人生は考える恋である   作:たかゆき14歳

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シーン49:未来へつなぐ時間の錬金術

 

 穣星さんとの非日常的なドライブの興奮も冷めやらぬ、翌日の夜。僕はエリの部屋のキッチンで、一人、フライパンの前に立っていた。

 今日の彼女は朝からずっと機嫌が悪かった。いや、「悪い」という生易しい表現では足りない。彼女の周りだけが、まるで局地的な高気圧に覆われているかのように、空気が重く、冷たく、そしてピリピリと張り詰めていたのだ。

 

 僕が「おはよう」と声をかければ、返ってくるのは「……ええ」という氷点下の相槌だけ。僕が淹れたコーヒーを黙って受け取り、ソファの隅で膝を抱えて専門書に視線を落とす。だが、そのページは朝からほとんど進んでいないように見えた。彼女の意識はそこに書かれた数式ではなく、もっと別の、僕には窺い知れない思考の嵐の中にいるようだった。

 

 原因は、十中八九、昨日の僕の行動にあるのだろう。穣星さんと二人で、彼女に黙って千葉までドライブに出かけたこと。それ以外に、彼女の機嫌をここまで損ねるような心当たりは僕にはなかった。

 だが、なぜ、それがこれほどの低気圧を発生させるのか。僕にはそのメカニズムが皆目見当もつかなかった。相手は僕もエリも敬愛してやまない穣星さんだ。僕が一人で無為な時間を過ごすより、よほど有意義で安全な時間の使い方だったはずではないか。僕の論理回路は完全に混乱していた。

 

 こういう時、僕にできることは限られている。それは、美味しいものを作って彼女の前に差し出すことだ。僕たちの間の多くの問題は、これまで、その極めて原始的で、しかし効果的な方法によって解決されてきた。

 ジュージュー、という小気味よい音が重苦しい沈黙を破るようにキッチンに響き渡る。フライパンの上では、昨日、東京ドイツ村の売店で買った手作りのハーブソーセージがこんがりとした焼き色をつけながらその脂をじわじわと滲ませていた。ローズマリーとセージの爽やかな香りが、バターの甘い香りと混じり合って立ち上る。僕の胃袋でさえ、きゅるり、と小さな悲鳴を上げた。

 

「……そろそろ機嫌を直してくれないかな、エリ」

 

 僕は意を決して、ソファで彫像と化している彼女の背中に向かって話しかけた。

 

「もう、君に黙ってドイツ村に行ったりしないからさ。約束するよ」

 

 僕のその言葉に、彼女の肩がぴくりと震えた。そして、ゆっくりとこちらを振り返ったその大きな瞳は、非難の色で潤んでいた。

 

「……ユウ君が、そういう人なのは、もう、7年かけて学習しましたから、分かっていたんです」

 

 彼女は、か細い、しかし芯のある声で言った。

 

「でも、まさか……お兄様が、わたしの信頼を裏切るなんて……」

 

「裏切るって……穣星さんは、エリの頼みで僕を見張りに来てくれたんだろう?」

 

「あんな長時間! 二人きりで! 濃密な時間を過ごすなんて……それは、浮気です! お兄様との、共同不貞行為です!」

 

 不貞行為。またその単語が出てきた。どうやらエリの辞書では、僕が彼女以外の人間と親密な時間を過ごすことは全てその罪状に該当するらしい。そのあまりにも独特な法解釈に、僕はもはや呆れるのを通り越して少しだけ感心さえしてしまった。

 

「……はぁ。まあ、とにかく、これを食べてみてよ」

 

 これ以上言葉で反論しても無駄だと悟った僕は、焼き上がったソーセージを温めておいた皿に盛り付け、付け合わせのザワークラウトを添えた。そして、それをローテーブルの上、彼女の前にそっと置いた。香ばしい肉の焼ける匂いが、彼女の立てこもる心のバリアを少しだけこじ開けようとしていた。

 

 

 エリは、僕が差し出した皿をしばらくの間、複雑な表情で見つめていた。その瞳の中では、何かに対する怒りの感情と、目の前のソーセージが放つ抗いがたい魅力とが激しい戦闘を繰り広げているようだった。

 じゅう、と皿の上で肉汁が立てる微かな音。鼻腔をくすぐるハーブと燻製の香ばしいアロマ。それは、あらゆる理屈や意地を無力化する根源的な誘惑だった。

 

 やがて、彼女は小さく、そしてほとんど聞こえないようなため息をつくと、観念したかのようにローテーブルに置かれていたフォークを手に取った。そして、ソーセージの端をぷすりと突き刺し、小さな口へと運んだ。

 

 パリッ、という軽快な皮の破れる音。

 その瞬間、エリの動きがぴたりと止まった。そして、ゆっくりと咀嚼を始めると、その固く閉ざされていた表情が、まるで雪解けのようにほんのわずかに和らいでいくのが分かった。

 

「……美味しい、です」

 

 それは、まだ少しだけ不満の色を残しながらも、否定しようのない事実を認める正直な声だった。

 

「だろ? ここのは、ちゃんと手作りしてるみたいだからね」

 

 僕は安堵の息を漏らしながら、自分もソーセージを一口食べた。粗挽きの豚肉の旨味とハーブの爽やかな香り、そして、ほのかに鼻を抜ける燻製の香りが口の中いっぱいに広がる。これは、最高の和解の使者になりうる味だ。

 

「このソーセージも、人類の長い知恵の結晶なんだよ」

 

 僕は、彼女の知的好奇心を刺激することでこの重い空気を完全に払拭しようと、自然な形で議題の船を漕ぎ出した。

 

「ソーセージやハムっていうのは、単なる美味しい肉料理というだけじゃない。これは、人類が飢餓という最も根源的な敵と戦うために生み出した、『保存食』という偉大な発明の歴史そのものなんだ」

 

「保存食……」

 

 エリはその単語を口の中で転がした。彼女の瞳に、いつもの知的な探求心の光がほんの少しだけ戻ってきたのを僕は見逃さなかった。

 

「ああ。考えてみてよ。冷蔵庫も冷凍庫もなかった時代、人々はどうやって食料を確保していたか。特に、狩猟採集の時代だ。マンモスのような大きな獲物を仕留めることができても、その大量の肉を一度に食べきれるわけがない。何もしなければ肉は数日で腐敗してしまい、せっかくの獲物も無駄になってしまう。次の獲物がいつ手に入るかも分からない。この『食料の不安定性』こそが、人類が常に直面してきた最大の課題だったんだ」

 

 僕は、遠い氷河期の世界に思いを馳せながら語った。

 

「その課題を克服するために、僕らの祖先はどうすれば食品を長持ちさせられるか、その方法を必死に探求した。そして、試行錯誤の末にある一つの法則にたどり着いた。食品が腐るのは目に見えない小さな生き物、つまり『微生物』の仕業だ、と。もちろん、当時は微生物の存在なんて知らなかっただろうけどね。彼らは経験則として、腐敗を防ぐにはその微生物が活動できないような環境を作ってやればいい、ということを発見したんだ」

 

「微生物の活動を、抑制する……」

 

「そう。そのための最も基本的な技術が三つある。一つは『乾燥』だ」と僕は、指を一本立てた。

 

「どんな生物も、生きるためには水分が必要不可欠だ。だから、食品から水分を奪い去ってしまえば微生物は繁殖できなくなる。肉や魚を薄く切って天日や風にさらす『干物』や『干し肉』は、おそらく人類が最初に手にした保存技術だろうね。ドライフルーツも同じ原理だ」

 

 僕は、二本目の指を立てる。

 

「二つ目は『塩蔵』。塩漬けだ。食品に大量の塩をすり込むと、浸透圧の原理で食品の中の水分が外に出ていく。これも一種の脱水作用だね。さらに、高い塩分濃度は微生物の細胞膜を破壊し、その活動を直接的に阻害する効果もある。塩漬けの肉や魚、あるいはザワークラウトのような野菜の塩漬けも世界中で古くから作られてきた」

 

 そして、僕は最後の指を立てた。

 

「三つ目が『燻製』。煙で燻す方法だ。煙に含まれるフェノール類やアルデヒドといった化学成分には、強力な殺菌作用と防腐作用がある。さらに、燻す過程で食品の表面が乾燥し、膜が作られることで外部からの微生物の侵入も防いでくれる。ベーコンやスモークサーモンが、あの独特の風味と長い保存性を持つのはこのためだよ」

 

 僕がそこまで一気に語ると、エリはすっかりいつもの知的な表情に戻って僕の話に聞き入っていた。

 

「それは、まるで微生物という見えざる敵の弱点を徹底的に分析し、その兵站を断ち、化学兵器で攻撃し、さらには城壁を築いて侵攻を防ぐ、という壮大な戦争の歴史のようですね」

 

「まさにその通りだね」と僕は笑った。「そして、今僕らが食べているこのソーセージは、その古代から続く戦いの歴史の中で生み出された最も洗練された兵器の一つなんだ。挽いた肉に塩とスパイスを混ぜ込み、それを動物の腸に詰めて乾燥させ、時には燻製もする。これは、塩蔵、乾燥、燻製という複数の保存技術を組み合わせた、まさに『保存食の集大成』とでも言うべき発明なんだよ。しかも、内臓や血といった、そのままでは食べにくい部位まで無駄なく使い切ることができる。その合理性と完成度は、まさに人類の知恵の結晶だ」

 

 エリは、手の中のフォークに刺さったソーセージを、まるで歴史的な遺物でも見るかのように改めてじっと見つめた。

 

「無駄なものをなくし、価値を最大化し、未来の不確実性に備える……それは、完璧に設計された一つの美しいアルゴリズムのようでもありますね」

 

 彼女のその言葉を聞いて、僕は確信した。

 僕たちの間の重苦しい高気圧はどうやら、この香ばしいソーセージの煙と共に、すっかり消え去ってくれたらしい。

 

 

「アルゴリズム、か。確かにそうかもしれないね」

 

 僕は、エリの数学的な比喩に頷いた。

 

「そして、そのアルゴリズムは、僕らがこの前に話した『発酵』というもう一つの偉大な保存技術と結びつくことで、さらにその多様性と複雑性を増していくことになるんだ」

 

 僕は付け合わせのザワークラウトをフォークで刺し、彼女に見せた。

 

「このザワークラウトも、ただのキャベツの塩漬けじゃない。これは、キャベツにもともと付着している『乳酸菌』という微生物の力を借りた発酵食品だ。塩漬けにすることで腐敗の原因となる他の雑菌の繁殖を抑えながら、塩分に強い乳酸菌だけが活動できる環境を作り出す。乳酸菌はキャベツの糖分を食べて乳酸を作り出し、その乳酸がさらに他の雑菌の繁殖を抑え、独特の酸味と風味を生み出すんだ。これは、人間と有益な微生物との見事な共同作業だよ」

 

「なるほど。塩蔵という物理的な防御壁の内側で、乳酸菌という名の友軍を育てて敵を内側から駆逐する、という二段構えの戦略なのですね」

 

「そういうこと。チーズやヨーグルト、味噌や醤油も基本的には同じ原理だ。腐敗という無秩序な崩壊のプロセスを、発酵という人間にとって有益な秩序あるプロセスへと巧みに誘導する。それは、自然の力をただ受け入れるのではなく、それを理解し、管理し、そして共存するための人類の高度な知恵だったんだよ」

 

 僕はソーセージをもう一つ口に運びながら、その技術がもたらした歴史的な意義について思いを巡らせた。

 

「そして、この保存食の発明は、単に食料を長持ちさせる以上の、もっと大きな変化を人類の社会にもたらしたと思うんだ」

 

「というと?」

 

「それは、人類が初めて『未来』を計画的に準備できるようになった、ということだよ」

 

 僕がそう言うと、エリの目により深い思索の色が浮かんだ。

 

「狩猟採集の時代、人々の生活は常に『今、ここ』に縛られていた。今日の食料が手に入らなければ、明日には飢えてしまうかもしれない。その日暮らしの、極めて不安定な生活だったはずだ。でも、保存食の技術を手に入れたことで、人々は豊漁や豊作の時に余剰食料を蓄え、不作や悪天候の時に備えることができるようになった。つまり、未来の『リスク』を予測し、それに対して事前に備えるという極めて高度な思考が可能になったんだ。それは、人類が自然の気まぐれな支配から一歩抜け出し、自らの力で未来を設計しようとし始めた最初の瞬間だったのかもしれない」

 

「未来を、設計する……」

 

「ああ。そして、その『蓄え』は、社会のあり方そのものを変えていった。食料を安定的に確保できるようになったことで、人々は食料生産以外の活動、例えば、道具を作ったり、土器を焼いたり、あるいは祭祀を執り行ったりする専門家を養うことができるようになった。社会の分業化と複雑化は、この保存食による食料の『余剰』がなければ決して生まれなかっただろう。それは農耕の開始と並ぶ、人類史における最も偉大な革命の一つだったんだろうね」

 

 僕のその言葉に、エリは深く、そして静かに頷いた。

 

「素晴らしい視点です、ユウ君。保存食とは単なる食品加工技術ではない。それは、時間を超えて価値を維持し、未来の不確実性を飼いならすための、人類最初の『金融システム』のようなものだったのかもしれませんね」

 

「金融システム、か。穣星さんが聞いたら喜びそうな言葉だね」

 

「はい」と彼女は微笑んだ。「余剰という名の『資本』を蓄積し、それを社会の発展のために『投資』する。その基本的な構造は、現代の経済システムと何も変わりません。その原点にこの一切れのソーセージがあるのだと考えると、なんだかとても不思議な気持ちになります」

 

 エリはすっかり機嫌を取り戻した様子で、最後の一切れのソーセージを名残惜しそうに味わっていた。

 僕たちの目の前にある一皿の料理。それは、厳しい自然環境の中で生き抜くために、僕らの祖先が何万年にもわたって積み重ねてきた知恵と工夫の結晶なのだ。その小さな円盤の中には、飢えとの戦いの記憶、未来への希望、そして、人間と自然、人間と微生物との壮大な共生の物語が、ぎゅっと凝縮されている。

 

「そして、その物語は」と僕は、僕たちの長い議論を締めくくるように言った。「大航海時代を迎えると、さらに新しい章へと突入することになるんだ。保存食は人々を飢えから救うだけでなく、今度は人々を未知の世界へと送り出すための、最も重要な『燃料』になったんだよ」

 

 

「未知の世界への、燃料……ですか?」

 

 エリは、僕のその言葉を反芻しながら、その意味を探るように首を傾げた。

 

「ああ。コロンブスやマゼランといった探検家たちが、何ヶ月、時には何年にもわたって大海原を航海できたのはなぜだと思う? それは、彼らの船に大量の保存食が積み込まれていたからだよ」

 

 僕は、大航海時代の帆船の薄暗い船倉を想像しながら語った。

 

「樽詰めの塩漬け肉や干し魚、そして『堅パン』と呼ばれる、水分を極限まで飛ばした石のように硬いビスケット。それらは決して美味しいものではなかっただろうけど、長期間の航海で乗組員の命を繋ぐための、まさに生命線だった。保存食の技術がなければ、ヨーロッパの人々が新大陸に到達することも、世界一周を成し遂げることも決してできなかっただろう。それは、人類の活動領域を地球規模にまで押し広げた、偉大な原動力だったんだ」

 

「なるほど……保存食は人類を定住させ、文明を発展させるための『錨』であると同時に、未知の世界へと旅立つための『帆』でもあったのですね」

 

「そういうことだね。そして、その旅は世界の食文化を劇的に変えることにもなった。新大陸からジャガイモやトウモロコシ、トマト、そして唐辛子といった新しい食材がヨーロッパにもたらされた。それらはまた新たな保存食の原料となり、世界中の食卓をさらに豊かにしていった。例えば、豚肉の保存食であるソーセージやハムに、ジャガイモやザワークラウトを添えるというドイツの伝統的な食べ方も、実は大航海時代以降に成立した比較的新しい組み合わせなんだよ」

 

 僕たちの目の前にある一皿の料理が、今、壮大な世界史の交差点としてその姿を現した。それは、古代から続くヨーロッパの食肉加工技術と、新大陸からもたらされた未知の野菜との幸福な出会いの産物なのだ。

 

「……なんだか、お腹が空いている時に聞くと本当に面白いですね」

 

 エリは空になった皿を名残惜しそうに見つめながら、満足そうに呟いた。彼女の表情は、すっかりいつもの穏やかで知的なものに戻っている。

 

「ユウ君の話を聞いていると、ただのソーセージが、まるで歴史の教科書そのもののようでした。ありがとうございます。とても美味しかったです」

 

 彼女はそう言って、僕に心からの笑顔を向けた。

 その笑顔を見て、僕はようやく心の底から安堵することができた。どうやら、僕のささやかな和平工作は無事に成功したらしい。

 

「それは良かった」

 

 僕は、空になった皿を片付けながら、少しだけ反省の念を込めて言った。

 

「……その、昨日は、悪かったね。君に何も言わずに出かけてしまって」

 

 僕が素直に謝ると、エリは少しだけ意外そうな顔をして、そして、ふいっとそっぽを向いた。

 

「……別に、ユウ君が誰とどこへ行こうと、わたしの知ったことではありません」

 

 彼女はそう言ったが、その声にはもう朝のような刺々しさはない。

 

「でも、まあ、そうだね」と僕は続けた。「次にどこか、面白い場所へ行くときはちゃんと君のことも連れていくよ。君も一緒の方が、きっと何倍も楽しいだろうからね」

 

 それは、僕の偽らざる本心だった。昨日のドイツ村のイルミネーションも、もしエリが隣にいてくれたなら、もっと違った、もっと豊かな色彩に見えたに違いない。

 僕のその言葉を聞いたエリは、しばらくの間、何も言わずに僕を見つめていた。そして、やがて、諦めたかのように、とても深くて長いため息を一つだけついた。

 

「……まあ、一歩ずつ、進歩はしているようですし」

 

 彼女は顔を上げて、仕方がない子ですね、とでも言うような、呆れと、慈しみが入り混じった複雑な表情で僕を見た。

 

「今日のところは、許してあげます」

 

「そ、そうかい? それは、どうも……」

 

 正直、何が、なぜ許されたのか、その論理的な理由は僕にはよく分からなかった。だが、エリが機嫌を直してくれたという事実が今は何よりも嬉しかった。

 

 僕たちの夜はまだ始まったばかりだ。キッチンにはまだたくさんのソーセージが残っている。僕たちはきっと、この後も他愛のない会話を続けながら、人類の知恵が詰まったこの美味しい発明品をゆっくりと味わっていくのだろう。

 それこそが、僕たちの日常という名の、かけがえのない宝物なのだから。

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