都市災害って考えるだけで大変なんだなと常々思っています。
都市の組織とかよくあんな秀逸な名前つけられるなプロムン…
37:名無しの都市民
とりあえずそれにはサインしていいぞ
38:名無しの都市民
下から2番目のやつも大丈夫
39:名無しの都市民
あと残ってんのどれだ?
40:名無しの都市民
3つかな?15番目と17番目と20番目。
41:ヴァイス
15番目は俺が確認して大丈夫そうだったから書いた。
42:名無しの都市民
おし、後もう少しだな
43:名無しの都市民
俺らに見せるってのは英断だったなイッチ
44:名無しの都市民
確かにこういうの相談できるのは強い
45:名無しの都市民
17番目チェック完了。大丈夫なやつだからサインして
46:名無しの都市民
20番も終わったぞ!問題なしだ!
47:名無しの都市民
コレで全部か。
48:名無しの都市民
意外と早く終わったな
49:ヴァイス
うい。じゃお疲れ〜。解散な
50:名無しの都市民
ういイッチお疲れ〜
51:名無しの都市民
…次イッチがくる時間いつになるんやろな
52:名無しの都市民
そう言えば今向こう煙戦争終わってL社新しくなったって言ってたよな
53:名無しの都市民
…つまりロボトミ本編10年前…?
54:名無しの都市民
ループ終了が10年だしそうなるよな…
55:名無しの都市民
つまりアレか?10年は張り付かなくちゃいけないやつか?
56:名無しの都市民
そうなるわな…
57:名無しの都市民
割と苦行で草
58:名無しの都市民
でもここで降りるやついる?いねぇよなぁ!
59:名無しの都市民
当たり前だよなぁ!?
60:名無しの都市民
最後まで見届けてやるよ!
61:名無しの都市民
頑張れイッチー!
62:名無しの都市民
負けるなイッチー!
63:名無しの都市民
ねじれるなよイッチー!
64:名無しの都市民
そもそもねじれ発生しない定期
65:名無しの都市民
まぁあのイッチなら大丈夫やろ
66:名無しの都市民
せやな
「ふぅ…割と疲れたな…」
少し伸びをして肩の力を抜く。ソファーの柔らかさが心地良い。
(…そう言えば、ここまで柔らかい物のうえに乗ったのっていつぶりだろう)
前世では硬いベットの上、今世では段ボールや布を合わせた簡素な寝床。ここまで柔らかなソファーに座る機械など、早々無かった。
(…夢だったんだよなぁ、ソファーで寝てみるの)
「…失礼しまーす…」
!なんだこれ…身体が沈む…!
ヤバい…コレ結構心地良いぞ…コレは寝れる…
「…そう言えば、ここまで休み無しで動いてたな…」
思い出したら急に眠く…なって…
「おーい、ヴァイスくーん?」
「んあ…すみません…寝てました…?」
「いや、別に起きなくていいよ。というか仮眠室まで案内しようか?ソファーじゃなくてベットで寝たほうがいいでしょ」
「…そういう…ものなんですか…?」
「…そもそも、君。ベットで寝たことある?」
「一応…でも硬いベットでしか寝たことないです…」
「じゃあソッチで寝てきたらいいよ。もうすぐ夜だし、一旦休もうか」
「わかり…ました…」
その日、今世初めて入ったベットはふかふかでとても寝心地が良かった。
病院のベットはやっぱりクソだったな…
「おはようヴァイス君!気持ちのいい朝だね!」
「あぁ、おはようございます。確かにいい朝ですね」
「そうだろうそうだろう?よく眠れたかい?コーヒー飲むかい?」
「いただきます」
黒く澄んだコーヒーを飲むと、スッキリとした苦味が…
「うっ…!なんだこれ酸っぱ…!?」
「アハハ、この豆はまだ早かったかな?」
「貴方が浅煎りを好んで飲むからでしょう?慣れてない人には酸っぱくて飲めたものじゃないでしょう…ほら、ミルクがありますよ」
「あ、ありがとうございます…ヴィヴィアンさん…」
「ごめんごめん。今度いいの見繕ってくるよ。でもよくブラックで飲もうとしたね?」
「…あ〜…」
そう言えばこの世界コーヒーに対してボロクソ言われてる所あるよな…いや赤い霧と黒い沈黙が大体の原因…いやコーヒー好きがケセドなのが良くねぇわアレは。アレは参考にならん。
でも裏路地出身者が砂糖多めに入れて飲んでるとか言ってるし、コーヒーの地位は低いんだろうな。
私の場合は前世で飲みなれていたのがあるが、この世界だと高級品だったんだっけ…?アレどうなんだったか…まぁいいか。
「まぁ、外殻のものよりマシだろうと思って」
「ふーん…ま、そういうことにしておくよ」
…怪しまれたか?
「じゃあ早速だけど、書類には目を通した?」
「はい。サインも書きましたよ」
「うんうん。大丈夫そうだ」
そう言ってマーリンは書類を捲る。
「よし。全部大丈夫。これで君は円卓事務所のフィクサーだ」
「ありがとうございます」
「じゃ、早速だけど、ヴァイスには初仕事に取り掛かってもらおうかな」
「本当に早速ですね」
「君には都市伝説の『
「都市伝説ですか…そこそこの案件ですよね?」
「まぁね。とりあえずサポートとしてヴィヴィアンがつくことになるから、そこまで気負わなくていいよ」
「何をすればいいんですか?」
「茸の聲は危険薬物を売り捌くバイヤーなんだよ。アイツらの持つ薬物は色々と怪しいらしくて。今回はアイツらの薬物の素材の把握、そして必要があるなら殲滅が今回の課題だね」
「なるほど…わかりました。やりましょう。出発はいつですか?」
「早くて今日、かな。君の準備が出来次第って感じ。君、何かやりたくてウズウズしてるんじゃない?」
「…バレてます?」
「そりゃもうバレバレ!なんだい?新作のアイデアでも出てるのかい?」
「…そう見えます?」
「予想言っていいかい?シ協会の弓を謝肉祭の糸で補強して魔改造とかかな?」
「…なんで当ててくるんですかねぇ…」
「え?マジ?」
「ハァ…また下手な演技して…確信を持っていたんでしょう?所長」
「まぁね♪じゃ、改造してきてね。」
「まぁしますけど…あんま覗かないでくださいよ。集中出来ない」
「さて…と。あそこまで言い当てられるとそのまま改造するのも癪だな…何かいい手段は…」
自分の手袋内にある工房武器やら協会武器やらを漁りつつ、使えそうな物品を探す。
「弓は張りが強ければ強いほど威力が出る…って単純な話だからな。弓の張りをどうやって強くしていくかって所が大事なんだろうが…張りが強すぎればその分耐久性が落ちる。その点を解消するには…」
ふと、手の中にとある物が見つかる。
「?これは…研究所の余り物の滑車か…そう言えば入れていたな…そうか!思いついたぞ!コンパウンドボウってやつ!」
あぁ!アイデアが溢れてくる!さっさと仕上げてしまおうか!
「出来た…理論が正しければ、これで…」
そう言いながら、俺は矢をつがえず弓を引いた。
「!?マジか…重い…!?」
コレは…弓が硬いのか…?いや、弾性力とかの問題じゃないな…
「…いや、力任せはダメだろう…息を吸って…引く…ちょっと動いたか?いや、それでも硬い…」
…矢をつがえないとうまく力が伝わらないのか?
「的は…この鉄板でいいか。5cmくらい厚みあるし。じゃあ…矢をつがえて…引く!」
すっ…と、弓は引き絞られる。やはり、矢をつがえて構えなければうまく動かなかったようだ。それはそれとして硬い。恐らく、糸が硬いせいで引き絞る際に糸の伸びが悪いのが原因らしい。だが、矢をつがえて、正しい所作で引けば、伸びるということだろう。コンパウンドボウだから引き切ったら軽く、簡単に固定できる。
静かに、手を離す。
ポトッ…
「………」
改良が…必要だな。
―パァン!!!
「よっし…!鉄板貫通してる…!」
5cmの鉄板を貫通した矢は、突き刺さったまま、後部の羽がつっかかり止まっていた。
手に持っている弓の見た目は、魔改造を超えた魔改造である。
和弓のようだったシ協会の弓は、度重なる増強と滑車の追加により、洋弓のような見てくれになった上、ごちゃごちゃと追加された滑車と補助フレーム、そしてモーターまでくっついたせいで、自分の身長よりも少し小さな弓(持ち主が小柄な女だったので弓も小さかった)が、背丈を超えて巨大になってしまった。
しかし、威力は絶大。和弓の強さと洋弓の取り回しのしやすさを無理くり合わせることに成功した。融合に成功したキメラ弓だ。あと光る。サイバーパンクだから。
銘は…しまった、スレ民達に頼むのを忘れていた。
さて、コレで3時間かけてしまった。早く戻らないと、マーリンに迷惑をかけてしまうからな。
円卓事務所
マーリンとヴィヴィアンが運営しているフィクサー事務所。ヴァイスが所属する事務所でもある。元々龍穴事務所という事務所だったが、煙戦争をきっかけに廃業。名前を変えてマーリンが引き継いだ。そのため事務所の内装に比べて、実績自体は多くない。しかし、特色が所属しているため、信頼度は高く、依頼料も(特色への依頼と考えれば比較的)安いため、直ぐに依頼も来るだろう。