スティル「喰らわせて?」幼馴染み「ええで」 作:狸より狐派 ハル
内なる紅が眠りについてから、あっという間に時間が過ぎた。
秋華賞から間もなく行われたエリザベス女王杯、そのレースでもスティルインラブは勝利を手に入れた。
しかし今までの激しさはなく、彼女を知る者にとって納得いかない出来となった。
それはスティルインラブ自身にとってもだった。
その日以来、彼女の走る心は薄くなっていた。
「たまにいるのよ......ある日突然走る気力がなくなるウマ娘が......」
トレーナーはそういう。少年は彼女に聞いた。走るのが嫌いになってしまったのかと。
「いいえ、嫌いになったわけではありません......ただ、あの子とともにいるのが当たり前だったので......違和感を感じているのです」
それはそうだ。少年も改めて思い出す。スティルインラブとは普段と内なる存在、セットとして存在するのが、彼女というものだった。
だからこそ感じてしまう喪失感。そもそもあの力は彼女が存在してこそのものだった。
「......ええ」
彼女が暗く納得する。とても複雑な気分だった。嫌だったあの力。しかし、いざなくなれば、やっと気づいた。あの力が、走るためのモチベーションだったことに。
はたして、今の自分に、
だが、少年は諦めていなかった。そもそももう一人の彼女もこう言っていたではないか。
『しばらく眠る』と。つまり、いつかはまた会えるというわけだ。ならその時まで待てばいいまでの話だ。
無論いつになるかはわからない。ならばその日までに、備えよう。もう一度、あの走りをできるために。
「......!そ、そうだよ!もう少しだけ!もう少しだけ頑張って......くれる?」
「......はい、貴方がそうおっしゃってくれるのなら......もうしばらく、走ってみます」
方針はある程度決まった。今の状態でレースに出るための、トレーニングなどを改めて考える方針で行くことになった。
スティルインラブにとってはもう一度見たいと言ってくれる少年のため、走ることを決意する。
―――――――――――
そう......これは――――さんのため......私の走る意味はすべて――――さんが喜んでもらうために......だから、今まで散々毛嫌いしていたあの子。また会う日が来れば、まずは謝りたい。そしてもう一度、あの走りをしたい......
そう、あのお方が望んでいるのは、あの子。あの子の走り......私はそれにゆだねればよかったわけなの......
あの秋華賞で私の走りを認めてくださった方々はたくさん現れてくださった。だけど、私が本当に嬉しかったのは、――――さんが私の走りを見て喜んでくれた時でした。
桜花賞のときも、オークスの時も、秋華賞のときも......
ああ、失ってやっと気づくなんて。そうでした。あのお方が望んでいるのは、あの子......あの子がいたからこそ私は走れたのでした。
あの子さえいれば、彼は......幸せ......に......
......
......
......
ふと一つの不安が
《
いつもご愛読ありがとうございます。
いきなりですが、この小説について、定期投稿が難しくなりそうです。
理由として、私は今月初旬に転職をしたばかりなのです。それも過酷だといわれるトラックドライバーに。
私自身、なってみたいという願望の元、就職をいたしましたが、現実とのギャップに悩まされ、この先やっていけるかと不安になっていたところ、ストレスとも相まって熱中症をおこしてしまいました。
幸い相乗りの上司がいてくれたことで事なきを得ましたが、ほかの同僚から自己管理ができていないと叱責を受け、今は今週中を使って休養を取っています。
全くの未経験で勝手がわからないゆえに、私は改めてこの運送業界でやっていけるかと、自問しています。
あの世界は自己責任ができて当然の世界なので、よく考えたらメンタルが対して強くない自分には、合っていないのではないかと、思っています。
一応逃げ道こそ用意することは可能ですが、だからといって自分で選んだ職に、このまま辞めてしまうのはどこか違う気がします。
《故にこの休養を使って、再度思い直そうと思っています》。なので、この小説には投稿が難しいと思い、このような後書きを書かせていただきました。
私の一人語りに付き合っていただきありがとうございます。
仮に、仮に同じ運送業を務めている方がいらっしゃるのなら、なにかアドバイスをお願いします。手遅れになる前に辞めるか、それとも未来を信じて続けるか。
いまだ二十代後半の若輩者で、頼りも余裕もないですが、そんな自分に一言でもくれるのなら、下記のURL(活動報告)に入室をお願いします。
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=331077&uid=265660
大変長くなりました。ここまで読んでくださり、本当にありがとうございます。
気分転換のためにまた、投稿するかもしれませんが、よろしくお願いします。
狸より狐派 ハル より