異世界ギルドと言う名の何でも屋~気が付いたら最強ギルド長になっていた~   作:あましのの小説部屋

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第14話侵略の火種

「思ったよりも立派じゃねえか」

人間国国境付近の丘からレヴが見渡す

「おい、カミュ―ル!」

丘から降り、彼が部下の一人を呼ぶ

「はい、レヴ隊長」

呼び出されたのは上半分だけのペストマスクに全身黒のローブに包まれた人物だ

「魔法兵を集めろ!開戦の合図だ!」

 

カミュ―ルは部隊の魔導士を集め、目標を城壁に定めた

「穴が開いたら一気に行くぞお前ら!」

 

詠唱が完了し、魔法が城壁に当たる寸前

 

「甘いぜ・・・・」【生成】

 

突如、城壁の上に立つ男リュカが透明な水晶を出現させ、魔法を防ぐ

 

「何?!」

 

「おもしれぇ」

 

カミュ―ルは驚き、レヴは口元を吊り上げ不敵な笑みを浮かべる

 

「君たちが仕掛けてくることは何となくわかったよ、直感だけどね。だから、仲間の一人を含む半分の戦力は城壁を守りに徹し、もう半分で迎撃する」

 

次の瞬間、森の方角から声が響き、背後からシキをはじめとする半数の戦力が森から現れ攻撃する

 

「貴方たちなぜここが?!」

 

「そんなことはどうでもいい!久々に楽しめそうだぜ」

 

疑問を口にするカミュールに対しレヴは一直線にシキ目掛けて走り、シキは

「悪いけどここは任せていいか?」

「分かったわ」

相手の目的が自分と判るや否やフラにその場を任せ後退し、レヴを森に誘い込む

 

ある程度離れたところでレヴが仕掛ける

「こんくらいでやられんなよ!領主様ぁ!!」

 

取り出したのはなんと大量の爆弾、それを前方に投げ一気に炸裂させた

 

煙が晴れたころにはシキはその場から消えていた

「跡形もなく消えたかぁ?」

 

「これで終わるわけ無いだろ、【修復】!」

もうすでに木の上に退避していたシキは爆弾を直し再び炸裂させた

「へえ~」

再び辺り一面を巻き込み、レヴもそれを喰らった

 

一方別の戦場では

【吹っ飛べ】

魔力の籠った声と同時に衝撃波が押し寄せてくる。それをフラが横に躱し何とか逃れる

「はぁ、はぁ、厄介なスキルね言霊」

 

カミュールのスキル『言霊』は魔力を込めて言葉を発すればその現象を引き起こすことができる。『劣化』を使うフラとは相性最悪だ

 

「このまま戦っても無駄です。おとなしく降伏してください。隊長があの少年との戦いに夢中ですので命だけは取りませんよ」

 

ゆっくりとこちらに近づくカミュ―ルの影にフラは緊張が高まる

 

「残念だけどあきらめる訳にはいかないのよ」

 

強がりかただの命知らずのその言葉に彼女はため息をつきながら

 

「はあ、どうなっても知りませんよ」

 

今この時点で人間と魔人の戦いの火蓋が切って落とされた

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