に取り付けられている呼び鈴を鳴らすと、館の中からドタドタという音が聞こえた。

 

アリーゼ

「はーい、どちら様で...」

 

出てきたのは、赤い髪を後ろで束ね、緑色の目を持つ女性。

そう、アストレア・ファミリア団長、アリーゼ・ローヴェルだ。

 

ダリル

「入団希望なんだが...アストレア・ファミリアってここで合ってるか?」

 

アリーゼ

「ええ、ここで合ってるわ。私はアリーゼ・ローヴェル。アストレア・ファミリアの団長よ。入団希望者ね、じゃあ、上がって貰える?そこで面接を行うわ。」

 

アリーゼは、柔らかい表情を見せ、真面目なトーンでそう言う。

ダリル達が館に上がると、そこは非常に綺麗な空間だった。

 

ダリルが声も出せずに周りを見渡していると、アリーゼはどんどん歩みを進めていく。

 

ダリル

「あっ、おい!待ってくれよ!」

 

アリーゼは振り返り、微笑みながらも歩き続ける。

 

アリーゼ

「そんなに遅いと、面接の前に落とされちゃうわよ?」

 

ダリル

「それだけは勘弁してくれ。」

 

ダリルは歩く速度を上げ、アリーゼの横に並ぶ。

やがて、2人は重厚な扉の前に立った。

アリーゼがノックし、扉を押し開けると、中には丸テーブルと椅子が置かれ、その奥には澄んだ青い瞳と、長い胡桃色の髪を持つ女神、アストレアがいた。

 

アリーゼ

「彼が今日の入団希望者よ。」

 

アストレアは柔らかな笑みを浮かべ、テーブル越しにダリルに視線を向けた。

 

アストレア

「はじめまして。私はアストレア。このファミリアの主神よ。」

 

ダリルは帽子を軽く持ち上げ、ニヤリと笑い、頭を少し下げる。

 

ダリル

「俺はダリル・クラネル。年齢は15だ。」

 

アリーゼ

「え?15歳?冗談よね?」

 

アリーゼは驚愕する。

ダリルの身長は184C(セルチ)、そして細マッチョだ。

普通の人からすれば、少なくとも17か18くらいとしか思えない見た目をしている。

 

ダリル

「HAHAHA!こんな所で冗談言って、誰も得しねえよ!」

 

ダリルは笑うと、帽子を被り直し、左手を腰に当てて堂々と立ち上がる。

 

ダリル

「それで?面接ってのは何を聞くんだ?」

 

アストレアは微笑みながらも、瞳に真剣な光を宿す。

 

アストレア

「まずは、志望理由を聞かせてちょうだい。なぜこのファミリアに入ろうと思ったの?」

 

ダリル

「理由は単純!最強になりたいからだ!人も、モンスターも寄せ付けない、正真正銘の世界最強!その道中で、人々に迫る脅威を撃ち抜く。それって、すごくカッコよくないか?」

 

そう熱弁する彼の目には、その歳相応の、少年の輝きが宿っていた。

 

アリーゼ

「そうね。人の為に力を振るうことは、とってもかっこいいと思うわ!」

 

アリーゼもその言葉を聞くと、サムズアップをし、微笑む。

 

アストレア

「じゃあ、貴方にとっての正義とは何かしら?」

 

アストレアは真剣な表情に切り替わり、ダリルを見つめる。

ダリルもそれを見ると、いつも上げている口角を元に戻し、椅子に腰掛ける。

 

ダリル

「俺にとっての正義は...強さだ。強ささえあれば、失うものはない。自力で守れるからな。」

 

ダリルは拳を握り締め、右手の中指にはめた黒い指輪を見る。

 

ダリル

「まあ、最強だの強さだのほざいてるが、この場にいる誰よりも弱いんだけどな。」

 

アストレア

「正直ね...弱さを自覚することは、悪いことじゃないわ。でも、ファミリアに入るからには、ただ夢を語るだけじゃ務まらないわ。」

 

アストレアは、立ち上がると、部屋の隅に置いてあった木刀を持つ。

 

アストレア

「私と模擬戦をしてもらうわ。」

 

ダリル

「...マジか。」

 

ダリルは驚きながらも、アストレア、アリーゼと共に、ホームの庭に向かった。




今回はここまでです。
もしよろしければ、これからも読んでくれたりすると幸いです。

メインヒロイン誰にしようかしら

  • アリーゼ
  • ライラ
  • 輝夜
  • リュー
  • エイナ
  • アストレア
  • フレイヤ
  • アミッド
  • ティオナ
  • ティオネ
  • ヘルン
  • アイシャ
  • ダフネ
  • カサンドラ
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