━━ポテト
毒ポテト
本日は4月1日、つまりエイプリルフールである。
本来は嘘をつく日なのであるが、マインクラフトは違う。
ウソアプデと称して大規模な要素を出したりするのである。
ガサ ガサ
ガサ ガサ
シロコ「何コレ?」
シロコは見た。
突如としてアビドス自治区に謎の生物がやって来た。
その見た目は遠くから見ると以前自生していたサボテンのような色合いだが、くっきりと顔が付いている。
どことなく毒々しい見た目ながら某ペロロみたいな感じの四角い生き物。
これについてシロコはスティーブに聞いてみると‥‥
<スティーブ>変異ジャガか
シロコ「変異‥‥何?」
<スティーブ>有毒なジャガイモの変異種
シロコ「作物があんな生物になるんだ」
やはりと言っていいのかスティーブの世界に居る生き物だった。
作物というか食べ物がああいう生き物になるのはゲヘナの給食部の部員しかいないと思っていたが、世の中は広いものだ。
変異ジャガというのは見た目は敵対Mobに見えるだろう。
しかし、実際のところは友好よりの中立Mobである。
<スティーブ>こいつの大好物は有毒なジャガイモ
<スティーブ>これをオオカミみたく与えると
パリ ポリ
バリ パリ
ボリ ガサッ
♡
<スティーブ>懐く
シロコ「懐くんだ‥‥‥」
なお挙動はオオカミとほぼ同一である。
敵対Mobや手懐けたプレイヤーが攻撃した対象を攻撃する。
しかもオオカミと違って攻撃に毒を付与する効果が追加されているのである。
<スティーブ>とまーこんな感じ
<スティーブ>適当に配置しておけばヘルメット団もやってこないし
ワン! ワン!
<スティーブ>この前あげたオオカミみたいに
シロコ「ん、よしよし。意外と毛深くて気持ちい。この前もホシノ先輩がネコ大集合で溶けてた」
<スティーブ>意外と需要あるんだな
そんなこんなでアビドスにやって来た来訪者たちを迎えた。
こうして今回の話は終わるかと思われていたのだが‥‥‥
シロコ「じゃあ先生、あれも仲間にできるの?」
<スティーブ>あれ?
シロコ「先生の後ろにいる巨大なやつ」
スティーブは振り返る。
ペチャ ペチャ
<スティーブ>omg
それはジャイアント系の一種のMobである。
地面を飛び跳ねるようなスライムでよく見る動きをしながらこっちに向かってきた。
見た目はかなりジャガイモであるのだが、フレンドリーではなさそうだ。
<スティーブ>あれはボスだね
シロコ「名前は?」
<スティーブ>メガポテト
シロコ「ん、ド直球なネーミング」
やって来たのはメガポテト。
巨大なスライムを模したボスである。
確か本来はポテトディメンションと呼ばれる異世界の中のコロシアムに居るはずなのだが、何らかの要因でやってきたようだ。
<スティーブ>こいつな、倒すのくっそ面倒
<スティーブ>ウェーブ10ある
<スティーブ>しかも終盤カオス
シロコ「えぇ‥‥‥」
こいつの倒し方は一定ダメージを与えるごとに無敵化するので召喚されるMobを倒してバリアを解除させるというのが正攻法なのだが、かなり手間がかかる。
召喚されるのも最初はニワトリから始まり終盤に行くとまともに動くジャイアントやエルダーガーディアン擬き10体というような戦いづらいMobをスポーンさせて来るのだ。
<スティーブ>これ渡すから手伝え
シロコ「分かった、先生」
スティーブがシロコに渡してきたのは鉄製のツールである。
それは以前シロコも見たことがある、というか家庭科で使った調理器具である。
シロコ「ピーラー‥‥‥?」
<スティーブ>あれジャガイモだろ
シロコ「だね」
<スティーブ>ジャガイモにはピーラーが効く
シロコ「?」
<スティーブ>だからジャガイモ系Mobに強いダメージを与える
シロコ「??????」
シロコは疑問符を浮かべた。
この先生は何を言ってるんだ、と。
確かにジャガイモの皮を剝くのにピーラーは必須だが、それがなぜ
いや、もしかするとジャガイモ系のモブ皮膚を‥‥‥
シロコ(いやそれを考えるのは止めとこ)
変な想像をしてしまったシロコはより考えるのを諦めた。
これ以上かんがえても碌な事しか思いつかない。
<スティーブ>そんじゃお先に
スティーブはその一言をチャットすると、手にリードとは違う青々しい見た目のジャガイモとツルが引っ付いたような見た目のアイテムを取り出した。
そしてそれを向かいのビルめがけて引っかけるように投げるとブランブランと引っ張るかのように空中を飛んだ。
さながらスパ〇ダーマソみたいな挙動である。
シロコ「ん、先生後でそれも欲しい。銀こ‥‥じゃなくて鬼ごっこの時に逃げる手段として欲しい」
シロコは興味を引いてしまった。
なお、この後リードのようなアイテムこと「ジャガイモの縄」はメガポテトを倒したことで手に入った『ポテティーシュ 農民の偉大な杖』という長ったらしいアイテムを使用して行くことのできるポテトディメンションで素材を一から回収してクラフトしたとか。
さらにこの後予想以上に青くなったジャガイモやノーマルジャガイモなどが取れてしまっていたので家具や装備、食料へと変化させてアビドスの校舎が一時ポテト色に染まっていたとか。
エイプリルフールだったの投稿。
急ごしらえ(30分)で書いたものですが、満足していただけましたか?
余談ですが、試験的にFate/Apocryphaの二次創作を昨日から投稿していますのでよければ評価を付けるなりしていってほしいです!
https://syosetu.org/novel/407698/
用語・元ネタ解説:
元ネタ…2024年のエイプリルフールで行われた『Java Edition 24w14potato』というアップデート(エイプリルフールネタ)と統合版の『毒ポテトアドオン』の両方が元ネタ。マインクラフトで使い道がなかった『青くなったジャガイモ』に焦点を当てたものとなっている。
なお、統合版のアドオンはマーケットプレイスで無料で配布されているので買って使ってみてください。
変異したジャガ…『毒ポテトアドオン』に登場するMob。挙動はオオカミとほぼ同一だが、攻撃した際に毒を付与させたり、手懐かせるのに青くなったジャガイモが必要になるところが違う。
メガポテト…『Java Edition 24w14potato』に登場するボス。特殊なディメンションのコロシアムという構造物にスポーンする。倒すのに10ウェーブ攻略する必要があり、倒すと現世とポテトディメンションを自由に行き来できるポータルを生成する杖をドロップする。
ピーラー…『Java Edition 24w14potato』に登場するツール。ジャガイモ風のMobにだけ特効が付く。ジャガイモディメンションの土に使用してジャガイモの革を入手することが出来る。
ジャガイモの縄…『Java Edition 24w14potato』に登場するツール。壁に引っかけるように使用するとプレイヤーを引っかけた方向に引っ張る。エリトラと組み合わせると使いやすい。