ウマ娘 ブラス・トレーサー   作:takapon960

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今回より【3章:夏合宿】編が始まります!
ハーメルン、pixiv、およびDiscordで応募のあったオリジナルウマ娘の話をたかぽんが書き下ろしていきます。
出来次第の投稿になりますので、投稿ペースは少し落ちると思います。
また、作者様の名前は特筆されていない限り匿名とさせていただきます、ご了承ください。


3章 夏合宿
第35話


7月も後半に入る。

 

夏合宿も序盤を過ぎ、ウマ娘たちもそろそろ専用の宿舎での寝泊まりも慣れてきた日の午前11時ごろ。

 

「はぁ……なんでワタシが……」

 

いかにも他人を寄せ付けない一匹狼の雰囲気を醸し出すウマ娘がブツブツと言いながら駐車場をうろついていた。

 

彼女、レイナスサンライトはサボりやブラつきではなく、そろそろ来るであろう1台のバスとさらに1台の車を待っている。

 

今日は大井レース場からジャパンダートダービーを終えたウマ娘たちが合宿に合流する日だ。

 

もちろんジャパンダートダービー帰りのウマ娘たちは今日が初めてで、合宿での過ごし方を一切知らないため、改めてレクリエーションが必要。

 

レイナスサンライトはその役を任された、というところだろう。

 

「あ、来た」

 

レイナスサンライトが文句を垂れていたのもつかの間、大井レース場からのバスが見えてくる。

 

誘導員よろしく、レイナスサンライトは手招きをして自分が案内することをバス内のウマ娘たちに伝える。

 

レイナスサンライトからも、バスの窓からオレンジ髪のウマ娘が反応して大げさに手を振り返しているのが見て取れた。

 

 

「おはよーございまーす!案内よろしくー!」

 

バスが停車するとほぼ同時にガタガタと明らかに急いでいる音を立ててバスを降りてきたのが先ほど手を振り返していたインシルカスラムだった。

 

先頭民族の性なのだろうか、なんでもかんでも行動は1番でないと気が済まないようだ。

 

「インシー、急いでコケるなよ。初めまして、レイナスサンライトさん。ご案内よろしくお願い致します」

 

続いて出てきたのが夏用にワインレッドのシャツをおしゃれに着こなした森内トレーナー。

 

「インシー、もう少し静かに降りなさいな……」

 

「あの人がレイナスサンライトさんです。ついていきましょう」

 

フルセイルサルート、藤正トレーナーも含め、他のダートウマ娘とトレーナーも続いてぞろぞろと降車してくる。

 

「そろった?ワタシがレイナスサンライト。合宿所案内していくよ。まず点呼。インシルカスラ――」

 

「はいはいはーい!」

 

「返事は1回でいい。フルセイルサルート」

 

「はい」

 

レイナスサンライトはキビキビと点呼をした後、夏合宿所へ向けて歩いていく。

 

「じゃあこっち。着いてきて」

 

「アタシ、アンタの前で歩いていい?」

 

「勝手にすれば」

 

 

レイナスサンライトはビーチ、宿泊所、外出ルールなどを簡潔に説明し、レクリエーションは10分ほどで終わる。

 

「寝泊まりはここで。案内は以上。質問あったら聞くけど」

 

「大丈夫、スパッと終わってくれて助かったー」

 

長々とした話が嫌いなインシルカスラムはレイナスサンライトの要点だけ簡潔に話す説明を気に入ったようだ。

 

「そう、じゃあ後は各自解さ……待って」




今回はレイナスサンライトというウマ娘の応募でした。
ありがとうございました!
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