━━映画『マインクラフト/ザ・ムービー』より
『プレナパテス及び別世界線のシロコさんは沈黙しました』
<スティーブ>ああ勝った
正直あの攻撃を受けてまだ気絶しないクロコに若干驚きがあるスティーブ。
アロナがプレナパテスも沈黙しているのを確認し、完全に勝利と知らせる。
この沈黙を破るようにクロコは懺悔のような言葉を並べ始めた。
「そうみたいだね‥‥‥どうして‥‥‥私の方がたくさん経験を積んできたはずなのに‥‥‥戦って、藻搔いて、生き抜いて‥‥‥なのにどうして‥‥‥こうなってしまったんだろう。まだ‥‥‥足りなかったのかな」
<スティーブ>足りなかったのは運とマフラーだろうな
「‥‥‥え?」
<スティーブ>いくら実力を持って
例えばBedwarsやskywarsというゲーム。
あのゲームはやりこむだけ強いという性質上、何戦も続けて学びを得まくったクラフターが強い。
だけど、そんなクラフターだとしても運に試合が左右されることだってある。
実力があったとしても越えられない壁がある、シロコ*テラーの今回は単に運が悪すぎたのだ。
普通じゃありえないことをしてくるマインクラフターという未知の相手に挑んでしまったことが運の尽きだった。
それに━━
「そっか‥‥あなたは、まだ持ってるんだね。私は‥‥‥すごく大切だったのに、いつかの時に失くしてしまった。
シロコ*テラーという人物はその存在が反転しても、結局は身も心も人のままだったのだろう。
へロブラインによると彼女はスティーブが
いつぶりに『泣く』という感情を出したのかは知らないが、あれはただの少女だな。
先ほどの切り札の効果が場外にも普及したせいか、不定期に揺れと爆音がしている。
今で5回目だ。
『先生、箱舟‥‥いえ、要塞の崩壊が始まってます。今すぐ脱出を!』
アロナからメッセージがすぐに届く。
どうやらこの要塞は電気系の機械仕掛けでシステムの状況を確認できる程度にハッキングが出来たようだ。
崩壊まで後数分ちょい。
<スティーブ>シロコ、TP使うぞ
「ん、分かった」
<スティーブ>/tp @e[type=bluearchive:shiroko] @e[bluearchive:hoshino]
レディファーストという意味合いも込めてシロコをホシノの元へテレポートさせる。
今頃シロコが急に飛んできてびっくりしているホシノだろう。*1
コマンドは後使えてTP1回。
誰に使うかは決めている。
"━━だから‥‥‥責任は、私が負うからね。
「せ、ん…せぃ‥‥‥」
丁度彼らの話し合いも終わった所なのだろう。
あんなことを聞かされたら、救いの手を差し伸べない訳にはいかなかった。
<スティーブ>/tp @e[type=bluearchive:shiroko*terror] 31400 78 -456
コマンドを打ち終えるとクロコ‥‥シロコ*テラーはテレポートした。
そして、ここで大人のカードの効果が消えた。
始めて使ったからか代償はHP半分のみで済んだ。
<スティーブ>さてと
スティーブはプレナパテスに向かい合った。
<スティーブ>死んで喋れないと思ってたけど、意外と器用に喋れるんだ
<スティーブ>戦闘中に声出して指示してたらワンチャンあったかもしれないだろ?
"そうだね、確かに私が的確に指示を出せば、勝つ‥‥とまではいかないけど五分五分には持って行けたかもね"
どことなく優しい声だった。
指揮能力に加えカリスマ性もあったのかな。
なぜ才能を使わず、勝たなかったのかこれを質問しようとしたスティーブだったが、その答えはプレナパテスが先出しして来た。
"試したかったんだ。あなたが彼女を任せられるのか"
<スティーブ>別世界のシロコのことを?どして?
<スティーブ>あーいや、分かった。
"正解!"
呆れた、と思ってしまった。
ここまで生徒のために命を張れる人間が居たとは。
一つしかない
"いやー、最初君を見た時は驚いたよ。だってマインクラフターが沢山いて、その中に君が居て、戦いが始まると一方的に蹂躙されちゃったから無理もないでしょ?"
<スティーブ>ん? お前はクラフターのこともオレのことも予め知ってたような口ぶりだったが、どこかで会ったことがあるのか?
"んー‥‥半分合っていて、半分間違ってるかな"
<スティーブ>何だそれ?
"ま、私が君たちを知ってることは墓場まで持って行かせて"
<スティーブ>ある意味ここも墓場だと思うが
"言われてみれば‥‥‥確かに"
何でマインクラフターを知ってるかという謎が生まれてしまったが、もう時間がない。
<スティーブ>そんで、お前はどうする?
<スティーブ>お前の脱出できる手段を用意することはできるが
主に、エンダーパールやボートである。
"やめておくよ。これ以上死者が関わってもシロコには迷惑だろうから。それに責任を負うって別れを告げたのに、いざ再開って恥ずかしいじゃん"
プレナパテスの状態は既に死んでいる。
そのため不死のトーテムを持たせたところで復活はしない。
というか先ほど提示した脱出手段の後、何年その状態を維持し続けれるかは不明だ。
おせっかいで何とか脱出させることも考えていたが、プレナパテスの覚悟を見たスティーブは彼の意見に尊重した。
"最後に一つだけ言っても良いかな?"
プレナパテスが喋る。
これに対しスティーブは首を下げて頷く。
"生徒たちを‥‥‥よろしく、お願いします"
<スティーブ>オレで良いのか? こんな自由奔走なマインクラフターにお願いしちゃって
"大丈夫だよ。英雄として進み、誰かを救うことのできる、私が知ってる君なら、私のような興味を引いた者の願いは聞くでしょ?"
随分オレの性格を理解している。
困ったな、この手の奴との約束事は守る性格をしているのだ。
<スティーブ>よく分かってることで!
まあ良いか。
これぐらいの義理は果たそうじゃないか。
生徒の範囲に入っているであろう向こうのアロナも転送してもらったことだし、おさらばするとしよう。
<スティーブ>
日本語ではない、本来のマインクラフターが喋る言語で別れを告げた。
それだけ言い残すとスティーブは穴が開いている箇所に飛び込み、落下していった。
"さようなら、私の憧れた
それを言い残すと、世界が暗転していった。
バシャ!
サバッ
『成層圏を無傷で突破して‥‥あの高さから落ちても無傷‥‥‥一体先生は何者なのですか?』
『先生の正体ですか? それは━━』
A.ただのマインクラフターだ
あれは‥‥‥四角い先生?*3
後書き:
プレナパテスの正体は原作のプレ先と同一として考えても良いですが、少し違う点が。
それは彼の世界には『マインクラフト』というゲームが存在していたことです。
これによってプレ先はスティーブのことを知っていましたし、ある意味本物のマイン区アフターという存在に出会えて興奮していました。
その後マインクラフターという自分の憧れに託した、と‥‥‥。
プレナパテスの最期についてなのですが多くの二次創作の作者様方は生存させることをしていると思いますが、私は彼をこの話で生存させるつもりは甚だありあせんでした。
「死者は生き返らない」というルールを提示されているブルーアーカイブの世界に「
また、プレナパテスの肉体は既に死亡、状態で言えば統合版に存在した「回復とダメージのポーションを同時に付与することで無敵になる"バグ"」に近しい状態です。故に不死のトーテムを使っても既にバグで死亡と生存の曖昧な位置にいる彼を行き会え焦ることは不可能ですし、例え他の方法を使ったとしても先ほど述べたルールの競合で肉体がもちません。
まぁこんな長ったらしいことを言ってますが、簡潔に言うと‥‥‥プレ先(というか原作先生)のエミュが難しすぎて書ける自信がなかったので諦めて死亡してもらいました。
それとお知らせです。
この度私は、5月以降より『あれは四角い先生?』を1年間投稿を休止します。
理由としましては大きく分けて3つ。
一つがネタ切れ。
二つが義務感で投稿し続けたせいで本来の自分の趣味で書いていた目的が達成されていない(疲れた)点。
三つは‥‥‥私受験生なんですよね。
というわけで4月から約1年ほど休ませてもらいます。
一応趣味で書いてるもう一つの作品はまだ投稿する予定ですし、4月いっぱいはこの作品も後数話投稿しますのでよければ読んで行ってください。
現在投稿している別の二次創作:
https://syosetu.org/novel/407698/