自動車免許を取るため自動車学校に訪れたティーパーティの三人だが、そんな彼女らを待ち受けていたのは...

この作品は斉木楠雄のΨ難第112χ『夏休み真っψ中!免許合宿編』を元に書いたものです。

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自分が元々あにまん掲示板で思いついたものをハーメルンで書きました

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キヴォトス自動車学校

「セイアちゃんってさ」

「なんだい?」

「車とか運転できるんだね、初めて知ったよ!なんでもっと早く言ってくれなかったのさ!」

「まあそんなこと聞かれなかったし、そもそも体が弱かったからね。乗る機会があまりなかったのだよ」

「ですが自前で移動手段を持っているというのは結構便利かもしれませんね」

「だよね!私も免許取ろっかなー」

「私も少し考えてみましょう...」

「なら、今度の休みに一緒に免許を取りに行かないかい?」

「え?本当に!?行く行く!!」

「いいのですか?ならお願いします」

「なら、当日迎えに行くよ...っと、学校に着いたし、今日はここでお別れかな」

「送ってくれてありがとね!ばいばーい!」

「ありがとうございました」

「礼にはおよばないさ」

[ブロロロロ....]

「今日は楽しかったね」

「そうですね」

「...ところでさ」

「...はい」

「セイアちゃん、免許を『一緒に』取りに行くって言ってたよね」

「...はい」

「私たち、無事でよかったね」

「......はい」

ーーーーーー

【キヴォトス自動車学校】

「ここか...よし、行くとしようか」

「楽しみだね!」

「ミカさん、あまりはしゃぎすぎてはいけませんよ?」

「わかってるってー!」

 

 

「ーーーって、いきなり実技なの!?」

「大丈夫ですかね?初日から実技なんて...もし事故なんて起こしてしまったら、ティーパーティとして示しが...」

「まあまあナギちゃん、そう難しく考える必要なんてないよ!気楽にいこーよ気楽に!」

「大丈夫さ、案外簡単だしね。踏めば進む、踏めば止まるとさえ覚えておけばなんとかなるさ」

「そんなに簡単なら自動車学校なんて必要ないと思いますが...」

「おいそこ!!」

「「「?」」」

「さっさと集合しろ!!もう始まってんぞゴラァ!!」

 

「オレがお前らの教官であり、ここキヴォトス自動車学校の生徒会長でもある真鍋シャオだ!*1オレが教官になったからにはビシビシしごいてやるから覚悟しとけよ!!ロールケーキみてぇな甘さなんて期待すんなよ!」

「(うわ〜、なんだか怖そうな人に当たっちゃったよ〜!!)」

「甘さ...甘さ...」

「「「?」」」

「『甘さ』なんてねぇから『覚悟』しとけよ『アホども』!A・K・Aヒィィアァァ!!*2

「...わーお」「...」「...」

「......じゃあやるぞ、車持ってこい」

「いや何今の!?」

「AKAとは一体...?」

 

「っておい!お前なに勝手にエンジンつけてんだゴラァ!!」

「?しかし、君が持ってこいと言ったのでは?」

「押して持ってくるんだよ!エンジンかけるのなんざ10年早いわ!!」

「そのペースだと卒業までいったい何年かかるんでしょうか...?」

「つーかお前、妙に手慣れてるみてぇだが、まさか無免で乗ってたんじゃねぇだろーなぁ?あぁ!?」

「い、いや、そんなまさか.,」

「(せ、セイアさん...)」

「(本当に無免許だったんだね...)」

「まあお前が無免で事故って死のーが知ったことじゃねぇからどうでもいいけどさ」

「...」

「ただ、車が本当に好きなやつは車を無免で乗ったりなんかしねーけどな。知識のねぇ無茶な運転するお前を乗せる車が心底かわいそうだぜ」

「...っ!」

「んじゃまずは車体起こしからだ」

[ガン!][ガシャーン!!]

「よし、この倒れた車を起こしてみろ」

「いや蹴ったよね!今蹴ったよね!?『車がかわいそうだぜ』とか言ってたのに!!」

「そもそもなぜ車を起こす練習を...?」

「それはあれだ、キヴォトスじゃいつ爆発に巻き込まれて車が吹っ飛ぶかわかんねぇからな。そん時に車体を起こせませんじゃ帰れなくなっちまうだろ」

「なるほど、理にかなっているね。なら早速......んんんーー!!」

「(結構重いなぁこれ。セイアちゃんやナギちゃんじゃ難しいんじゃない?)」[ひょい]

「バカやろう腕じゃねぇ脚の力を使え、何キロあると思ってんだ?腕の力だけで上がるわけ...」

「...あはは」

「まさかここまでとは...」

「さすがゴリ...ミカだ」

セイアちゃん...?

「ま、まあ今できなくても明日があるさ。そう落ち込むな」

「教官...!」「シャオさん...!」

「『明日』が『きっと』『あるさ』!A・K・Aヒィィア!!」

「だから何ですかそれ?」

「意味はあるのかい?」

こうして、ティーパーティたちによる合宿は苦難のスタートを切った

「セイアちゃんたち、大丈夫かな?」

心配するミカであったが、そんな彼女にもまた試練が待ち受けていた

「......何これ全然わかんない!!答えうんぬんよりもまず問題が何言ってるのかわかんなーい!!てっきり、『信号が何色の時進んでいいでしょうか?』とか『この信号機の色を正しく塗りましょう』とかそういう問題が出ると思ってたのに!」

「ミカさん...」

「そんな幼稚園の入園試験じゃあるまいし...」

「おいそこのピンク頭*3!!この標識がどんな意味か言ってみろ!!」

「(ひょ、標識!?意味なんてあったの?*4でも、どこかでみたような...あ、そうだ!確かこの前先生と一緒に撃退したヘルメット団のリーダーの子が持ってたやつだ!なら答えは...)喧嘩上等...?」

「ああん!?何言ってんだお前!!んなわけねぇだろ!!」

「ミカさん...」

「ならこの意味は!?こんなもん小学生でも知ってるぞ!」

「(あ、あれも見たことある!あれは確か...トリニティで私を襲ってきた子が持ってたやつだ!)」

『くたばれ魔女ォ!!!』

「え、えーと...殺意に注意...?あ、頭上に注意かな...?」

「ミカさん...」

「...もういい、帰れ。お前に免許を取る資格はねえ」

「ま、待ってよ!!...確かにあなたの言うとおりかもしれない..,私、みんなにいっぱい迷惑かけて、大事な友達を裏切って、魔女だっていわれても仕方ないことをした」

「...」

「だけど、それでも車に乗りたい!!迷惑かけたナギちゃんやセイアちゃん、それに先生も、私が乗せてあげたいの!だから免許を取りに来たの!!」

「(ミカさん、そんなことを...)」「(...まったく、君と言うやつは...)」

「っ!(こいつ、さっきまでとは明らかに顔つきが違ぇ...!確かに変わったのかもな...)」

[ドサドサッ]

「ほらよ、仕方ねぇ奴らだぜ」

「!」

「車をもっと知りてえならその本勝手に読んで勝手に勉強しろ」

「きょ、教官...!」

「『アホ』が、『勝手』に『ありがたがっとけ』!A・K・Aヒィィ[バタン]」

こうして...

「んんんんーー!!!」「ふぅー、ふぅー」

「えっと、これが一時停止で...」

苦難に立ち向かう三人の合宿は...

「んんんーー!!」

「あ、ここ間違ってますね」「え、ほんとだ!ありがとナギちゃん!」

終わりを迎えようとしていた...

「んんーー!」「やった、ほぼ満点だ!」

「2人とも、紅茶をお入れしましょうか?」

 

そしてついに...

「ふっ!!」

「やったねセイアちゃん!ついに起こすことができたね!」

「はぁ、はぁ...。ふふ、私にかかればこんなもの造作もないさ」

「喜ぶのはまだ早ーぞピンク頭、これの意味を言ってみな」

「...軽戦車以外の戦車通行止め」

「これは?」

「警笛区間」

「ならこれは?」

「牽引自動車の自動車専用道路第一通行帯通行指定区間」

「ふ、全問正解だ()()

「!」

「全部覚えれたのですねミカさん!」「完璧じゃないかミカ」

「ふふーん、簡単簡単!」

「ついにやりやがったか...で、お前はどうだったんだ桐藤」

「それはもちろん...[すっ]」

「おお、合格したのだね」「さっすがナギちゃん!」

「フッ、最初はどうなるかと思ったが、三人ともよくやったな......お前ら全員、卒業だーーー!!!」

「ありがとうございましたー!」「ありがとうございました」「感謝するよ」

 

 

「寂しくなったら生徒会長であるオレのところにいつでも来ていいんだぞー!!」

「...終わっちゃったね」

「...そうだね」

「...あっという間でしたね」

【ていうか、自動車学校の生徒会長って何?】

そんな言葉をそっと飲み込む三人であった

 

*1
真鍋車緒→まなべくるまを

*2
元ネタであるBKBのBはバイクでたるので、今作では自動車を表すautomobileのAを使っている

*3
ピンク頭!?エッチなのは駄目!禁止!!

*4
ある


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