「『いやぁ、流石としか言いようがないよね、安心院さんがまさか時空移動までして僕たちの修業の手助けをしてくれるなんてさ』」
「本当そう。当初は私もなんで一緒に修業しなくてはいけなかったのか甚だ疑問と不満しかなかったのだけど。こうやっていざ終わってみると感謝の念しか湧いてこないというのは不思議なものだよ」
「『しかし、まさか修業パートだけで三章どころか単行本一冊分費やすとは少しやりすぎたかな? いやぁ、読者の人には悪いことをしたとつくづく思う』」
「こればかりは、仕方ないと思いますけどね。元来修業パートは、人気低迷の権化でもあるから、申し訳ない気持ちになるのは当然の結果ですよ、球磨川さん」
「『言うようになったねぇ、鴎ちゃん。あの無刀の剣士の手刀を食らって死にかけてた奴がさ』」
「ちょっと!? それは言わない約束だったじゃないですか!! それを言うなら球磨川さんだってあの人類最強と対峙した時、括弧付けずにしゃべってたじゃないですか!!」
「いやホント辞めて……。今もまだあの赤色が目から離れないんだから……」
「球磨川さん!? 括弧!! 括弧つけてください!!」
「『それでもまあ、あの曲弦師と戦った時は鴎ちゃんの『引っ張り足(オクトパス)』がなければ僕は今ここに居なかっただろうからね。なんだかんだで感謝はしてるよ』」
「何言ってるんですか。球磨川さんだって私が、地球陣に間違われて寸刻みにされそうになったところに颯爽と現れて助けてくれたじゃないですか。あのときは酷いこと言ってすみませんでした」
「『こればかりは僕も『僕は悪くない』とは言えないね。こっちこそ、ごめんね。ジャンプSQはジャンプSQでいい部分はたくさんあるさ。ToLOVEるダークネスとか』」
「へ、へぇー……。あれっていまだにやってたんだぁ。私は自分の見るの以外全く見ないから知らなかったなぁ」
「『でもまあ、経過はどうあれ僕もこうやって見事にスタイル遣いになったわけだ。感慨深いものだね』」
「いや、まさか私も本当に球磨川さんが『戯言遣い』になれるとは思っていませんでしたよ。ですが分かってますよね?」
「『ああ、当然だ。このスタイルは、安心院さんにしか使わない。否、安心院さん以外には使わないよ。とてもじゃないが危険すぎる。まさか、『大嘘憑き(オールフィクション)』よりも凶悪な物だとは思はなかった』」
「そのスタイルをもろに食らった真庭虫組の三人には申し訳ないことをしてしまいましたね……」
「『ああ、全くだ。知らなかったとはいえ、あれは酷いものだったと自覚しているよ。あれは、勝利とは言えない。また僕は勝てなかったわけだ……』」
「でもそのおかげで安心院さんを倒す突破口が見えたわけじゃないですか。勝ちましょう、球磨川さん」
「『ああ、行こう鴎ちゃん。安心院さんが待ってる』」
私たちの戦いはまだまだこれからだ。
完。
ってなるわけないですよ、はい。