それでは、どうぞ。
ダリルはホームから飛び出し、ダンジョンの入口に到着した。
目的はマグナムの試し撃ち、そして謎の魔力が何なのかを知るため。
ダリル
「初めてのダンジョン攻略が、まさかホームを抜け出して行くってのは、予想外だったぜ。」
ダリルはマグナムを指でクルクルと回しながら、ダンジョン1階層に続く階段を下っていく。
ダリルのアビリティは全てI。
だが、スキルの補正により、力、忍耐、敏捷だけならG程度。
5から7階層までなら潜れる。
ダリル
「問題は、クソデカ魔力がどの階層か、なんだよな...8階層以上は手出しが出来ねぇと思うし。」
「...まぁ、入ってから考えるか。立ち塞がる壁を打ち壊してこその最強だ。」
ダリルが階層を降りていき、1階層に到着。
深夜のため、冒険者は殆ど居ない。
ダリル
「マジで人居ねぇな。師匠が上層はモンスターの数が多いだの言ってたのに、全然見ねぇぞ。」
ダリルはその道中、一度もモンスターを見ていない。
上層は普通、モンスターの出現率が他の階層よりも多く、駆け出しの冒険者が単独で行動するのは危険だ。
しかし、今は危険とは対極の状態。
ダリルは進み続け、遂には4階層に到着。
ダリル
「おっと、敵さん発見。」
ダリルの目線の先には、5匹の小柄な人狼のような姿をしたモンスター、コボルトがいた。
しかし、その全てが傷つけられており、そのうち1匹は虫の息だった。
ダリル
「ひでぇな...せめて、俺が苦しませずに送ってやる。」
カチャッ
ダリルはホルスターからマグナムを抜き、ハンマーを起こす。
そして彼は引き金を引く。
バァン
虫の息だったコボルトが、大きな音とともに発射された弾丸に脳天を撃ち抜かれ、塵となる。
魔石だけがその場に残った。
ダリル
「すげぇ反動だ...だが、威力もすげぇ。」
ダリルが銃をクルクルと回しながらそう言う。
ダリル
「お前らも苦しいんじゃねえのか?誰に傷付けられたのかは知らねえけど、痛えはずだ。」
「...そして、俺はモンスターを癒すほどお人好しじゃねえ。だから、俺に出来ることはこれしかねぇんだ。」
ダリルは、動けない残りの4匹のコボルトの内1匹の脳天に銃口を突きつける。
コボルト達も、抵抗することなく動かない。
ダリル
「初めてのモンスター討伐が、こんな惨い形でとは思ってなかったぜ。すまねぇな、全く力になれなくて。」
ダリルはそう言い、4匹のコボルトの脳天を撃ち抜いていく。
その全てが塵となり、魔石が4つドロップする。
ダリル
「せめて、次の生があるのであれば、幸せになってくれ。」
ダリルはシリンダーを開け、弾が装填された事を確認すると、シリンダーを閉じ、ホルスターにしまう。
そして、コボルト達の魔石を拾い、ポケットに入れる。
彼はまた歩き始めた。
その歩みは止まらず、5、6、7階層にまで到達した。
だが、7階層の光景は“異常”の一言だった。
ダリル
「モンスターが居ねぇな...4階層であんなのを見せられたんだ。偶然...って訳じゃ無さそうだな。」
薄暗い通路には、斬られた跡のような物が幾つも刻まれていた。
指先で触れれば、斬れ味のいい刃物で斬られたかのように滑らかな切断面。
そしてそこからは、濃密な魔力が微かに漏れ出ていた。
ダリル
「えげつねぇ規模だ。何をどうしたらこんな事に...」
ダリルはその斬られた跡を辿り、歩みを進める。
人影は疎か、モンスターの気配すら存在しない7階層に、怖さを感じながら歩いていると、亀裂の入った壁を発見した。
亀裂は、殴ればすぐに壊れそうなくらいに入っており、亀裂からは微細な魔力のようなものが流れ出ていた。
ダリル
「ここからか...?」
ダリルはその亀裂に蹴りを入れると、その亀裂はボロボロと崩れ、中心に小さな岩の山ようなものがあり、その頂上に黒い切込みのようなものが見える、広い洞穴のような場所が現れた。
ダリル
「クソデカ魔力の正体...そしてこのモンスターの少なさの原因...アレとしか考えられねぇ。」
ダリルはその岩の山に向かって歩き出す。
いつもの笑顔はなく、珍しく真顔だ。
そして、ダリルはその岩の山の頂上にたどり着いた。
黒い切込みの前かつ、ダリルの目の前には、黒い鞘に金色の鍔、黄色の下緒、そして白い柄を持つ刀が突き刺さっていた。
ダリルはその刀を持つと、色々な情報が頭に入っていく。
前の使用者であろう者の記憶、そしてこの刀の名前。
ダリル
「これ...閻魔刀って言うのか。」
ダリルが目の前を見ると、先程まであった黒い切込みは消えていた。
ダリルは十字に閻魔刀を振ると、その軌道と同じ形に黒い切込みが発生した。
前の使用者は、こうして移動していたようだ。
ダリル
「んじゃ、バレねぇうちに帰るか!」
ダリルはその切込みに迷うことなく入ると、一瞬でダリルが行こうと思っていた地点、ダリルの自室に到着した。
ダリル
「いいね...気に入ったぜ。コイツとマグナムを組みあわせたら、どんな強さになれるのか...試すのが楽しみで仕方がねえ!」
ダリルはそう言って、閻魔刀を部屋の隅に立て掛け、そのまま眠りについた。
今回はここまでです。
次回は戦闘主体になると思います。
それと、アンケートの終了は第5話投稿時点とさせていただきます。
次回もお楽しみにー。
メインヒロイン誰にしようかしら
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アリーゼ
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ライラ
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輝夜
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リュー
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エイナ
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アストレア
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フレイヤ
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アミッド
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ティオナ
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ティオネ
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命
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ヘルン
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アイシャ
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ダフネ
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カサンドラ