世界を歪め、歪め、歪め……。
無数の悪意、害意、不理解と無関心、他を傷付け壊す力をいっぱいに詰め込んで……。
この世界が壊れないとでも、思ったのだろうか?
(軽く投稿しました)
「ふいー、疲れたぜー」
「こーいうとこかったりーよな、デンドロって」
それはアルター王国の片隅の、とある田舎村だった。
二人のマスターが標的探しに手間取ったクエストを終え、一休みに立ち寄っていた。
「そういえばここじゃねぇか?」
「あ?何がだよ」
「ウィキ編纂部のダチから聞いた話なんだけどよ、出たらしいぜ」
「──赤ん坊のマスターが」
「……はあ?ありえんのかそれ?」
「さあなー、ダチもまた聞きらしーからなー。『赤ん坊だった』『子供だった』『いや三つ子だった』なんていろいろ言われてっし、もう十年以上も前の事らしーからなー」
「んだよサービス開始前かよ、テスターが間違えたんだろどーせ」
「だろーな」
他愛無く時は過ぎて行く。
──時に人は流れるその時を愚かしく思うという。
「で、君たちは誰なのかなー?」
同日・同時刻。
書斎のような一室でベストを着た白猫が客に問い掛ける。
「エラっ、そうな言い草ね、散々めちゃくちゃに荒らしといて目的すら果たせなかったくせに」
「セファ、全能ならざる身の上だ。出来ぬ事もしょうがないよ」
しかし客の内、ソファの後ろに立つ二人は喧嘩腰だ。
白猫
「──セファ。ラジ。それは違う未来だ。ひとをそう悪く言うもんじゃない」
そしてソファに座る少年のような、少女に見える、性差がはっきりしない若い人物が二者を嗜める。
「……分かったわ、
「
「ラジ、今日は昔ばなしをしに来たんだ。ケンカを売りに来たんじゃない」
少女は大人しく従うも、少年が食い下がり、しかし人物に一蹴される。
「マスター、ね……。……
「ええ、あなた達が見捨てて、踏みにじったティアンです」
「……」
……しかしながら人物もまた後ろに侍る二人が生まれるに相応しい性格をしていた。
「おっと、すいません。まぁありふれたティアンでしたよ」
「──『アルター湾』があり、『
──こことは違う世界生まれの。
「改めて自己紹介を。自分はレイ。
「こちらはTYPE:メイデン・アポストルwithカリキュレーター・アームズのエンブリオ、【
「どうぞよろしくお願いしますね、【無限増殖 グリマルキン】さん?」
レイ、と名乗ったその人物は名前の意味に似つかわしくなく──、──この世界が辿り得る『一寸先の闇』そのものに見えた。
:アルター湾
吹き飛んだ事故物件。
:機旱
止まらない荒廃。
:【アムグランゼラ】
妖しき害星。
:ラプラスの遺灰
この檻への怨念。
:龍骸
溢れ出した
:海膿毒
全てを生かす四海で最も偉大なる/悼ましきもの。
:レイ
…『スターリング村のレイ』。
誰もが失敗した世界からやって来た。
ティアン唯一のエンブリオ適合者。
闇堕ちした聖騎士っぽい(暗黒騎士とはまた違う)。
:【至胚冥監 セファーラジエル】
…レイのエンブリオ。
〈Infinite Dendrogram〉がサービス中であればほぼほぼ意味の無い力。
モチーフは全知の書、『セファーラジエル』。
……ホントはガンダム
なのでモチーフとしてズレてるかも。
孵化した頃は【