異世界ギルドと言う名の何でも屋~気が付いたら最強ギルド長になっていた~ 作:あましのの小説部屋
《???視点》
「はあ、またやって来た。ここに来ても何もないのに。」
この世界は目の色により使えるエネルギー(正式名称はギフテッド・アビリティ)が変わるアビリティ・アイとそれとは別のスキル(正式名称はギフテッドスキル)と呼ばれる能力がある
エネルギー量は明度が高ければ高いほど多い性質を持つ
青ならば内生命力
紫なら魔力
黄なら熟練度
橙なら気力
緑なら外生命力
黒ならエネルギーを持たない
そして赤なら呪詛魔力
この世界で赤い目を持つ者は呪い子と呼ばれ、忌み嫌われている。呪詛魔力は持つものや周りにいるものまで災いをもたらす。しかも、所有者にも扱いきれないものだ。
本来、祝福とされるスキルもこの眼を持つ者では呪いを表すカースと呼ばれている
「隠れてやり過ごさなきゃ。巻き込まれても私は知らないから」
そして、私も呪い子の一人。カースは劣化。周囲の物を無差別に劣化させる能力。人には影響はないが、もしかかったらしばらくの間は私と同じように周りのものが劣化する
この家の劣化はもともとで私の呪いではない
また私の犠牲者が増える・・・
【修理】
どこからともなく聞こえてきた声と共にあれだけボロボロだった建物が一瞬で綺麗になり、私は突然のことで困惑し、身動きが取れなくなった
「はへ?え?!」
「おお~直るとなかなかいい建物だな」
声と共に現れたのは紫がかった白髪をポンパドールにし、後はハーフアップにした黄色の目をした丸眼鏡の小柄な青年だった
「ん?人の気配が・・・・」
しまった、隠れるのを忘れてた?!
「あれ、ここ人の家だった?!ごめんね勝手に入って」
私の姿を見るやいなや物凄い勢いで謝ってきた
「こっちも、勝手に住み着いているだけだし・・・私もここは空き家で雨風凌げるから居るだけだから」
雨風凌げればいい訳だし
「んじゃ、僕もここに住もうっと。こっちに来てから住む場所がなかったから助かった~」
「はあ?!いわく付きの物件に住むの?!」
「いわく付きって劣化するだけだよね。じゃあ、ただで住めるじゃん。なんにせよ拠点は欲しかったし」
「劣化だけって・・・んなもん分かったって対策のしようが・・・・」
ふと、さっきの一瞬でぼろ屋を新居にしたシーンが頭をよぎった
「ちょっと待って・・・まさか?!」
「僕のスキル効果の一つに【修理】があるから無問題♪」
あの作業をひとりで、どうなってんの?!
「じゃあ、これからよろしくね」
かくして、頭のおかしい住民(仮)が増えた
どうなってしまうのだろ私の人生