東方天獄神紀   作:Bocchi-kun

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 東方project書き始めーなのだー!


 誤字、指摘、感想、評価、よろしくなのだー!

 第一話
 ゆっくりしていって⋯なのだー!


第一章 物語の始まり
動き出す歯車


 

 

 

 

 ⋯ここは、日本のある山の中の神社。

 そこに、仮面を被った一人の男がいた。男は、そこで武術の練習をしていた。

 

 

「⋯」

 

 

 男が拳や蹴りを放つ度、そこから風が巻き起こる。男が最後に回し蹴りをして立ち止まり、真っ直ぐ前を見つめる。

 男が見る先は⋯。

 

 一本の木だった。

 その木には、特別な何かがある訳でもなく、ただの普通の木だった。男は暫くその木を見つめた後、小さく呟く。

 

 

「⋯駄目か。はぁ⋯」

 

 

 男は背伸びをしながら言う。

 

 

「うーん、飯にするか!」

 

「⋯もう一年か経つのか。⋯なら、そろそろ帰ったてもいいよな?」

 

 

 

「幻想郷に」

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 紫side

 

 

 

 「⋯にしても、珍しいわね。紫が私の神社で寛ぐなんて」

 

「そう?」

 

 

 私、八雲紫は聞き返す。

 

 私は妖怪にして、ここ幻想郷の賢者。そして彼女は博麗霊夢、博麗の巫女で幻想郷に発生する異変を解決している。

 

 

「そうよ、今日異変でも起こるんじゃないのって思ってる」

 

「霊夢!?それは失礼すぎない!?」

 

「別にそうでもないでしょ。紫が起こしている異変だってある訳だし」

 

「そ、それは⋯」

 

 

 くっ、痛い所ついくいてくるじゃない⋯!

 

 

「ま、いいわよ。最近はチルノ達しか、異変なんて起こさないから。むしろ暇すぎて異変起きろって思ってるから」

 

「霊夢が異変を、求めてる⋯?私の愛しい霊夢が⋯?」

 

 

 霊夢が不良?戦闘狂?になっちゃった。

 霊夢、私はそんな娘に育てた覚えはありません!

 

 

「なーに親みたいなこと言ってんのよ」

 

「痛っ⋯!?」

 

 

 痛っ、くもないけど、霊夢にデコピンされるなんて⋯これが反抗期⋯!?

 霊夢、私は(以下略)。

 

 

「はぁ、別にこれぐらい痛くないでしょ」

 

「えぇ痛くもないわ」

 

「⋯親、ね」

 

「霊夢⋯」

 

 

 霊夢が寂しそうな顔をしているわ。ここは私が一肌脱がないと!(物理)

 

 

「紫」

 

「?」

 

「⋯おか⋯先代巫女ってどんな感じだったの」

 

「霊夢」

 

「⋯」

 

「⋯その話、何回目?」

 

 

 私がそう返すと、霊夢は顔を真っ赤にして怒鳴り散らかし始める。

 

 

「悪かったわね!私はね⋯!」

 

 

 私は霊夢を無視して、あの時の事を考える。

 

 先代巫女⋯あなたは今、何をしているの?

 あなたが亡くなってからもう十年経つのよ?霊夢だって今年で15歳、時が過ぎるのは早いわね。⋯十年前、あの異変(悲劇)が起きていなかったら、あなたは生きていたの?

 

 彼も、十年前から会っていないわ。外の世界に戻って何をしているのかは分からないけど、彼はきっと帰って来る。

 

 先代巫女のあなたには、まだ霊夢は遠く及ばない。いかに霊夢が歴代博麗の巫女の中で天才でも、あなたには届かない。

 それなのに彼が帰って来たら、私はどうすればいいのだろうか。また必ず起こる、その厄災に⋯。

 

 考えても仕方ないわね、結局⋯。

 

 

「彼が帰って来こないと話にならないわ」

 

「だからっ!⋯ん、彼?」

 

「あっ⋯」

 

 

 私は口を塞ぎ、すぐに能力で逃げようとする。だがもう遅い、霊夢の手が私の両肩をがっしりと掴んでいた。

 振り向くと、ニコニコと笑う霊夢の顔が、あった。

 

 

「れ、霊夢?」

 

「紫?その彼について詳しく教えてくれる?」

 

「え、いや、その〜⋯」

 

 

 私が霊夢に言い訳を考えている時だった。

 

 

「っ!?」

 

「ゆか⋯!?」

 

 

 この気配は、まさか⋯!?

 っ、霊夢もこの気配を感じてしまった⋯なら!

 

 

「藍!」

 

「紫様!」

 

 

 呼び掛けると横にスキマが現れ、スキマから藍が出てくる。

 彼女は八雲藍、私の式神だ。藍には私の身の周りの世話⋯じゃなくて!?今はそんな事どうでもいいの!

 

 

「藍、霊夢を見張ってて!絶対に近づけてはダメよ!」

 

「分かりました!」

 

「え、は?ちょっとどういう事よ、紫!?」

 

 

 霊夢は驚いていて、私の肩から手を離している。

 その隙に能力を発動して、スキマに入り目的の場所まで向かう。

 

 

「はぁ⋯藍、そこをどいて」

 

「できないな、紫様の命令だからな。⋯それに」

 

「⋯」

 

「霊夢、お前に彼を会わせるわけにはいかないんだ」

 

「⋯もうなんなのよ、さっきから彼彼って!?⋯もしそれが幻想郷に害する者なら私は行かないといけないの!」

 

「駄目だ」

 

「⋯そう。なら力付くでも行かせてもらうわ」

 

「この私に勝つと?」

 

「舐めないでもらえる?私は博麗の巫女よ?」

 

「まだ未熟だがな」

 

「言ってくれるわね⋯!」

 

「⋯(紫様、早くしてください。霊夢相手にどのくらい持つか分かりません)霊夢、私が直々に稽古をつけてやる」

 

「ふん!丁度いいわ、最近身体が鈍ってたところよ!」

 

 

 


 

 

 

 私はスキマを駆使し目的の場所⋯魔法の森まで移動していた。そして、その場所に着くと私はスキマから出て辺りを見渡す。

 その瞬間、後ろから声を掛けられた。

 

 

「紫、久し振りだな」

 

「!」

 

 

 振り返ると、そこには⋯外の世界のラフな服装、髪型や髪色。

 そして⋯陰陽玉を模倣した仮面。

 十年前と変わらない彼が居た。だからこそ私は彼に警戒する。

 

 

「⋯えぇ久し振りね。でも、貴方が帰って来たという事は」

 

 

 私は彼が嫌いという訳ではない。⋯だけど、今は時間が無い。他の誰かが来てしまえば、面倒くさくなってしまう。だから早く本題を切り出す。

 

 

「あぁ、近い内にまたアレ(・・)が起こる」

 

「⋯断定するのね」

 

「決まっている事だからな」

 

「⋯それで、何時なの?」

 

「分からない。今かもしれないし、今年かもしれない。はたまた数年後や数十年後かもしれない。俺は未来が見えるわけではないから結局の所、分からないとしか言えない」

 

「そう⋯。なら考えても仕方ないわね」

 

 

 私は警戒を解き、その言葉を告げる。

 

 

「幻想郷は貴方の全てを受け入れる。⋯お帰りなさい、レイ」

 

「あぁ⋯ただいま。それと、レイではなくメアと呼んでくれ」

 

「分かったわ、メア。⋯それと」

 

「?」

 

「また、義母さんや姉さんって呼ばないの?」

 

「⋯呼、ばないな。うん」

 

「あら残念⋯ふふっ」

 

「はぁ~⋯そろそろいいぞ」

 

 

 メアが何のことを言っているのかは分かってる。だから私達は、その木に隠れている妖怪(・・)に視線を向ける。

 何故、私がその妖怪に警戒や敵意を向けないのか⋯それは。

 

「⋯わー!レイお帰りー!」

 

「ただいま。ルーミア」

 

 

 十年前、メアと仲良しだったルーミアだから。ルーミアはメアに抱き着き、それにメアはルーミアに頭を撫で回す。

 ⋯嫉妬しちゃうわね。

 

 

「ルーミア、俺はレイじゃなくてメアと呼んでくれ」

 

「んー分かった、メア!」

 

「それにしても久し振りだな。一年間、外の世界に居たからなぁ」

 

 

 本当に久し振りだわ。メアと会うのは一ね、ん⋯?

 まさか⋯!?

 

 

「メア」

 

「?」

 

 

 もしも、私の予想が合っているなら⋯。私はメアにその真実を告げる。

 

 

「幻想郷は十年経っているわ」

 

「⋯はい?」

 

 

 思った通り、メアは困惑の表情⋯声を出した。

 

 

「多分だけど⋯あの人の仕業ね」

 

「⋯あぁそういう事か」

 

 

 メアも納得がいったようだ。なんであの人⋯というか、あの()はこうも面倒くさい事を⋯!まぁいいわ。また会った時に文句言ってやるわ!

 

 

「⋯にしても、隠れてないで出て来なさい⋯魔理沙!

 

 

 その瞬間、隠れていた金髪の白黒魔法使い⋯霧雨魔理沙が全速力で逃げて行くのであった。

 

 

「追いかけなくていいのかー?」

 

「別に良いわよ、ルーミアが出て来た後だから問題ない⋯って何時まで抱きついてるのよ!」

 

 

 気付いたらルーミアはメアの背中にしがみつく様に抱きついていた。

 私はそれを引き剥がそうとする。

 

「ルーミア、さっさと降、り、な、さ、い!」

 

「ヤーなの、だー!」

 

「んぐぐっ⋯!」

 

 

 だが、ルーミアはビクともしない。まるで体の一部の様に。まさかこの私が、たかがルーミアに力で負けるなんて⋯!

 私とルーミアがそんな攻防を繰り広げていると、棒立ちしているメアが⋯。

 

 

「⋯勘弁してくれ」

 

 

 と呟きながらため息を付くのだが、私達はその気付くことなく見るに堪えない争いが続くのだった。

 

 私は思う。このような争いなら、幾らでも起きて欲しい。ただ、平和はいつまでも続かない。いつか訪れる厄災を⋯絶対に阻止しなければならない。

 

 そこで、ふと思い出したことを言う。

 

 

「そういえば、メアに会いたがってた子が居たわよ?」

 

「⋯あいつか」

 

「そうね、メアの事を師匠師匠って呼ぶ子よ」

 

「⋯行くか」

 

「お?行くのだー!」

 

 

 そんなメア達の父娘(おやこ)の様な微笑ましい雰囲気に私は⋯。

 

 

「そうね」

 

 

 と、言うのだった。

 

 

 

 ⋯因みに、ルーミアを引き剥がすのは諦めた。

 

 

 


 

 

 

 

 ???side

 

 

 

「ボス、対象を発見しました!」

 

「遂にか!?」

 

「ハハハッ!探し出して十年、遂に、遂に見つけたぞ!」

 

「今度こそお前のその力を貰いに行くぞ!」

 

「精々首を洗って待っていろ、メアガ・レイ!」

 

 

 






 どうだろうか、これから始まる物語は?

 誤字、指摘、感想、評価、良かったらお願いね?

 それでは次回も⋯お楽しみに!(ね!)(なのだー!)

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