異世界ギルドと言う名の何でも屋~気が付いたら最強ギルド長になっていた~ 作:あましのの小説部屋
「シキ、今日をもってクビだ」
1か月後──唐突にそんな言葉がヤミカの口から飛び出した。
《チゴ視点》
「……そう、ですよね。今までお世話になりました……」
シキの顔に影が落ちる。
足取りも覚束なく、ふらりと背を向けたその瞬間。
「いやいやいやいや!待て待て待て!」
俺が慌てて手を伸ばし、ヤミカも声を張った。
「言い方が悪かった!」
俺とヤミカが即座に静止した
「実は・・・・」
あっこれ、回想入るパターンだ
─────────
───────
────
時は遡り一ヶ月前、シキの本音を聞いたあと
(確かにシキの言うとおりだ。だけど辞めるならわざわざ言うか?シキは隠し事はしないタイプだがよくも悪くもあっさりとした性格だ。
ただ辞めるならわざわざ相談せずふらっと辞表を出し、パーティーを抜けるキャラだ。だとしたら迷っている?
考えすぎか・・・・早く寝よ)
「ってことがあったんだよサナイ」
翌日、俺は幼馴染の佐山茶乃に話した
「って言ってもな~。私、シキ君じゃないからわかんないけどたぶん一人じゃ生きれないことも全員を巻き込めないとからだと思う」
その後、すぐあの一件が起きた。
あれ?これってチャンスなのでは・・・・
その後、俺はパーティーメンバーに事情を話した
「なるほど。だが、俺ら全員は冒険者を辞めることは出来ない。もしかしたら魔王を倒せば元の世界に帰れる可能性もあるよ。」
パーティーリーダーのヤミカの方針は変わらない
「だけど、後押しくらいなら出来る。」
そうして、せめてもの土台を整え、シキの再スタートを切れるようにした
───────
────────────
「だから、俺らはそっちには行けない。だけど、気持ちは同じだ」
続けざまにヤミカが言う
「戦場は違うが、俺らはパーティーだ。それだけは確実だよ」
そう告げ、ギルド職員への招待状を渡す。それも中央冒険者ギルドの・・・・
《シキ視点》
「みんな・・・・」
「あと、これを渡さなきゃ」
するとマナハが袋を取り出す
「退職金だ、門出祝いもあるけど」
ケイヤがそういいシキに渡す。
「ありがとう・・・」
僕がそういうと
「礼を言うのは全てがおわった後だ。それにこっちの方も必ず成し遂げるよ」
チゴがそう告げる
「じゃあ、また会う日まで!」
「「「「「また会う日まで!!!」」」」」
そう笑顔を見せ、僕はこのパーティーを抜けた
これからギルド職員としてサポートしよう!そう心に決めた
・・・・だったのに
僕は今辺境の地にいる
どうなってしまうのだろう僕のギルド職人生