球磨川禊vs安心院なじみ   作:四十三

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無駄に長くすることにより意味があるかのように錯覚させ本当は意味が無いことだと思わせつつ実際はとても大事なことを言っているふりをするそんな人に私はなりたい。

 修業パート。

 

 に入る前、球磨川さんはこういう提案をしてきた。

 

『『あっ、僕の知り合いにこういう修業に最適な知恵とプログラムを組んでくれる変人がいるんだけど。その人に修業を手伝ってもらうってのはどうかな? その方が鴎ちゃんも楽でしょ?』』

 

 まあ、当初はそんな提案を何も考えずに承諾した私なんだけど……。

 

「あの、球磨川さん。あまり私も目上の人にこんなこと言いたくはないんだけど。こういうことを言うのは自分の品格を下げると言うのか、相手のことを思いやらないというのか大人以前に人としてどうなのって? って感じなわけで。でもだからと言って大人である私は、それを黙っていられるほど常識外れでもないからあえて、あえて言わせてもらうけど……」

 

「『なに?』」

 

「あなた、馬鹿ですよね?」

 

「おいおい。そんな滅多なことを言うもんじゃない、鶴喰君。僕以外に修業関係に強い人なんているわけがないじゃないか。この僕を人選した球磨川君のどこが馬鹿なんだい? それは聞き捨てならないというものだ」

 

「あなたは黙っていてください……」

 

 

 

「安心院さん」

 

 

 

「あれ?」

 

「『僕、何かおかしいことしてるかな? 安心院さん?』」

 

「いや一京のスキルを持つ流石の僕でも彼が何に呆れているのか皆目見当がつかない」

 

「ああ言われたら誰でも真黒さんか名瀬さんだと思いますよね!? なんで修業相手に安心院さんを選んでるんですか、球磨川さん!!」

 

「『え? 何言ってるの、鴎ちゃん? 彼女以上に修業のサポートに長けた人なんていないでしょ?』」

 

「いませんよ!! これはモラルの問題です!!」

 

 誰が修業相手に倒すべき相手を連れてくるなんて想像ができますか!!

 

 あぁ、安請け合いなんてするんじゃなかった……。

 面倒見がいいのが私の唯一の弱点だよ。

 

「安心してくれ。この修行が終わったら、一京分の一のスキル『四の五の言わず忘れとけ(フォーゲット・ファイブユーラブ)』ですべて忘れてやるよ。だから何も問題ないさ鶴喰君」

 

「『だそうだよ鴎ちゃん。よかったね』」

 

「あなたはそれで……いやなんでもないです」

 

 いいからこそ、こうしているわけですよね。聞くまでも無かったです。

 

「それじゃあ、時間も押しているようだしさっさと修行を始めようか? お二人君? ここからは、気がながーくなるほどの時間をかけての修業パートだ。安心院さん的スタイル習得術、レッスン1『最強になろう』スタートといこう。読むのが面倒な奴は、三章くらい飛ばして読むことをお勧めするぜ」

 

「ふーう……。相変わらず安心院さん容赦ないね」

 

「何言ってるんだい? 君もやるんだよ、鶴喰君」

 

 

 え? 

 

 

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