元暗殺拳の使い手JKの米花町生活:更新停止 作:アクドニアデフジム
第十三話
さて、俺っちは喧嘩をふっかけて来た半グレ組織の連中を軽く潰して、何事もなく祖父の家へと帰ってぐっすりと寝て、翌日には機嫌良く帝丹高校に登校して、いつもと同じく普段通りに授業を受けてその日を過ごしたっす。
ちなみに休憩時間に毛利蘭と鈴木園子と工藤新一と何気ない日々の出来事などを談笑したっすけど、なんか工藤新一が今日の朝方のニュースで廃墟街で反社同士の抗争があったそうだと、興味なさげに話していたっす。
何で事件なのに、こんなに興味なさげなのかは、恐らくこの事件が反社同士の抗争と言う、謎もトリックも無い、ただの殺し合いで起きた事件だからだと、工藤新一の価値観を俺っちはそう推測しているっす。
何せ彼は謎と真実を追い求める推理バカである、色んな殺人事件に首を突っ込み解決する工藤新一でも、反社同士が殺し合ったと言う、犯人が分かりきったこの事件には、探偵が関わる案件ではないと判断しているって、ことなんすかねぇ。
俺っちは関わろうとする事件の境界線が存在すると言う、工藤新一の意外な一面知ったことで、今まで面倒くさいだけの奴から、中々に興味深い奴だと認識を改めた出来事だったっす。
とまぁそんなことがありつつも、半グレ組織を潰してから数週間ほどが経ち、ネットのニュースでしか、米花町の外れに位置する廃墟街で、暴力団と半グレ組織の抗争発生したことで、多大な死者が出たと言う事件が急激に忘れ去られていき。
今日は学校が休みなこともあって、俺っちは朝早くから下駄を履いて庭に出て、日課となっている自身の実力向上を目的とした鍛練を行なっているっす。
ちなみに庭は祖父が趣味で手入れしている場所なので、間違っても盆栽などを破壊したら間違いなく泣かれるので、俺っちは地面を砕かない程度の力加減を意識しつつ、色んな角度から八極拳の型慣らしを行なっているっす。
「よっと、せいやぁ、う〜んこれはこう打った方が良いすかね?もう少し練り上げれば、主力戦車を正面から破壊できる威力を出せる気がするっすけど」
と俺っちはそう独り言を呟きながら、どう工夫すれば以前よりも破壊力に優れた掌底打ちを繰り出せるかと、自身の姿勢や、腕の振り方、筋肉の使い方などを繰り返し確認するっす。
「おーい庭で鍛練をしている最中で悪いが、今日の朝飯の用意が出来たから、冷める前に早く食べるんじゃぞ」
「え?もうそんなに時間経ったんだ、じゃあ冷める前にさっさと朝飯を食べないとっすね」
とそんな感じで八極拳の鍛練を庭でしていると、朝飯の用意ができたから冷める前に早く食べるんじゃぞと、祖父が家の縁側から大声で、そう伝えてきたっす。
なので俺っちは、もうそんなに時間が経ってたのかと驚きつつ、慌てて玄関に入って、下駄を脱いて揃えってから、家に上がって洗面台へと行き、手洗いを口洗いを済ませてから、廊下を通って居間に入ると、ちゃぶ台の上に今日の朝飯が置かれていたっす。
祖父が用意した、今日の朝飯の献立はどんな感じなのかと言うとっすね、炊きたての白米とワカメの味噌汁に鮭の生姜焼きと、まぁ見事に祖父のお気に入りメニューの献立だったっす。
「えぇちょっと爺ちゃん、またワカメの味噌汁すかぁ、好物なのは分かるけど、流石にほぼ毎日は同じ味噌汁は嫌っす」
「そう言ってくれるな、ワカメの味噌汁は儂の大好物なんじゃ、1日一回は食わないと満足できんのじゃ」
と俺っちは、ほぼ毎日出ててくるワカメの味噌汁に文句を伝えるが、祖父は自身の好物だから1日一回食わないと満足できないと言われて、俺っちは何がそんなにいいのだろうかと不思議に思うっす。
そんな祖父との平和な談笑をして、賑やかに朝飯を食べ終えると、今日の食器洗い当番は俺っちだったので、食べ終わった食器を重ねまとめると。
一気に台所の洗面場へと運んで行き、俺っちは手際よく油汚れに効く洗剤を付けたスポンジで、汚れた食器を次々と洗っていくっす。
「あぁそう言えば、のおぉ切鈴よ、お主確か今日は出かけるとか言っておったが、一体どこに行くんじゃ?」
と祖父は今思い出したような様子で、今日出かけるようだが、一体どこに行くつもりなのかと、俺っちの出先についてどこか心配そうに尋ねてくるっす。
「あぁ今日の予定っすか、えぇ前に言ってた、同級生で仲の良い毛利蘭ちゃんから教えてもらって知った、ポアロって言う喫茶店に行ってくるつもりっす」
と俺っちは心配性な祖父に、今日出かけて行く先が、同級生の毛利蘭から教えられた、ポアロと言う喫茶店であることを正直に伝えるっす。
「うーんポアロ?あぁ確か小五郎坊の探偵事務所の下で営業しておる喫茶店の店名じゃな、中々に洒落た店だと噂で聞いているが、何じゃ切鈴もそう言う乙女らしい感性があったのじゃな」
「いや爺ちゃん、いくら俺っちでも、お洒落な喫茶店で優雅に過ごすぐらいの、女の子らしい感性はあるっすよ」
と祖父はポアロと聞き、少しだけ考えを巡らせた後、小五郎坊と言う毛利蘭の父親である毛利小五郎のニックネームらしきこと呟きながら、探偵事務所ある階の下にある一階で営む店の名前だと思い出し。
そして祖父は俺っちにそう言う乙女らしい感性があったことに、驚きの表情を浮かべて来たので、俺っちは不機嫌に少し頬を膨らませながら、俺っちにも乙女な感性ぐらいはあると文句を告げるっす。
まぁ確かに、普段から自主的に体と技を鍛え、珍しい武器などがウキウキと触って興奮したり、普段着が動き易さ重視でストリート系に偏っていたりと、世間一般的な女性の感性とは違うことは薄々自覚はしていたっすけど。
まさか、ちょっと話に聞いて興味持ったから、お洒落な喫茶店に行くってだけで、驚かれるだなんて、俺っちてそんなにガサツで男勝りな女だと思われていたんっすねぇ、もう少しお洒落について関心を持った方が、良いのかもしれないと心に刻んだっす。
まぁそんな愉快な会話がありつつも、朝飯で使った食器類を洗い終わった俺っちは、自室に入って鍵を閉めた後、朝早くに着ていた武道服を脱いで、外出用の服装に着替えるっす。
ちなみに今日着て行く衣服は、赤色のノースリーブとパーカーを着込み、黒色のデニムショートパンツを履いたっすけど、筋肉とお胸とお尻のせいで、服サイズがLLじゃないとキツイので、探すのに大変だったっすね。
そして腕の怪我痕を隠す為に、バンテージを巻いていて、足の怪我痕は白色のニーハイソックスを履いて隠した感じっす。
こうして俺っちは外出用の服装に着替え終えて、自室に置いてある大鏡で、自身の姿を改めて見てみたっすけど、顔と肩にある傷痕と、分厚い筋肉腕のせいで、まるでストリート系の格闘家キャラみたいな風貌だと思ったす。
改めて俺っちの服装の好みって、乙女的なファンシーな奴から遠く離れたアウトローが好みそうなストリート系のセンスだとしみじみと思うっすね、何だろう日本で言うなら裏路地で居そうなチンピラなファッションって感じっす。
まぁ服装を選ぶセンスがストリート系に偏っているのは、純粋に可愛いよりもカッコいいが好きなのもあるけど、やっぱり人生の九割を裏社会の暗殺者として生きて来たっすけど、こう普通の女の子らしい服装って言うのが、いまいち理解できてないっす。
やっぱ日本の学校に通う普通の女子高校生としては、今時のお洒落な流行りって言うのを理解した方が普通ぽい子っすよね、とりあえずこう言うことに詳しそうな知り合いに相談するのが良いんすかね。
とまぁこんな感じで、世間一般的な女の子らしいお洒落について色々と考えを巡らせつつも、ガサツでストリート系の好きの俺っちが、お洒落について考えても仕方ないと思ったので。
とりあえず今度、帝丹高校に登校した時に、今時のお洒落に詳しい鈴木園子に相談しようかと思いつつ、外出用の服装に着替えが終えたので、武骨なデザインのバックと財布を持って自室から出ると、玄関へと向かって行き。
そのままいつも履いている黒色のスニーカーを履いて、扉を開けて外に出ると、そのままポアロが営業しているところまで歩いて、向かって行くっす。
と言った感じで、ここまでです。
元暗殺者JKの視点から見た半グレ殺戮事件の後日と、祖父との日常的な会話の様子と、元暗殺者JKの服装センスなどについて書きました。
元暗殺者JKからすると工藤新一はどんな事件でも突っ込む気質だと思っていたので、興味なさげな様子に驚き関心を抱き掛けているところです。
実際に、黒ずくめの組織がらみの因縁で、動いていましたが、暴力団組織には積極的に行く突っかかっていきません、単縦に危険だからもあるでしょうが、単純に探偵が解くべき謎と推理が存在しないからと推測してます。
そして祖父とのやり取りについては、料理と家事は当番制でやっている感じです。
そして祖父と毛利小五郎には交流関係があります、主に麻雀ですね、うんそりゃあ米花町で住んでいるし、何かしらの趣味で、縁が繋がってますよ。
そしてポアロに行く云々で、元暗殺者JKに驚いていた祖父ですが、そりゃあ帰ってすることが鍛錬に次ぐ鍛練だし、休んでいる時も縁側でコーラ飲みながら煎餅を食っている様子を見てれば、お洒落な喫茶店に行く感性があったことに驚くでしょうよ。
そして元暗殺者JKの服装のセンスですが、武骨で可愛げのないストリート系の服装が好みです。理由は単縦に裏路地や治安が悪い地区にいても、目立たない格好だったし、人生の九割を血塗れな道を通って生きて来たの。
世間一般的で、普通の女の子がするような、綺麗で可愛い服とか全然わかりませんしん、まじで興味が持てないですが、今は普通の女子高生として過ごしているので、そう言う今時のお洒落なファッションついて知っておいた方が良いだろうと感じです。
いつか鈴木園子に相談して服のセンスが少し良くなるかもです、まぁ基準に動き易さや丈夫さがある時点で、無理だとは思いますが。